森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

食べる

2016-02-11 | 日記


 冬は木の葉がないから、鳥を見つけるには大変都合のよい季節です。
 この鳥は「コゲラ」、この森のキツツキの中では一番小さく、スズメ程の大きさ
しかありません。体は小さいのですが、一日中大きな音をたてて木を突っついては
虫を探しています。そのひたむきな姿を見ると、応援したくなります。



 こちらは「ダイサギ」、サギの仲間では最大級です。一メートルぐらいはあるで
しょうか。警戒心が非常に強く、人が見つける前に向こうが気が付いて逃げてしま
うから、めったに見ることはありません。大きいから動きはゆったりしていて、湖
の凍らない部分を探しては、岸辺でじっと魚の来るのを待ちます。この根気の良さ
は見習わなくっちゃ。

 静寂な風景の奥で、さまざまなドラマが展開されています。
 今は生きものたちにとって、生き残りをかけた厳しい試練の時、その
懸命さが伝わってきます。
 
 この辺りには実に多くの種類の鳥たちが暮らしています。また渡ってもきます。
つまり、それだけ彼らの食べ物が豊富ということの証です。これができるだけ長く
続きますようにと願うばかりです。
                              動(yurugi)