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第15節

2008-07-11 19:15:40 | Sports:football(J)
 浦和とF東京.この前も酷い試合をしていた浦和だが,この日は田中の復帰でどうなるか?というのが注目だった.そして試合はその田中により動かされた.元々細かいパスをつないで連携で相手を崩すチームではなく,一気に前に出してそこの2,3人で相手を崩すチーム.前に田中が入ったことで前の動きができて長いパスが通るようになりマシな方の浦和になった.
 対するFC東京はその田中を序盤は全くマークしきれず.見ていて「何やってんの?」と思うような守備.そのくらい田中の動きが良かったのだろうか?そしてあっという間に失点した.

 その後はFC東京のMovingは全く冴えず.動きらしい動きは全く見ることが出来なかった.それは浦和がスペースを殺して守りに入ったからだ.7人の選手がピンボールを跳ね返す板になった浦和を崩すだけの個々の能力は東京からは感じられなかった.この日は田中マルクスが全く走れていなかったにも関わらずそこを攻め切れなかったのは東京の力量不足といえるだろう.
 そして2点めは何というか.まぁあれを決める永井の度胸は素晴らしいが,それしか無い浦和の攻撃と,それしかないのにとられるFC東京.複雑な感情だった.


 次に柏とG大阪.こちらは熱い試合.前半はG大阪,後半は柏.自分の時間帯に点の取れなかったG大阪の負けというところ.というかこの日は菅野の勝利.明らかに優れた素早い反応で多くのピンチを防いでいた.あれだけGKが当たると本当に良いシュート以外ははじかれる.そこに遠藤を欠いてテンポチェンジが出来ず単調な攻めのG大阪.特にここ数戦は遠藤の調子が上がってきていただけに彼の不在は痛かった.
 柏はフランサが先発に戻りチームに軸が出来,再び自信を取り戻したように見えた.そこに菅野というもう一つの軸ができたのでチームとしての安定度はかなり高まった.正直個々の選手の技量はG大阪より劣っていたが,G大阪の控え連中よりは上だった.逆にG大阪は山崎の不調(というか点が取れないこと)と途中投入の倉田の出来の悪さが問題だった.これを期にもっと若手連中を起用したほうがチームのためだとは思うが.まぁ2年前からここで書いているから西野がいる限り無理なんだろう.平井は特に面白そうな選手なんだが.



 最後に神戸と大宮.序盤から神戸らしい連動した守備からの攻撃を連発し,レアンドロの見事なミドルで先制した.神戸はあの守備が出来るときはG大阪でも圧倒できるくらいの力はある.あとは中盤にもう1人ゲームを作れる選手が欲しいところか?この日調子の良かった金でもあれ以上の攻撃は期待できない.ボッティは結構前へ前へと行く.そこにテンポチェンジできる選手が入れば神戸はもっと強くなるように思う.
 先制後も神戸の時間.この日の大宮は何が悪いのか?という感じで何も出来ず.終始神戸のプレスに対応し切れなかった感じだった.もっと楽しめると思っていたのでこの日の大宮のできは残念だった.