もうすぐ８月１６日。
京都では、その日に大文字の送り火をし、亡くなった人の魂を弔います。
今年の大文字では、 ３月震災があった岩手県陸前高田市の「高田松原」の松で作った薪に
犠牲者の方の名前やメッセージを書き、燃やす計画があったとか。。
京都市民なのにそんな計画も知りませんでしたが。。
それ以上に驚いて、そして、がっかりしたのは、その計画が取りやめになったこと。
その計画を知った人から４０件ほど、放射線による汚染を懸念する声が寄せられ
大文字保存会は、高田松原の松で作った薪を燃やす計画を断念したというのです。
薪の放射線検査では、放射性セシウムの検出もなかったというのに。。
大文字保存会は大文字山ふもとの４５軒が会員で、ボランティアで、木の確保や点火作業を
されています。それだけでも、毎年大変なことなのに、
こんな大きな決定を、大文字保存会だけに任せるのでなく、
京都市がもっと関与して、前向きに検討できるよう働きかけるべきだったと思います。
計画が断念され、それを知った市民から１０００通を超える抗議のメールを受け取った
京都市は、そこで初めて事の大きさに気づいて、
京都市長が、被災地の方や、京都市民に陳謝したのでした。
私も主人も、このニュースをテレビで聞いて、
京都市民の一人として、悲しくて辛い気持ちになりました。
こんな大きな震災があった年、震災の影響がほとんどない京都、
それだけに、せめて震災で犠牲になられた方々の魂が
少しでも安らかにあの世へと戻れるように、大文字の送り火で魂を送ってあげたかった。
日本中各地で、震災地の為に何かできることはないかと考え、
その絆を広げていこうとしている時に、
なんとも心ない決定で、残念としか言いようがありません。
その後、京都市の働きかけで、陸前高田市から別の薪を５００本取り寄せ、
京都市内で皆に、鎮魂や復興への思いを込めた言葉を書いてもらって、
送り火で燃やされることになったらしいのですが、
「会いたい、会いたい」
「姉ちゃんの料理が食べたいよ。」
など、犠牲になられた方へのメッセージが書かれた薪は、
京都で受け入れられなくなった為、
すでに陸前高田で迎え火として燃やされてしまったとのこと。。
高田松原の被災地の方、犠牲者の方、
被災に遭われて傷ついた心に、またもや悲しい思いをさせてしまってごめんなさい。
一人の京都市民として、そんな気持ちでいっぱいです。
１６日の大文字の日には、
犠牲者の方の名前やメッセージを写真撮影したものを、
別の護摩木に書き写し、その護摩木も燃やされるという事ですので、
（そんなことをする位なら、ちゃんとその物を燃やして欲しかったですが。。）
その燃える火を見ながら犠牲者の方のご冥福を、静かに祈りたいと思っています。
アクセス
ランキング
ご主人様も京都の方とのこと、ご主人様もきっと辛くて悔しい思いをされていると思います。
汚染が怖いというメールや電話が、保存会や市に入ったという事は事実のようです。
でも、それを京都市民全体の意思だとは受け止めないで下さいね。
大多数の市民は、この決定に寂しい思いをしています。
どうして中止なのという思いは、被災地の方と同じで、抗議のメールや電話も殺到したのです。
と言っても、もう燃やされてしまった薪は返ってきませんね。
せめて、１６日は、護摩木に写されたメッセージが
犠牲者の方々に届くように祈っています。
コメントありがとうございました。
どうか京都の大文字を嫌いにならないで下さいね。
計画があった段階でこんなすばらしいことはないと喜んでいました。
すると突然ニュースで市長が謝ってる？？
市と保存会の間でうまく連絡が取れていなかったようですが
今更復活してもそれこそ後の祭りです。
京都人全体が冷たいんやね。そう思われても仕方ありません。
京都人の変に曲がったプライドがそうさせてしまったんでしょうか？
我々一般市民も 批判ばかりしないで よく考えないといけませんね。
再度皆さんのメールなどで京都市長も受け取りの写真・・テレビで見ましたが・・
届いた松も津波で汚染されていたと言うことでしょうか？
それともその後の雨風により汚染した？
福島・宮城・岩手かなり距離的に離れているのに？？
急遽集めたから、岩手だけではなく他県の樹がまじったのかしら？
送り火では使わないそうですね。
如何するんだろう・・後処理も・・？？だらけのコメントでごめんなさい。
それぞれ、被災地で犠牲になられた方の魂の冥福を祈りたいという気持ちは持っておられたのに、残念です。
新たに陸前高田市から薪を送ってもらい、
それを１６日には燃やすことになったそうですね。
以前の分は、写真に全部撮られていたので
今、それを１０００本の護摩木に書き写しておられるそうです。
初めはそんなことしても。。と思っていましたが、
今できるせいいっぱいの事を、保存会の方や市がしようとされているようで、
今は、きっと１６日の日には犠牲になられた方へのメッセージが届くと思っています。
私も１６日は、犠牲になられた方の為、祈りたいと思っています。
でも、心ない人からのメールが、保存会や市に届いたようです。
それで、一旦、この計画は中止になったそうです。
でも、新たに陸前高田市から薪を送ってもらい、
それを１６日には燃やすことになったそうです。
以前の薪の分は、写真に全部撮られていたので
今、それを１０００本の護摩木に書き写しておられるそうです。
送り火では、新たに届いた薪も、１０００本のメッセージの書かれた護摩木も燃やされますと聞きました。
１６日の日には犠牲になられた方へのメッセージが、きっと届くと思っています。
検出され、再び、取りよせた５００本の被災マツの送り火が
断念されることになったと知りました。
せっかく、新たに送って頂いたのに。。。本当に、本当に残念です。
でも、１０００本のメッセージを書いた護摩木は、燃やされるだろうし。。
あとは、１６日の送り火の日、心こめて見つめ、心こめて祈りたいと思います。
3月11日以降、被災された方はもちろん、日本中がつらい思いをしていますね・・・。
皆が陸前高田をはじめ、東北、北関東の一日も早い復興を願う気持は同じはずなのに、大事なことが置き去りになっているのが現状です。いったいこの国はどうなってしまうのでしょうか？
原発事故後の報道でも分かるように、
悲しいことにマスメディアは真実を語ってくれません。
TV・新聞などのマスメディアによって京都を悪者にするかのような偏向報道がなされていますが、今回の五山送り火騒動は、原発事故の都合の悪い部分から目をそらすように意図的に行われているようにも思えてしまいます。
今回の五山送り火の何に問題があったのか、被災地を救うにはどうすればよいのか。
もしよろしければ、ぜひ下記のリンク先をご覧になってください。
http://www14.atwiki.jp/kyoto-henkouhoudou/
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo
一日も早く、日本に穏やかな日常が戻ってほしいです。
上のリンク先は、今回の五山送り火騒動についてとても丁寧にまとめられています。
下のリンク先は、東京大学・児玉教授の答弁の動画（YOUTUBE）です。
世界中の学者からも信望の厚く、冷静で穏やかな児玉教授が思わず感情的になるシーンは胸が苦しくなりました。
どちらも、新聞やテレビなどでも報道されていない内容だと思います。
リンク先見せて頂きました。
私も、初めの計画から知っていたのでなく、中止になった地点からのマスコミの報道で、
この計画を知りました。
放射能に関しては、私達のような年齢の者は、
そんなに気にならなくても、小さい子供さんや赤ちゃんを持たれる方は、わずかな量の放射能でも気になると思いますね。。。
薪に書かれていたメッセージや名前を、１０００本の護摩木に写す作業は、本当に大変だと思います。
でも、犠牲になられた方達の御冥福を祈って
保存会のメンバーの方が、一生懸命に護摩木に１本１本書かれているわけで、そんな優しさや大変さもマスコミは、もっと取り上げてほしいなと思います。
うまくいかなかった事をバッシングするだけでなく、
そこから、何かが生まれるようなそんな報道をして欲しいです。