森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

楽しい季節

2021-04-21 | 日記


 今日は、つきぬけるような青空がひろがる、清々しい一日でした。
 
 すぐ近くでは、水芭蕉が順調に育っています。
 次々と新顔がでてきて、湿地の隙間を埋めるようにぎっしりと群れてきました。
 横津岳の雪も、上の方にわずかに残すだけとなり、麓の牧場の薄緑が観られま
 す。
 北国の春も本番です。



 分厚く重なった枯れ葉をつき破って、ひょっこり一輪だけカタクリがでてきま
 した。
 力強いけど、なんとも繊細でかわいらしい花です。
 地下の根っこがカタクリ粉になるとは、想像しにくいですね。
 


 コブシが今を盛りと咲き誇っていました。
 毎年、雪が解けて木々の芽吹きが始まる前に、いきなりパッと白い大きな花を
 つけるから「もうじき新緑がくるよ~」と知らせてくれているようです。
 
 この辺りのコブシはキタコブシで、花の蕾の先が北を指します。
 その昔、道に迷った人が、これを見て助かったという言い伝えがある、ありが
 たい花です。

 昨日は函館の五稜郭公園で、ソメイヨシノの開花宣言がありましたから、この
 森のヤマザクラもまもなく開花するでしょう。
 いよいよ楽しい季節がやってきました。