加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

平成27年 凧・絆プロジェクト7

2015年03月06日 | 3・11 凧絆プロジェクト
昨日「鎮魂」の凧に染料で彩色しその出来上がりが下部の写真です。


そして凧の裏側の写真です。


今日は糸目付けを行い凧を完成させます。


今日の天候は曇りですが風は凧揚げにはちょうど良い風なので家から10㎞位離れた広い空地へ出かけ、試し揚げを行ってきました。

(鎮魂凧の試し揚げ)

角凧にはちょうど良い風で風速は4~5㍍位、でも50枚の連凧ですが引きも強く、風に遊ばれているように右に左へと風の洗礼を受けていました。

(連凧の試し揚げ)

(連凧の試し揚げ)
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平成27年 凧・絆プロジェクト6

2015年03月05日 | 3・11 凧絆プロジェクト
3月5日 日本の凧の会の本部から仙台凧の会発行の「3.11」震災慰霊凧揚げの協力依頼の案内が届きました。
昨年は2月中旬に届いたのですが今年は3月に入ってからで毎年行いたいとのことですが、最初の年から見ると年々遅くパンフレットが送付されるようになってきたようです。
国土交通省の松任海岸出張所に「海岸保全区域の一時使用届」の申請時に、昨年の申請書には『スマイルカイトアクション』実施のパンフレットが添付してあるのですが今年は無いのですかといわれました。毎年申請するのに実施のためのパンフレットがないのがおかしいと思われたのかも。
また、金沢の学童保育の参加者にも事前にパンフレット等を配布できていれば、参加者を募集するのにも役に立ったと思うのですが・・・・・・・。


遅ればせながら当日慰霊のために揚げるための凧を作ることにしました。
凧の大きさは横:45㌢、縦:62㌢で干支凧を作った骨組みを使うことにしました。


先日購入した藍色の染料を地色とし、文字は「鎮魂」で白抜きとすることにしました。
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平成27年 凧・絆プロジェクト5

2015年03月04日 | 3・11 凧絆プロジェクト
今日は垂れ幕凧の整備を行いました。
垂れ幕凧とは上部の凧が飛翔部となり尻尾代わりに付けた長い垂れ幕をなびかせて揚がる凧です。
飛翔部分には赤地の円の中に絆の文字を白抜きで書いてあります。
また、垂れ幕には『東日本大震災』みんなでがんばろう!日本と書きました。


この垂れ幕凧は風速が5㍍以上でなければ安定して飛揚してくれません。
かと言って強風域では垂れ幕の下部の部分がバタバタしてやがて破れてしまいます。
これまで何度も飛揚させてきましたのでその都度補修してきました。
飛翔部分は横幅:1.5m、高さ:90㎝の三角形です。
垂れ幕部分は横幅:45㎝、長さ:8mで垂れ幕の下部には1mの長さのビニール製の吹流しを付けています。文字の大きさも縦横30㌢となっています。
したがって全長は約10mの長さになります。

この垂れ幕凧を東日本大震災を忘れないようにとの思いから各地の凧揚げ大会に持参しているのですが、中々皆様に見ていただく機会が作れないのが残念です。
鳥取砂丘の凧揚げ大会では砂が舞飛ぶ強風の中で飛揚させてきました。
また、昨年の内灘での「世界の凧の祭典」の凧揚げで本部前で飛揚させていたのですが、報道関係者のグループがこの垂れ幕を一瞥してその場を去ってしまったのを見て、報道機関というのはその時節の事柄でなければニュースとして取り上げないのだと思い、とてもやるせない感じがしたことを3.11の時期になると思い出します。

垂れ幕凧の材質は和紙を使用しています。特に垂れ幕部分は風にあおられるので痛みが激しく今回も破れた部分を補修しました。
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平成27年 凧・絆プロジェクト4

2015年03月01日 | 3・11 凧絆プロジェクト
印刷された「友」の文字を切取りダイヤ凧のポリシートに貼りつけました。


裏側に連凧用ジョイントを使い竹ひごを貼りつけて10枚が出来上がりました。


2011年には被災地の子供たちに送った「絆」を書いたダイヤ凧を先頭に、小松の学童野球の子供たちと作った「夢」という名のダイヤ凧、白山市内の学童保育のクラブの子供たちと作った「ニコニコマーク」と「祈「という名のダイヤ凧40枚を昨年から連凧にして作りました。
そして、今回の「友」の連凧10枚を繋ぎ50枚となりましたので、3月8日には今までの子供たちの思いが詰まった連凧を揚げたいと思っています


何れ人々の記憶の中から震災という2文字が薄れるようなことが訪れたとしても、自分たちでできる範囲で被災され亡くなられた方々の慰霊をしたいという気持ちを持ち続けようと昨年から連凧を作ったのです。
阪神淡路大震災で内灘町から被災地の子供たちに向けたメッセージ凧を作り、大阪の産経新聞社に届けた記憶が震災後20年経過した今でも忘れることができません。
なぜなら被災地の児童の為にとの思いはあったのですがそのとき限りで後に続くことはありませんでした。
今回の「凧・絆プロジェクト」は仙台凧の会が発起人となり全国の凧の仲間に呼びかけたもので、出来る限りの協力をしていきたいし、息の長い活動になることを切望するものです。

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