昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
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しまなみ海道 因島「白滝山」から見た絶景

2010年01月13日 | 山陽地方の旅
1月2日、尾道市因島外浦町の「本因坊秀策記念館」の見学を終え、信仰と、絶景の山「白滝山」に行きました。



「白滝山」から北東方向に見えた「因島大橋」です。

少し寒いよく晴れた日で、白滝山頂上に近い観音堂の横から見えた絶景です。

「因島」は、尾道から「しまなみ海道」を南下、「向島」の次にある二番目の島です。



因島の北部の地図で、「白滝山」は、因島北インターの北に位置します。

車では、「白滝山」西の麓にある「因島フラワーセンター」(花のマーク)付近から登る道があります。

因島の北西には「細島」「小細島」が見えます。

地図で見ると細くないこの「細島」の名は、なぜ付いているのでしょうか?



標高227mの「白滝山」の南西方向からの景色です。

「白滝山」の頂上付近は、巨岩がむき出しになっているようです。

因島北インターから西方向に走った「有浜」付近から撮りました。



駐車場にあった案内板です。

今回は、駐車場から観音堂前の展望台までの風景を紹介します。

■案内図の向かって右下にある説明文です。
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白滝山頂案内図
標高227mの白滝山は、1569年に村上吉充(因島村上氏第6代当主)が観音堂を建立したと伝えられ、その後、柏原伝六とその弟子たちによって、五百羅漢の石仏が作られました。
羅漢像や釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、伝六夫婦像などさまざまな姿態や表情の大小約700石仏が自然に溶け込んで、独特の雰囲気を醸し出しています。
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山頂に近い「白滝山」の駐車場です。

向って右の奥に「因島大橋」の見える展望所があります。

左奥に「平山郁夫画伯」「しまなみ海道五十三次スケッチポイント」と書かれ、北西方向に見える「細島」「小細島」辺りのスケッチ画のある案内板がありました。



駐車場から急な坂道を登って行くと、なだらかな尾根の道になります。

向こうの山の上に観音堂の建物が見えてきました。

このすぐ先で観音堂への道が二手に分かれ、直進すると表参道で、山門を通る道です。

参道を左折すると裏参道で、巨岩の上に置かれた石仏を見ながら観音堂の裏を通り、境内に至る道です。



巨岩に彫られた「慈母観音像」の文字と、その上に観音像が彫られています。

周囲には巨岩が続き、信仰の山の雰囲気が漂ってきます。



「慈母観音像」を過ぎて少し歩き、上を仰ぐと絶壁に建てられた観音堂前の展望台がありました。

展望台の右手は、山門です。



観音堂の山門に近づいた最後の急な石段の道です。

私たちは、車で山頂近くまで登って来ましたが、麓のフラワーパークから長い坂道を登って来た人もいました。



小さな山門をくぐると左手に観音堂前の展望台があります。

風が少し強く、肌寒かったものの、雄大な景色に満足でした。



展望台から西方向の景色です。

眼下の正面に見えるのは重井東港で、海に突き出た山は「馬神山」のようです。

右手に浮ぶ島は最初の地図にある「小細島」です。



展望台から北西方向の景色で、「細島」「小細島」が見えます。

最初、地図で見た「細島」の形から想像出来ませんでしたが、ここから見るとずいぶん細長く見え、「細島」の名が納得です。

眼下に因島鉄工団地見え、沖に見える高い山は三原市の「鉢ヶ峰」のようです。

観音堂や、山頂に並ぶ五百羅漢は、次回とします。