たろの日記ページ,gooブログ版

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商業による領地拡大

2010-02-13 19:58:47 | 経済
一昨日NHKでランドラッシュ~世界農地争奪戦~というNHKスペシャルをやってました。イレギュラーなNHKスペシャルなので録画はしてませんでした。冒頭だけ見てお風呂に入ったので,あまり語る資格は無いのですが,少し思ったことを。

要はある国が農地を確保するために,外国の農地を買収してるという話。買うのはアメリカとか韓国とか中国とか。変われるのはウクライナとかアフリカとかそんな話でした。韓国は自国の農地より大きい土地を海外にもってるみたいな話じゃなかったかな。日本人もいました。

国が後押しをしてる場合もあるようですが,主に動いているのは役人ではなく企業とか経営者とか。

ちょっと不思議に思ったのが,昔だと自国の農地が足りなくて,国民の食糧がまかなえなくなると戦争をして他国を侵略していたのだと思います。今は侵略戦争とか出来なくなった。だから外国の土地をお金で買ったり借りたりする。昔はそれがなぜ出来なかったかというと,そんなお金がなかった。お金を渡しても相手が貨幣経済を理解していなくて売ってくれなかったりした。あとその土地の地主から買っても,国自体がそれを認めなかったり,契約を反故にされたりしたから。お金では買えないから戦力で買ったという感じだったのでしょうか?。

なぜ今はそうじゃないか?というあたりがよくわかりませんでした。例えば日本人が外国の土地を買ってもそこは日本になるわけではなくて,外国のまま。たぶん税金もその国に納めるしもしかしたら農民も現地の人を雇わなければいけないかもしれません。そうすると外国の土地を買ったというより,そこに移民したようにも見えます。それでも自国のためにそれがなるのは,やっぱり自由貿易がある程度見込めるからでしょう。収穫した作物をちゃんと海外に持ち出せるとか,税金が異常に高かったりしないとか。でもそれってちゃんと保証されてるわけじゃないですよね。でも保証されてるように見えるのは,たぶんそういう無茶をその国がすると,結局は経済封鎖とか戦力で圧力をかけられる国が,その国の土地を買いあさってるってことは無いでしょうか?。

そういえば自由を世界に広げるとか言いつつ,言うことを聞かないと戦力で圧力をかける国がありましたねぇ:-p。それって相手の自由を認めてるっことなるんでしょうか。

結局のところ相手にきちんと対価を払ってるから一方的な搾取ではないと言うことなのでしょうが,本当に対等な契約なのか?という気はします。そういえば,戦前だって,海外に移民として入植した後,そこに移民を保護するという名目で軍隊を送り込んだりしていたんだよなぁ。

そういう事を少し思い出しました。
コメント
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