加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

2016年北海道旅行(1)

2016年07月31日 | 旅行
平成28年7月14日(木)途中、雨が激しく降る中を北陸自動車道を南下し、敦賀フェリーターミナルへ着くと多くの車が停車しています。
今までは新潟港からフェリーに乗船していたのですが、今回初めて敦賀港から乗船することにしました。
今回、新日本海フェリーの料金のA期間の最後の日なので乗客も多いようです。
トラックも多く、積み込みに時間がかかり、乗用車の乗込みに待ち時間が長く感じます。

(乗船を待つ車列)

敦賀からのフェリーは「スイセン」という船で数年前にデビューした新造船で、速力27ノット(時速約50㎞/h)で敦賀~苫小牧東港まで北行きで19時間で結んでいます。
高速船のため運行中はデッキへの立ち入りはできません。
それでも、北行きと南行きの姉妹船が秋田沖ですれ違います。その時には後尾のデッキでお互いの航海の無事を祈って汽笛を鳴らします。
昼間の出会いなので、余り感慨は感じませんでした。
やはり行き違いの交差は夜間である方が私てきには好きです。

(フェリの姉妹船の交差)

7月16日 朝は道央自動車道の岩見沢SAで周りに止まった車から降りた人達の話し声で目覚めました。
昨夜遅くフェリーで苫小牧東港に着き、遅い夕食を済ませ、ひたすら道央自動車を走り岩見沢SAで車中泊をしました。

周りの人達は今朝早く小樽港に入港したフェリーから降りた人達でしょうか、テンションがあがっているようです。
天気はピーカンで夏空から太陽がギラギラと日差しが照り輝いています。

(岩見沢SA)

一路、猿払を目指します。道央自動車道の士別剣淵を降りると、猿払までは一般道で約4時間の道中となります。
それでも青空なのでこれからの北海道旅行の幸先の良い傾向です。

途中、美深の道の駅で大型バイクのグループに出会い、バイクの持ち主に撮影の許可を得て写真に収めました。
新潟からのバイクのグループでシルバーエージーの人達でした。

(大型バイク)

(大型バイク)

――― 続く ―――
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白山開山1300年の凧

2016年07月01日 | 凧の制作
平成28年7月1日 今日は山開きの日です。
白山も今日山開きがありました。
白山は養老元年(717年)に泰澄太師が白山を開山し、来年には開山1300年をむかえます。

白山は自身の信仰と研鑽のための修業の山として多くの人々が登った山で、山岳信仰の山へ登るための道が出来てきました。
その山頂に至る道を禅定道と言ったそうです。
白山には岐阜県側から登山する美濃禅定道、福井県側から登る越前禅定道、石川県側から登る加賀禅定道がありました。

岐阜県、福井県、石川県では来年の開山1300年に向けて色々な計画をしているようで、白山禅定道の地元の白山市では「白山開山1300年」記念事業のロゴマークが新聞に載っていましたので、拡大コピーしそれをトレースして凧絵とすることにしました。

ロゴマークの山の絵柄は意味があります。
左側の頂きは大汝峰(2684m)、中央の頂きは白山の御前峰(2702m)、右側の頂きは別山(2399m)を表しているそうです。


(白山開業1300年記念事業のロゴマーク)


(下絵をトレースする)

凧の骨組みとなる竹を削り竹の曲りを調整しました。


(凧の骨組み)

凧紙に竹骨を貼りつけ、凧を組み立ててから彩色します。
凧の大きさは縦、横とも60cmの正方形で、アスペクト比は1となります。

今日は糸目を付けて完成させました。
糸目は凧の上下の2点糸目としました。
出来上がって見るとロゴマークと同じでまずまず満足できるものに仕上がりました。


(ロゴマーク凧表面)


(ロゴマーク凧裏面)

今後は各地の凧揚げで揚げて白山の開山1300年をPRしていきたいと思っています。。


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