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第11節 熊本戦

2014-05-17 22:41:43 | ファジアーノ岡山
 連勝で迎えた熊本戦。遠いアウェイ2連戦をどういう布陣で戦うか?が注目だった。

      久保
    林   石原
染矢 島田 上田 久木田
  田所 後藤 鎌田
      中林

 この日は2戦前と同じ布陣。影山がここまでターンオーバーをはっきり使ったのは初めてだろう。相手はファジアーノより上にいる。正直今季は低迷すると思っていたので意外だった。篠原もレギュラーで頑張っている。言っては悪いが彼がレギュラー定着出来るくらいのチームなのに(とは言え今彼が岡山にいたらどれだけ助かったか)。まあ選手を成長させるにはリスクは仕方ない。たくさん経験を積んで欲しい。

 試合はいきなり中林の意味不明なコートチェンジから始まった。失点しなかったから良かったものの、アウェイでわざわざ不利なコートを選ぶなんて信じられない。

 熊本はこれまでの印象とちょっと異なり、かなり運動量が多く切り替えの速いチームとなっていた。今のJリーグはこういう戦い方は結構効果的だ。DFラインも彼らの寄せに中々自由にプレーさせてもらえず、簡単に前へ蹴りだす回数が増えてしまった。また相手は結構ロングボールを使ってくるため、高さの無い岡山のDFラインはどうしても下げられてしまった。
 このように前節と全く対戦相手の戦い方が違うとは言え、攻撃面に関してはちょっと物足りない印象だった。久保は高さと強さはあるが雑さが目立ち、石原は相変わらず雑。林はプレーが大きく相手に隙を見せすぎる。このように前に起点が中々できない試合は大体苦戦するのだが、それに加えて両サイドも良くなければシュートが中々撃てないのも仕方ない。特に染矢は攻守ともに酷かった。相手はろくに抜けないし、クロスはフリーでも全くあわせられない。守備のポジショニングは論外。この状態でどこから攻撃するというのか?という状況だった。特にクロスが中に合わなさ過ぎるのは中の選手のポジショニングも酷いのだろう。

 札幌戦を酷くしたようなこの試合。多分この攻撃陣の組み合わせが良くないのだろう。両サイドがもう少し押し込めればもう少し優位に立てるだろう(開幕のころはその両サイドが鎌田と田所だったのだから、これより酷かったのも仕方ない)が、この連戦を考えると仕方ない。気づけばどっちが主力チームだったのか?という状態になってしまっていた。

 後半はオープンになった分、少しチャンスが出たように見えた。けれど殆ど前でボールを持てない状態は変わらないままだった。DFラインは低くなり選手の距離は広がるばかり。いくら清水が入っても周りと合わないし使えない状態では何も変わらなかった。せめて最後の交代で久木田でなく染矢を変えていればもう少しチャンスを作れたかもしれない。そのくらいこの日の染矢は酷かった。ただ3バックは高さの無い中で要所を押さえていたのは救いだった。正直なところ今のDFでどうしてここまで失点を少なくできているのか不思議だ。間延びしてスペースも与えているし、WBは簡単に抜かれて数的不利を作られているし・・・。

 という0-0の試合。駄目なほうのセットでアウェイで勝ち点1をとったのは合格だろう。3連勝なんて贅沢は現状で期待するほうが悪い。とにかくこの連戦を何とかしのいで欲しい。それでは勝手に採点。

久保(4.5)チャンス出来ず
林(4.0)惜しいプレーも無かった。もう十分チャンスはあった
石原(5.5)最後の精度はアシストしても何も変わらず
染矢(2.0)違う染矢という選手なのでは?素直に野田を取っておけば
上田(6.0)軽率なプレーもあったが十分
島田(5.5)ゲームメイクが課題
久木田(4.5)縦はダメだしクロスも通らず
田所(5.5)かなりヤバイビルドアップだった
後藤(5.5)落ち着きなく、気合いだけ
鎌田(5.5)もう少し期待したい
中林(5.0)キャプテンはもうしないで欲しい

清水(5.0)機能しなかった
妹尾(5.5)時間が足りなかった
片山(4.5)もう少し回りとあわせて欲しい

影山(5.0)
 このセットが間違いとわかってくれたのではないだろうか?どうして開幕時点で上手くいかなかったか?その答えがこの日にあったように思う。上田がいても駄目なものは駄目。自分の見る目の無さを理解して欲しい。


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