加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

内灘町の凧に関わった10年を終えて

2014年03月27日 | 内灘町の凧

内灘町での10年間の凧活動を振り返って
 平成元年から始まった「日本海凧揚げ大会」が平成4年には「世界の凧の祭典」と大会の名称も変えて国際大会となりました。小生が内灘の凧揚げ大会に参加したのは平成2年からでした。越中大門凧の会の方々から凧の手ほどきを受けて町内の有志と6畳の大凧を製作し内灘で初めての大凧を飛翔させることができたことが、後の百畳凧の夢につながったのだと思います。


 平成3年には静岡県清水市の「第13回日本国際凧揚げ大会」の視察に当時の岩本秀雄町長始め役場職員並びに石川テレビ事業局の担当者の方々と同行させていただき、「凧作り教室」を見学させていただいた体験が、現在までの子供の凧作りの講習に生かすことができたと思っています。その後内灘町からの要請で6畳凧の製作図を作成し、内灘町の16の公民館に製作指導を行ったことが現在の内灘町の6畳凧が大凧の定番になったと思っています。

 近年では夫婦で参加する方も多く見受けられるようになりましたが、小生が全国の大会に参加した平成4年当時は夫婦での参加者は少なく、同じ夫婦連れの方とすぐに顔馴染みになり凧作りについて情報交換をしていました。

 平成7年1月には阪神淡路大震災が発生し、翌平成8年には震災の児童を励ますためのプレゼント凧を内灘町の町民の方々と製作し、820枚の凧を被災地児童に届けるお手伝いもすることが出来ました。

 

 
 子供の凧作り講習会の材料調達は、初めのころは文房具店、ホームセンターでしたが全国の大会に参加し、情報交換する中で凧教材を扱う会社を教えていただき数社から材料を購入しましたが、現在では徳島の会社から購入しています。

 材料調達で一番悩んだのは揚げ糸でした。最初はプラスチックのボビンに巻いた糸でしたが、ホームセンターでは定価で購入していました。徳島の会社では大量に購入しやすく600個が1袋となっていましたが、講習会の多い年は1年で1袋を使い切ることもありました。

 平成4年から現在に至るまで大人から子供たちの凧作り講習会を行ってきました。講習会の場所も遠くは福井県の美浜小学校、福井県の勝山小学校、石川県門前町の櫛比小学校、と県内以外の学校や地区での講習会も行いました。

  第10回の内灘の世界の凧の祭典で百畳凧を飛翔させることで、嫌がらせや中傷もあった中で小生を支えてくれ、助言してくれたのは全国の凧友でした。その百畳凧揚げで人とのつながりの中で貴重な体験をすることが出来、協力して頂いた方々に感謝しています。

  内灘町で凧と出会い平成8年には白山市へ転居しましたが、平成811月には「新春子供凧遊び大会」の講習会の依頼を受け、翌91月に第1回「新春子供凧遊び大会」が開催されました。平成10年からは「子供凧遊び大会」と名称も改称し1月開催から秋の開催と変更になり開催されることになりました。平成11年の第4回の「子供凧遊び大会」を最後に内灘での講習会を地元内灘町の凧の会にお任せすることにしました。

  現在は、世界の凧の祭典への参加、全国各地での凧揚げ大会への参加。そして、地方からの講習会依頼で、小学校や公民館活動での凧作り等の対応をしています。
 今後の凧の活動は身体の続く限り夫唱婦随で歩んで行きたいと思っています。

 

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平成11年の活動

2014年03月27日 | 内灘町の凧


平成11年 第27回石川県子供大会河北大会が開催

 

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             〔石川県子供大会実施要項〕          

4月6日
 内灘町役場より石川県子供大会が河北郡で開催され、今回は凧作りをしたいので協力して欲しい旨の連絡がありました。
4月16日
 内灘町子供連絡協議会で大会の参加予定者が200名と聞き、当日お手伝いをしていただける人が必要であり、事前にリーダ研修をすることをお願いした。

リーダーは40人程度で研修日は5月10日とすることが決まった。

5月10日
内灘町文化会館で各地区から2名で40名が参加し、リーダー研修を実施した。
凧の材料は当方で準備し、マジックインク、セロテープ、凧の下絵のコピーは役場で準備することになった。
 



平成11年5月16日
「石川県子供大会」はこどもの日を記念して、県内の子供たちが一堂に集 い、地域を超えて子供たちの健やかな成長を願う活動の推進を図るものである。
高松町の「アクロス高松」が全体会場である。
今年度は河北郡を交流会場にして県内の子供たちに交歓会を通して広く交流してもらう。「夢ふくらませ 未来に向かって みんなで歩もう 河北の大地で」をスローガンに1000 名の児童が参加した。

交歓会は3ブロックに分かれている。 文化交歓では陶芸教室、ハーブ教室、人形作り、そして凧づくりで200名

1.体験交歓では竹炭づくり、紙飛行機教室、ペットボトルロケット教室、ガラス細工づくり、パソコン・インターネット体験
2.スポーツ交歓ではウオーキング、グラウンドゴルフ

凧づくり交歓指導者として40名近くの指導者を事前講習で養成しました。当日は36名の指導員の方に参加して頂き200名の児童の凧づくり、凧揚げを協力して頂いたおかげで無事終了できた。もちろん一度に200名の児童への講習会は指導者の方々の協力があり終えることが出来、貴重な体験となりました。


第4回内灘子ども凧遊び大会の開催
 平成11年8月13日付け北国新聞で、「内灘子ども凧遊び大会」のテーマは「トンボ凧」となったと報道される。
 これは東京の日本の凧の会の会員の小関 章さんが5月の内灘で新作のトンボ凧を考案され、私どもに渡された経緯がありました。
 私共も今年が最後の講習と思っていましたので、新しい何かを期待していた面もありました。自分が凧に張り付いて揚がる「分身凧」、魚が空を舞う「空の水族館」と目新しさを探して実行委員会と相談しながら企画してきました。トンボ凧の珍しい形にも実行委員会の皆さんも魅了され今年のテーマと決定しました。
 今までは意外性があり、物珍しさで子供たちが集まりました。トンボは空を飛んで当たり前ですが、縦骨と横骨の十文字に組んだ2本の骨、組み方により安定性が左右されるのです。

9月26日  第1回講習会
10月10日  第2回講習会
10月15日に「トンボの大空遠足凧揚げ大会」と銘うって内灘子ども凧遊び大会が開催された。

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平成10年の活動

2014年03月24日 | 内灘町の凧

第2回内灘新春子ども凧遊び大会開催

平成10年1月16日‘98内灘町新春子ども凧遊び大会開催

      

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第3回内灘町子ども凧遊び大会が開催

平成10年9月の実行委員会で今後は屋外で秋の開催の開催することに変更になった。
10月14日 凧作り講習会を開催
11月22日 第3回内灘町子ども凧遊び大会が開催され今年のテーマは「空の水族館」で、秋の青空にカレイやイカ、蛸が泳ぎ周り、子供たちの歓声が満ち溢れた。



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内灘凧倶楽部浜風が百畳凧飛翔
平成10年5月4日 第10回世界の凧の祭典に内灘凧倶楽部浜風が夢の百畳凧
         飛翔に成功した

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百畳凧飛翔に安全管理の面や引手としてご尽力頂いた感謝の気持ちで全国の凧の仲間を訪問しお礼を述べた。

平成10年5月16日  越中大門凧まつりへ参加

平成10年5月24日  八日市大凧まつりへ参加

平成10年9月8日   第8回能登ふれあい凧あげまつりへ参加

平成10年10月10日  市制40周年記念「東海道五十三次どまん中袋井凧揚げまつり」
           に参加



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平成9年の活動

2014年03月24日 | 内灘町の凧

第1回内灘町子ども凧遊び大会の開催
平成9年(1997年) 1月12日 第1回新春子ども凧遊び大会開催


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平成9年10月17日 ‘98新春子ども凧遊び大会実行委員会開催

平成9年10月19日 ‘98内灘町新春子ども凧遊び大会の指導者講習会

平成9年11月8日  新春子ども凧遊び大会第1回講習会

平成9年11月30日  新春子ども凧遊び大会第2回講習会

平成9年10月17日 新春子供凧遊び大会講習会

平成9年10月19日 子供大会指導者講習会

平成9年11月8日  子供凧遊び1回目講習会

平成9年11月30日   子供凧遊び2回目講習会

※内灘町子ども凧遊び大会の詳細は後日別掲します。

内灘凧倶楽部浜風の活動
平成9年3月18日 内灘凧倶楽部浜風が50畳凧を製作

平成9年5月4日  第9回世界の凧の祭典で内灘凧倶楽部浜風が50畳凧
         飛翔成功

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平成8年の活動

2014年03月23日 | 内灘町の凧

震災被災児童を励ますための凧作り
平成8年1月9日  ダイヤ凧の印刷費の見積りが届く。
平成8年1月10日  内灘町へプレゼント凧提供について相談する。
         後日、内灘町として取り組むと連絡があった。
平成8年1月19日  被災児童に贈る手作り凧 各町内に製作依頼
平成8年1月21日  千鳥台公民館が被災児童に贈る凧が完成。
平成8年1月29日   凧のデザインが決定する。
平成8年1月31日   小学校の児童が凧の足にメッセージを書く
平成9年2月13日   内灘町から神戸へ、町挙げて820枚贈り届ける。
平成9年3月9~10日 神戸ふれあい全国凧あげ大会に参加。

金沢東警察署で交通安全凧作り講習
平成8年4月8日付け  北陸中日新聞より」       
「春の交通安全運動」の一環として金沢東警察署で7日、管内の交通少年団による「交通安全凧作り大会」が開かれた。
 子供の安全を願い、また各交通少年団の交流を図ろうと企画され、馬場、小坂、諸江、三谷の4少年団の小学5,6年生の44人と役員や署員18人が参加した。
 子供や保護者らは内灘町の「日本の凧の会」会員の指導で、9班に分かれて縦90㎝、横60㎝の角凧を作った。人気アニメのキャラクターや県警マスコットの「いぬわし君」などの描かれた和紙に竹ひごを取付けたり、「バランスを取るのが難しい」と話しながら糸を結ぶなど、子供らは少しずつ完成していく過程を楽しんだ。

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 凧揚げは城南自動車学校教習場でおこなわれ、高く揚がった凧に歓声を上げた。
 警察署員の方は、堅いイメージがあったのですが、子供たちの凧作りを手伝っているときや、凧を揚げているときは職務を離れ、子供たちと一緒に凧揚げを楽しんでいるようでした。

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押水町相見小学校で凧作り講習会
平成8年6月23日付け 北陸中日新聞より

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 押水町相見小で22日、土曜休業日を利用した親子凧作り教室が行われ、5年生の親子ら80人が手作りの楽しさに触れた。
 あらかじめ、子供たちがアニメキャラクターや動物などを題材に描いた縦70㎝、横50㎝の和紙に、竹ひごや糸で仕上げる作業をした。最初は「意外と簡単そう」という参加者が多かったが、実際にうまく空に舞い上がる凧を作る難しさを聞かされるうちに状況は一変。
 「作るからには揚がる凧を」と真剣な表情で取り組む親子が多かった。 凧が出来上がると、親子はグランドに繰り出し、梅雨の晴れ間の空に揚げて歓声をあげた。
       



内灘町子ども凧遊び大会の開催が決定
平成8年(1996年)10月18日“凧のまち”の伝統を次世代にというテーマで
              内灘町子供凧遊び大会開催が決定

         1997

平成8年10月20日 新春子ども凧遊び大会指導者講習会開催 
平成8年11月17日 新春子ども凧遊び大会第1回講習会
平成8年12月8日   新春子ども凧遊び大会第2回講習会

 

 

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