形鋼の取付けを実施。実は、取付けにあたって2つの課題があってず~っと気になっていた作業です。
まず1つは、クレーンが使えない場所に長さ3m・重さ100kgの形鋼を上手く搬入出来るか?取付け場所の周囲は足場で囲われていて、取付けスペースが非常に狭い場所も...。
そしてもう1つは、形鋼に開けてある穴にPC鋼棒(φ32 長さ約2.8m)を差し込むのですが、差し込む穴の芯に主筋(D32)が立ち上がっている事です。それも、ほぼ全部の穴に。
現場到着後、荷降ろしを行なって、順次形鋼を搬入。クレーンでの吊り込みが出来ないので人海戦術で。6人体制で作業を実施。寝かした状態で形鋼を足場の間に滑り込ませ、立てた状態でせり込みながら取付け位置へ。
PC鋼棒の差し込みに干渉する主筋はレバーで引っ張っておきます。場所によってはPC鋼棒にワイヤーを掛けてレバーで形鋼の穴に呼び込んでおいて、反対側からカケヤでPC鋼棒を叩いて形鋼の穴に差し込みます。座板のサイズは160×160×厚32(!)、ナットもデカい!
やれば何とかなるものです。あれほど干渉していた主筋をかわして、全ての穴に計30本の鋼棒を差し込んで形鋼を取り付ける事が出来ました。
無事、取り付け完了。やれやれ、肩の荷が下りてホッとしました。
PS.日中の最高気温は13℃。
極寒だった先日と同じ場所とは思えない程の陽気でした。