加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

学童保育凧揚げフェスティバル2014の開催

2014年09月14日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

平成26年9月14日「Ggakudouhoiku Takoage Festval 2014」が内灘海岸で開催された。
凧揚げフェスティバルとの名称で開催されるので、私どもが指導したグループ以外でどのような種類の凧がどれ位揚げられるか楽しみにして現地に到着した。
今日は晴天で爽やかな秋晴れであり、凧揚げには絶好な風も吹いている。

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開会式が始まり「行事の前に会場内をきれいにしましょう」と児童たちがごみ袋を持ち海岸めがけて清掃作業が開始された。

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ゴミ拾いをすることで、砂の上の危険な物が事前に取り除かれ安心して砂浜を駈けることができて安全のためには良いことだと感心しました。

凧揚げが開始となり各自が各々作った凧が揚がり始めた。
風も3~4?位で小さな凧にはちょうど良いくらいであったが11時過ぎから風が5~6?と少し強くなると貼絵凧の紙が風の抵抗を受け左や左に旋回して落下する凧がでてきた。その都度、凧にビニールの尻尾を追加して凧を安定させた。

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ドラえもん凧も揚がり始めたが風も強くなってきたのでドラえもんの顔が歪んで少しかわいそうであった。
学童保育の指導員の指導が良かったのでしっかり飛揚していたので安心しました。

昼食時間帯に連凧と1畳凧を揚げることになり、連凧をスタンバイすることになった。
この連凧は2011.3.11の震災に遭われた東北の方々を励ましたいとの思いから、桜の絵とメッセージが書かれたダイヤ凧を繋いだ連凧で、今日初めて皆さんにお披露目するのだそうだ。
100枚の連凧を児童と保護者が一列に並び、凧糸を持った手を頭上に掲げて待機します。指導者のカウントダウンで全員が一斉に手に持った綱を離すと連凧は風を受けてきれいなアーチ状となりました。
先頭の凧を離すと凧はゆっくりと揚がっていき、やがて一本の斜めの線状となりました。
児童や保護者から「やったー」「すごーい」と歓声が揚がり連凧揚げは大成功でした。

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次に1畳凧揚げで、男の保護者の方にお願いして凧を揚げてもらうことにしました。

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最初は人数も少なかったので引綱の距離も短くて1畳凧は空に停止してくれませんでしたが、2回目では人数も少し増え引綱の距離もある程度長くなったのでよく揚がってくれました。

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高く揚がった凧を写真に撮ったのですがブレがひどくて使えませんでした。

〔内灘海岸で観た風景〕
海岸の駐車場に1台のマイクロバスのような車が止まっていました。最初は大勢で遊びに来ていると思っていたのですが、実はキャンピングカーでした。
凧揚げをしている時からなぜか車からの視線が気になっていたので近づくと何と!
窓から虎が片手を窓から出してこちらを見ているので驚きました。
凧揚げをしていた近くの人に「虎がいるのと違う?」と尋ねると「私も気になったので見に行くとヌイグルミでしたよ」とのことで一見落着ですが、知らない人は驚きますよね。
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車の中から何かがこちらを見ている

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虎のヌイグルミでした

昼食後凧揚げが再開されました。午前中に続き凧揚げに興じていましたが、中央のステージでは午前中から「けん玉大会」や「踊りの発表」、「靴飛ばし大会」等を行っていましたが、「凧揚げ」と関連はないのにと違和感を感じた大会でした。

午後2時になり凧揚げは終了しました 。
今回は金沢市学童保育の10グループで親子が300人ほど参加したと主催者から聞きました。

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学童保育クラブの指導者への凧作り講習

2014年07月15日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

平成26年7月15日 金沢市学童保育クラブの指導者4名が来宅した。
今回はミニ凧、アンパンマン凧、ピカチュウ凧、ドラえもん凧を製作する。
まず最初に絵を貼るミニ凧を指導員に作り方を指導した。

アンパンマン凧とドラえもん凧の骨組みは一緒なので制作枚数の多いドラえもん凧を3名の指導者とピカチュウ凧を1名の指導者に作り方の講習を行った。

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糸目合わせは縦3本で以前作った「鯉の凧」の糸目と 同じだといって上手く合わせていました。

「学童保育凧揚げフェステバル」(仮称?)は 9月20日頃とのことでした。

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学童保育クラブの連凧材料の準備ができた

2014年07月06日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

学童保育クラブの連凧の材料準備ができた。
連凧の台紙は半透明のポリシートを縦横37cmのダイヤ型に切断した。
骨組みは横骨は2.4Φの竹ひごを横型ジョイントでつなぐ方式で、1.8Φの竹ひご2本そろえて縦骨として使うものです。
昨年、婦くら雀連凧(50枚)で使用したラインを使用しようと思っています。
釣具店で購入しました。直径が1ミリ強と細いのですが店の方の話では「破断荷重が40㎏位かな?」とのことでした。WEBで探すと「YO-ZURI」で検索できましたがラインの強度はわかりませんでした。
ラインの名前は「カツオコード」で50号、100mです。
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連凧の材料の準備が完了 し、後は指導者講習会を待つだけとなりました。

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学童保育クラブの連凧の骨組み

2014年07月04日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

学童保育クラブの連凧は新規に作ることになったのであるが、骨組みはどの形にしようか迷ったので、今まで作った連凧の骨組みを並べてみたのが下記の写真です。
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4種類の連凧の骨組み


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①ウインドラブ社製の横ジョイントを使用
横骨は2.4Φ、縦骨は1.8Φの竹ひご2本を使用し、 真ん中のライン上部に1㎝の竹ひごを挟み込んでいます。


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②ウインドラブ社製の横ジョイント、縦ジョイントを使用
縦、横とも2.4Φの竹ひごを使用しています。

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③ウインドラブ社製の木の字ジョイントを加工
木の字ジョイントの斜め部分2か所を切断し、十文字にします。1.8Φの竹ひごを使用

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④横骨を曲げ加工し、ウインドラブ社製の縦型ジョイントを使用
横骨1.8Φを焼いて曲げ加工を施し、縦骨部分は縦型ジョイントで2.4Φの竹ひごを使用
別の方法で縦骨は 1.8Φの竹ひご2本を沿わせるタイプも製作したことがあります。


連凧の制作時には半ば思い付きで骨組みを決めてきたことがあったので、4種類の骨組みの連凧を製作したことになります。
そのため連凧を作るときにはどの骨組みにしようかと悩みます。

東日本大震災の「凧・絆プロジェクト」では毎年連凧を作り揚げてきました。
今回学童保育クラブの連凧も①番のパターンの骨組みで制作することにしました。

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1.8Φの竹ひご2本を沿わせて、ラインの通る場所に竹ひごを挟む位置を決めるための道具です。
この道具で竹ひごを挟む作業が簡単に出来、縦骨を作る作業も楽になりました。

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試作品の完成です。
この材料キットを100組準備します。

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講習会用の凧材料の準備3

2014年06月30日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

金沢市学童保育の指導者が来宅しました。
以前作った連凧の真ん中のラインを持参して今度の連凧に使いたいとのことで預かることにしました。
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古い資料を探すと平成13年7月16日に40枚の連凧、平成14年7月22日に60枚の連凧の材料を納めた記録がありました。
この当時は連凧を初めて製作した時期で、1.8Φの竹ひごを火であぶって曲げた横骨と1.8Φの竹ひごを2本縦の骨にしてラインを中に通した連凧であったと記憶している。
凧の形状や真ん中のラインを手探りの状態で作ったので、真ん中のラインはかなり太い糸を使用していました。
この連凧はイベントのある都度毎回揚げていたようで、持参したラインは何度かつなぎ直していたのか4個のブロックになっていました。
しかも糸の撚りも弱くなっていました。
話し合いの結果、新たに100枚の連凧を作ることになりました。
明日から連凧の材料をそろえることになりました。

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