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第16節

2008-07-16 23:20:57 | Sports:football(J)
 G大阪と川崎.遠藤のいない時期に川崎と対戦.さすがに苦戦すると思ったが試合は想像以上にG大阪ペースだった.G大阪は3バックの構造的欠陥をついて両サイドを押し込む.そして主導権を奪い個人技で勝負.この日は二川の2本の素晴らしいパスに,ルーカス,バレーの決定力が生きた.

 ただG大阪もいいことばかりではない.安田は以前より運動量が落ちてきており,特に後半の戻りの遅さが気になる.またクロスの質も悪く決定的場面を作れない.ドリブル突破も相手にマークされなかなか突破は厳しい状態.そして逆サイドの加地は上がる機会がかなり少なく殆どDFと化している.
 とは言え彼らはまだマシ.最も問題なのは播戸の代わりに出ている山崎.バレー,ルーカスからの信頼を勝ち得ておらず連携どころかパスさえ回ってこない.たまにボールが来てもチャンスに繋がらない.今の状態なら平井の可能性に賭けるか,佐々木をMFに入れてルーカスをFWにするかしてもいいのでは?

 対する川崎は我那覇が入って怖さがなくなった.確かにいいプレーは多いが,チョンのような前への圧力が感じられない.DFにとってどちらが怖いかというとチョンだろう.我那覇ならばミスしなければ何とかなりそうだがチョンの場合いくら良いポジションでもぶっちぎられそうという怖さがある.それが90分あるのと無いのでは大きな違いだ.我那覇にもそういった怖さを見せて欲しい.別にチョンが好きなわけでもない.


 次に大分と浦和.こちらも4バック対3バック.大分もサイドのスペースを使い主導権を握る.そしてサイドに振ってマークのズレを作りゴール.DFのミスといえばミス.余りにもあっけない得点だった.その後は大分は引いてスペースを潰す.カウンターサッカーの浦和にこれは致命的だ.セットプレー以外何も可能性が見出せない.ポンテがいればまだ違ったのだろうが.
 またFC東京戦とは異なり田中にもきっちりマークが付いていたので特に守備は混乱させられず.そもそも浦和は3バックに守備的MFの鈴木,そしてCB出身の田中マルクス.5人も守備よりの選手を配置すれば攻撃が停滞するのは目に見えていた.前に出てこない相手には田中マルクスは機能しない.彼は動きながらのボール捌きに(普通のMFに比べると)難があるので,彼を経由すると攻撃も遅くなる.そろそろ潮時だと思うのだが.どうせならFWにした方がいいと思う.結局2-0で大分の「圧勝」と言っていい試合だった.


 これら2試合を見て思ったのは,「もう日本でも3バックは無理」ということ.浦和くらい選手を集めても勝てなくなりつつあるし,川崎ほど連携が取れていても勝ちきれない.下位チームが守りきるための陣形になるんだろう.


 最後に清水と神戸.試合は殆どが清水ペース.しかし点が取れない.理由は簡単でチョがいなくなったから.西澤,岡崎も悪くは無いがスペシャルではない.連携も良くない.1人で崩せる力も無い.ゴール前にボールを運んでははじき返される.結局アタッキングサードでのアイデアが最後まで見当たらなかった.
 神戸は正直不甲斐ない内容.いつものようにプレスは効かないし攻撃に連動も無い.清水の守備が良かったのもあるが神戸の運動量も不足していたように思う.夏に厳しい神戸のサッカー.上を目指すならもう1つオプションが必要になってくるんじゃないだろうか?


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