加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

令和元年 今日「即位の礼正殿の儀」

2019年10月22日 | 日々雑感

令和元年10月22日 天皇陛下が内外に即位を宣言する日で、皇居の正殿「松の間」で午後1時から行われる。

午前9時から天皇皇后両陛下が皇居の賢所にご参拝になり天皇になることを天照大御神に報告されるとのことで、賢所に入る様子が中継されました。

                   (NHKテレビより)

                                           (NHKテレビより)


天皇が上がる玉座の高御座(たかみくら)と皇后さまが上がる御帳台(みちょうだい)は京都御所の紫宸殿から分解され、今回の即位礼正殿の儀のために、松の間に設営された。
松の間中央に高御座、正殿向かって右に御帳台となっていました。


               (正殿松の間へに歩む皇嗣秋篠宮殿下)


        (正殿松の間へ歩む皇嗣妃秋篠宮紀子さま)

建物の中庭には幡旗が立てられ、本来ならば文官武官の装束を身につけた方々が並ぶようでしたが、天候が悪く、建物内に配置されていました。

                   (中庭)

天皇陛下の即位の礼正殿の儀に183カ国から参列すると連絡があったそうで、中庭を挟んだ建物で参列していました。

               (外国からの参列者)

「即位の礼正殿の儀」式次第
① 天皇陛下が高御座に上がる
② 皇后さまが御帳台に上がる
③ 参列者が鉦(しょう)の合図で起立
④ 侍従と侍女が高御座と御帳台のとばりを開く
⑤ 参列者が鼓(こ)の合図で敬礼
⑥ 天皇陛下のお言葉
⑦ 首相の寿詞(よごと)、万歳三唱
⑧ 侍従と侍女が高御座と御帳台のとばりを閉じる


              (天皇が上がられた高御座)


                   (皇后さまが上がられた御帳台)


                     (お言葉を述べられる天皇陛下)
天皇陛下の「お言葉」
さきに,日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。ここに「即位礼正殿の儀」を行い,即位を内外に宣明いたします。

上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間,常に国民の幸せと世界の平和を願われ,いかなる時も国民と苦楽を共にされながら,その御(み)心を御自身のお姿でお示しになってきたことに,改めて深く思いを致し,ここに,国民の幸せと世界の平和を常に願い,国民に寄り添いながら,憲法にのっとり,日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。

国民の叡智(えいち)とたゆみない努力によって,我が国が一層の発展を遂げ,国際社会の友好と平和,人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。


 安倍晋三首相の寿詞(よごと)全文
謹んで申し上げます。
天皇陛下におかれましては、本日ここにめでたく「即位礼正殿の儀」を挙行され、即位を内外に宣明されました。一同こぞって心からお慶(よろこ)び申し上げます。
ただいま、天皇陛下から、上皇陛下の歩みに深く思いを致され、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、日本国憲法にのっとり、象徴としての責務を果たされるとのお考えと、我が国が一層発展し、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを願われるお気持ちを伺い、深く感銘を受けるとともに、敬愛の念を今一度新たにいたしました。
私たち国民一同は、天皇陛下を日本国及び日本国民統合の象徴と仰ぎ、心を新たに、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を創り上げていくため、最善の努力を尽くしてまいります。
ここに、令和の代(よ)の平安と天皇陛下の弥栄(いやさか)をお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。


              (安倍晋三首相による万歳三唱)

夜には、宮殿で饗宴の儀が催され、両陛下や皇族が外国の元元首ら賓客と食事を共にします。

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