森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

キャンプ

2015-08-18 | 日記




子供達の夏休みも終わりに近付いた先週末に、キャンプ場の前を通りました。この
森からは三キロ程離れた所にあります。
 昔から、内地の若者がバイクで北海道一周するときに、一泊する場所として知ら
れていました。ですから、大自然の中に小さな一人用のテントが点在して、「ああ
がんばっているのだなぁ、一生の想い出になるように、良い旅を!」と応援しなが
ら通ったものです。
 ところがなんと、まるで様変わりしていたのです。僅かな間隔で大型テントがひ
ひめき、足の踏み場もないほどです。まるでどこかの難民キャンプでした。駐車場
は大型キャンピングカーや高級車で溢れ、道端に無秩序に停めてあります。そして
もっと驚いたのは、ほとんどが中高年、というより高齢者なのです。僅か数年前に
は考えられない光景でした。
 
 広い広い北海道でなぜこんなことが? そしてあの若者たちはどこへ行ったので
しょう?

 

 どうやら自然を愛する年配者の、アウトドアーブームがやってきたようです。嬉
しいことです。なにしろ健全ですから。
 森の中でボンヤリ暮らしていると、世の流れに疎くなって、現場に遭遇して初めて
ハッ!と気付くことが多々あります。

 巷は、豊かな良い方向へ行っているのですね。


                               動(yurugi)