昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

③ハウステンボスの風変わりな風車

2006年12月31日 | 九州の旅
上の写真は、オランダで最も古い(1280年)タイプの「スタンデルト風車」だそうです。
小さな三角屋根の小屋の上に背高ノッポの小屋が乗っかっています。
垂直の太い柱を軸に建てられており、上の小屋と羽が風の吹く方向に向きます。
下の写真は、おなじみの「ボルダー風車」です。
風車の起源は、水車と同様に紀元前にさかのぼり、最初は製粉用だったと言われています。
オランダは、国土の四分の一が海抜ゼロメートル以下の干拓でできた土地で、その時活躍したのが風車でした。入り江に堤防を築き、風車で排水をする方法が採られ、その後も継続的な排水で利用されていたようです。
風車の回転は、時計と反対だそうですが、羽根を止めた位置をメッセージに利用しているようです。十字に止めると小休止、×に止めると休業、頂点の少し手前は祝福、頂点を少し過ぎたら哀悼だそうです。
かってはオランダに1万基近くあったそうですが、いまでは900基程度に激減している点は日本の水車と同じようですね。
日本人は、勤勉と言われていますが、オランダの人も非常に勤勉ですね。


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