オオハクチョウがグループごとに飛び立っていくから、湖を見るたびに数が
減っています。
今まで小さくなっていたアオサギやダイサギが、岸辺をゆうゆうと歩き回るよ
うになりました。
ただ、サギ類は集団で行動しないらしく、いつでも一羽なので目立ちません。
ハクチョウと違って、長いクチバシを持っているから、水中の小魚を狙います。
少し前までこの辺りには、水辺の宝石といわれたカワセミやアカショウビンも
いたのですが、ネットで拡散して、全国から大砲のような大きなカメラを持った
人々が集まってきて大騒ぎになり、いつしか姿を見せなくなってしまいました。
もう戻ってこないのでしょうか。
カラスは営巣しているのか、とにかく活発です。
真っ黒いだけだから、あまりよく見たことがなかったのですが、やはり利口な
お顔ですね。
街ではノラ猫とともに、ゴミ袋をあさる嫌われ者ですが、ここではゆったりと
暮らしています。
また、街のカラスは森のカラスより体が大きいです。
やはり栄養状態がいいのでしょうね。
コンチャンが草むらから道端へでてきて、ボーとしていました。
人と同じく、桜が咲くまではエンジンがかからないのかな。
それとも、雪がなくなって、食べ物も見つけられるようになったから安心した
のかな。
まだ虫たちの動きは静かです。
人も生きものも、ひねもすのたりのたりです。