加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

北海道を旅しました(2)

2015年07月31日 | 旅行
翌7月14日(火)朝5時30分秋田港に入港し、車両の積み降ろしと乗客の下船、乗船が始まりました。

秋田港風景(1)

秋田港風景(2)

秋田港からの乗客乗船口

秋田港では下船した乗客の客室やパブリックスペースの掃除をする方が乗船し慌しく立ち回っています。
秋田からの乗船前にステートJの客室を撮影し、私の部屋の2段ベットも撮影しました。


客室ツーリストJ


客室ツーリストB

旅の1日目はフェリーの中から始まりました。

午前7時定刻通り秋田港を出港しました。
秋田港を出港し、港外に出ると苫小牧東港から新潟に向かう途中に秋田港に寄港する「しらかば」の姉妹船「あざれあ」とすれ違います。
新潟~小樽航路の場合は午後7時半頃で真暗な中で船のイルミネーションが幻想的雰囲気ですれ違いがありましたが、今回の場合は午前7時15分で明るい中での交差で乗客の中でも姉妹船を見ている乗客はいないようでした。
それでもお互いの船は「ボーー」と長い汽笛を鳴らしてすれ違って行きました。

近づくあざれあ丸

姉妹船あざれあ丸

新日本海フェリーの「ゆーかり」「はまなす」「あざれあ」には何度も乗船しているのですが、今回の「しらかば」は初めて乗る船なので各所を見て回ることにしました。
船の中の一部分を紹介します。
3階のロビーは各船の顔ともいえる場所で各船によって違っています。

3階のロビー

4階のフォワードルーム


船首を見る


プロムナード


しらかばの救命浮輪

4階~5階への階段の僻面には船舶の航海灯に合わせたように左舷に赤、右舷に緑のなまはげ凧が飾ってあります。
作者は男鹿市の原田達人氏となっていました。


右舷側の「なまはげ凧」


左舷側の「なまはげ凧」

船の中をあちこち歩き疲れるとベットで一眠りとリラックスした時間を過ごしているうちに、苫小牧東港に入ってきました。

下船時は同伴者も一緒に車両での下船となりますので荷物を持って車両甲板に移動し、車に乗り込み着岸を待ちます。


車両甲板の車

17時30分定刻で苫小牧東港に到着しました。


フェリーから下船


北海道の大地に降り立ちました。
夜食を食べるため全国チェーンの回転すし「スシロー」を見つけ入りました。
早速、地元産の「雲丹」の軍艦巻を注文し、舌鼓を打ちました。
北海道で食べたいもの1番乗りです。

道の駅で車中泊をするので国道36号を一路西へ走ります。目的地は倶知安です。
時間も過ぎてきましたので、登別東ICから道央道へ入りました。北海道の高速道路は片側1車線で70㎞規制となっているところが多く、覆面パトカーが怖いので80㎞で走行していると後ろから追随してくる車がありました。
駐車帯でスピードを落とし、追い越してもらいその車に追随して走行すると何と110㎞を軽く超えて見えなくなりました。「はやー!」北海道のドライバーは1車線道路で良く走るな!というのが印象に残りました。
「有珠山SA]で車中泊することにしました。
こうして長い1日は終わりました。

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北海道を旅しました(1)

2015年07月30日 | 旅行
平成27年7月13日(月)
22時20分 敦賀発苫小牧東行の新日本海フェリーが新潟港に接岸しました。
今まで何度も新日本海フェリーで北海道へは出かけていましたが、10時30分発の小樽行きばかりで深夜便で苫小牧東港行きに乗船するのは今回が初めてのことでもあり、何か新しい発見があるようでわくわくした気分です。

ふぇりーしらかば接岸(1)


フェリーしらかば接岸(2)


フェリー乗客搭乗口

車両の乗船が始まったがトラック便が多いのか乗船時間が長引き20分遅れの23時35分新潟港から秋田港に向けて出港となりました。
そしてツーリストBのベットでの就寝となった。
ベットは約1畳ほどで上下2段で向かい合わせとなっている。よほど混み合っているとき以外は全部のベットは埋まることがないようで今回も上段のベットは空いたままなので一安心です。
ベットに横になると船の小刻みな振動が運転につかれた身体にビールの酔いも手伝って身体に心地よく感じるのです。
波も無いようで船の揺れもなくそのうち眠りについた。

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さるふつの凧友から(2)

2015年07月05日 | 凧を作る
ビニールにセロテープで竹ヒゴを貼り付け凧を作っていきます。
送られて来たビニールは94枚あり、そのうちの40枚を四国の凧友のYさんに製作をお願いしたところ快諾して頂きました。
彼はどのような凧を作るのかとても楽しみです。
私は50枚をを引き受けて、簡単に揚がる凧を作ることにしました。
1日に5枚~10枚位づつ作り約1週間で制作することができました。
余った1枚でホタテ貝の凧を作ることにしました。

ホタテ貝の語源に関して和漢三才図絵(1716年、寺島良安編)のなかでは次のように書かれています。
「その殻、上の一片は扁くして蓋のごとく、蚶(あかがい)、蛤(はまぐり)の輩と同じからず、大なるもの径1~2尺(30~60cm)、数百群行し、口を開いて一の殻は舟のごとく、一の殻は帆のごとくにし、風にのって走る。故に帆立蛤と名づく。」

(ホタテ貝凧)

ホタテ貝が青い海の上を走っているようにイメージして凧を作ってみました。
揚がっている様はホタテが青い波をかきわけているようにしたのですが、果たして見た方の感想はどのようなものになるか楽しみです。

簡単に揚がる横凧とホタテ貝の凧を猿払に発送する前に試し揚げをしました。
どちらの凧も簡単に曇り空の中に飛揚していきました。これで猿払の仲間が簡単にあげてくれることと思いました。

(ホタテの絵凧の飛揚)

(ホタテ貝の飛揚)

出来上がった凧を箱に入れて北海道へ発送しました。
到着したら早々に揚げて欲しいとしたためた手紙とともに。
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さるふつの凧友から(1)

2015年07月03日 | 凧を作る
北海道の猿払凧の会のK会長から荷物が届いた。荷物の中にホタテの画が印刷されたビニールが沢山同梱されていました。
電話では今回このビニールでホタテの形に組み立てて連凧にしているとのことでした。

(ホタテの絵柄)

その枚数は100枚ほど、これを凧にしてくれというのだろうか?
暫く凧を作っていなかったので制作意欲がくすぐられ、何か変わった凧を作りたくなりました。

連凧か半円に竹ひごを入れホタテの形にした凧がよいのか迷ったが横型の凧を作ることにし、早速凧を試作することにしました。

凧メーカーのウィンドラブの凧を参考に竹ひごの交点に木の字型ジョイントを使用し、そり糸も無く1本糸目で簡単に揚げることができるようにしました。

(ホタテ凧の表面)

(ホタテ凧の裏面)

糸目位置を変えた凧を3枚作り、それらを順番に飛揚させ安定して飛揚する凧を作ることにしました。

(試作凧の飛揚比較)
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