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第20節 京都戦

2014-07-07 11:06:51 | ファジアーノ岡山
 負けなしが続く中小雨の京都戦。唯一の関西アウェイだったので現地観戦。多分2年ほど前にも西京極に来たが、そのときと比べて岡山サポーターの数は倍増していた。少し人気が気になっていたので、アウェイまでくるサポーターがここまで増えているのには安心した。

       清水
    石原   片山
三村 上田   千明 田中
 田所   後藤  久木田
       中林

 メンバーは現状のベスト。安定してきたCBも、特に大黒のような相手にはもともとのレギュラーよりは向いているだろう。

 試合は京都が少し上回る感じで進む。同じようにボールを大事にするスタイルなので、技術が上の京都がペースを握るのは仕方ない部分だった。その流れの中失点…、と思ったら際どいオフサイドで難を逃れた。ファジアーノはサイドも上手く使えず中々ボールを運べない状態が続いた。そんなあまり良くない展開だったが、相手の右SBに穴があった。京都のSHが高い位置の田所まで当たりに来たため、SBが三村の対応が必要になった。しかしSB経験の浅い駒井はそのカバーリング対応を誤り田所が完全にフリーになり、クロスか?と言う場面でシュートしてゴール。苦戦している中で非常に意味のある先制となった。

 しかしその後も大黒を中心とした攻撃力を発揮した京都ペースだった。ただ京都の右SHのレベルが低くて助かった、という試合だった。また監督が交代したばかりでチーム戦術も曖昧で、いわば出たとこ勝負みたいな攻撃だったところに助けられた。もう少し組織的なら圧倒されていたかもしれない。そういう意味で「この日は取られても1点かな?」という気持ちで見ていられた。ただそれが現実になってしまったが。

 後半は完全に岡山がペースを握った。どんどん足が止まっていくのにラインだけは高い京都。裏がスカスカでフォローもできない。久保が入ると更に岡山は前でボールを持てるようになったので、あとは決めるだけ、という状況だった。ただそれができないメンバーでもあった。特に久保は受けてからのパス、ゴール前の落ち着きが大きく不足している。あとから入った押谷もゴールは遠かった。もう少しシュートの上手い選手が補強できれば昇格も夢では無くなるのだが。
 試合終盤は、京都に岡山の左サイドを徹底して狙われた。三村の後ろに田所がいるというのは絶妙な配置なんだろう。ただ三村はもう少し体力が欲しいところだ。

 という1-1の試合。十分に勝てた試合だったが、まあ自力のある相手なので仕方が無い。チケット貰えるラッキーもあったので個人的にも諦めがついた。ただ上に行くには「負けなし」でなく「勝ちきる」ことが必要だ。チームも十分わかっているだろう。何とか最後のところを高めたいものだ。と言うわけで勝手に採点。

清水(5.5)チャンスが少なかった
石原(5.0)相変わらずシュートが下手
片山(5.0)少し動きが鈍かった
三村(5.5)終盤に守備で穴になった
千明(5.0)守備が良く無く、パスも遅れ気味
上田(5.5)警戒されて見せ場なし
田中(6.0)見せ場は作れたが
田所(6.5)MOM。得点に守備に活躍
後藤(6.0)大黒をよく抑えた
久木田(6.5)固い守備に、攻撃の起点に
椎名(6.0)あれをラッキーでも止められたら、立場は変わっただろう

久保(5.0)西野の方が良かった
押谷(4.5)現状なら先発は無理
染矢(5.0)WBよりシャドーのほうがマシだったが

影山(5.5)
 試合終盤は左サイドの穴埋めをしてペースを握りなおしたほうが良かったと思う