朝、グラップルの現場溶接について問い合わせ。スマホの写真で状態を見ると、ツメの付け根付近で破断してズレ違っている状態。こうなると、人力ではちょっと動かせそうにもないので現場にあるユンボで引っ張てもらって何とか元の位置まで戻してもらえれば、ウチでも対応出来そうな感じです。
1時間後、軽トラに載せられてグラップルが到着。ズレ違っていた部分はキッチリと元の位置に戻っていました。
↑〇印が破断していた箇所。
グラップルのツメを広げた方が作業し易いのですが、この状態では人力で開く事が出来ません。しかし、開先取りはガウジングでしっかりやっておきたかったので作業場まで運んでもらいました。出来る範囲で、ガウジングで処理してから溶接します。
右上の矢印部が破断していた箇所。他の3ヶ所にも亀裂があったので、ガウジングで亀裂部分を掘ってあります。
作業場にてツメを閉じた状態で溶接出来る範囲は全て溶接したので、今度はグラップルを現場に持込み。
グラップルをバックホーに取り付けてもらって、ツメを開いた状態で溶接出来なかった部分の溶接を現場にて実施。
亀裂が生じていた4ヶ所の溶接を済ませた後、補強としてΦ13の丸鋼を溶接。ツメ(最先端の平たい部分)にも鉄板を貼り付けて補強して欲しいとの依頼も有りましたが、ツメそのものには亀裂などは無い状態で無暗に溶接で熱を加えて強度が落ちるのも如何なものかと思うので、亀裂が生じた時にでもという事で今回は見送ってもらう様に伝えておきました。