加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

2015年 東近江市大凧まつりに参加してきました

2015年06月03日 | 各地の凧揚げに参加しました
5月31日(日)昨夜の雨がまだ残っているのか空は厚い雲に覆われています。
凧揚げ会場の駐車場には県外からの参加者の車が何台も止まっています。
風は北風で風速は5メートル位であろうか幾つかの凧が揚がっている。
雨を持っているような空模様でしたが強風用の「婦くら雀」を準備し、12mの尻尾を付けて揚げると凧は風を受けウナリを響かせて飛揚していきました。
婦くら雀は風と一体となったように空に張り付き「ビ~!」と周りの空気を響かせています。

百畳凧の飛揚の安全を祈願した百畳凧を多くの保存会の関係者が飛揚場所まで肩に担いで運搬していきました。

(百畳凧の行進)

開会式が始まりました。1都2府16県の68団体で240名の全国の凧の仲間が参加したそうです。

(開会式風景1)

(開会式風景2)

開会式が終わり多くの凧が揚がり始め空がにぎやかになりましたが、揚がっている凧は強風用の凧が多く色々なウナリの音が空に響いていました。
婦くら雀凧も凡そ1時間以上は飛揚していたのですが、まだまだ空に未練はあったのですが一時降納することにしました。

(高く飛揚している婦くら雀凧)

地域の方が出店している露店に行きました。毎年”みたらし団子”を購入するのがこの凧揚げでの楽しみなのです。

(名物のみたらし団子)
この”みたらし団子”はご当地の名物で美味しいと評判のものでしたが、今年購入したものは以前のものと団子の形状も小さくなったようで味も以前のものとは異質のものと感じました。
来年からはもう購入しないと思いました。

風も良く色々な凧が揚がっていましたが、中でも徳島県の凧友のYさんの横連凧は沢山のカメラマンの注目を集めていました。


(横連凧)
凧友のUさんが”龍”文字の連凧の試し揚げをするとのことでラインの糸が細く一人では難しいので手伝うことにしました。
60枚ほど飛揚させたのですが風が強いので先頭凧が風に負けて下がってきたので連凧を降納することにしました。

(連凧の試し揚げ)

百畳凧が飛揚する準備が整い、凧を立ち上げ凧が風を受けて上昇していきました。
何年かぶりに飛揚しましたが、喜びがその瞬間悲鳴にかわりました。
凧が落下し不幸な出来事でした。

平成10年の「世界の凧の祭典」で10周年を記念して百畳凧を揚げる際に八日市大凧保存会の皆様に指導して頂き無事、百畳の大凧を飛揚させることができました。
その際の責任者として主催者から事故防止のための企画書の提出や安全管理で苦労した来たことを昨日の出来事のように思い出しました。

自分の凧は飛揚したのですが、心が暗い帰路となりました。
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古寺巡拝、比叡山の参拝

2015年06月03日 | 日々雑感
平成27年5月30日 滋賀県の比叡山を参拝するために田の谷峠料金所から比叡山ドライブウェイを走行し東塔の駐車場に着くと平日にも関わらず多くの観光バスや県外ナンバーの車が駐車していました。
比叡山延暦寺という寺院は無く東塔、西塔、横川の仏塔全てをまとめたものを延暦寺と呼称していると昨年巡拝に訪れた時に教えていただいたことです。
仏教には宗派の異なる開祖がいるのですが、その開祖となられた方が初めはこの地で修業をなさっていたことも知り、薄学の私にとって大変勉強になりました。
昨年は大講堂と根本中堂を参拝したのですが巡拝時間が終了となったので、今年は他の寺院を参拝したいと思って来ました。
阿弥陀堂、東塔そして大黒堂、文殊楼を参拝し東塔地区の参拝が終わりました。

(東塔地区 戒壇院)

(東塔地区 阿弥陀堂)


(東塔)

今年は”比叡山 Interenational Trail Run”という比叡のお山を駆け抜けるマラソンのような競技が開催され、多くの若い人達が競技に参加していました。

(比叡山Interenational Trail Run)

次に西塔地区に向かいますが雨がポツポツと降ってきました。そして拝観時間終了まであと30分です。

西塔の駐車場から入るとすぐに常行堂と法華堂(にない堂)の同じ形のお堂がありました。
その2つを繋ぐ渡り廊下の下をくぐると釈迦堂へ向かう階段がありす。

(常行堂)

(法華堂)

(二つのお堂をつなぐ渡廊下)

釈迦堂で釈迦如来様を参拝し納経帖に御朱印を頂き本日の巡拝は終了です。
横川地区の巡拝はまたの日ということになりました。
この日は田の谷料金所から入り、比叡山ドライブウェイ、奥比叡ドライブウェイを縦走し仰木料金所で出てきました。
料金は2,740円でした。(高かったね!)
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