気ままに撮り歩き

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書寫山圓教寺 (西国三十三観音霊場 第二十七番札所)

2019年11月24日 | 神社仏閣

 九州大分港からフェリーさんふらわで神戸港へ戻ったのは、10月31日の早朝6時頃でした。

この日は当初から錫杖さんの旅行プランで、姫路の西国三十三所の観音霊場、第二十七番札所の書寫山圓教寺にお参りする予定になっていました。

ちょうど父母が生前に結願出来なかった、西国三十三所巡礼を引き継いで家内とお参りしていたのですが、

兵庫県内の五ヶ寺は全く行けていなかった札所でした。

事前に錫杖さん夫妻には話してはいなかったのですが、偶然にも圓教寺へのプランを立てていただき、今回お参りする事が叶いました。

そして旅行の途中で、兵庫県内には書寫山圓教寺を含め三十三所の札所があり、全てお参りできていない事を話すと、

錫杖さん夫妻が、「それなら今日1日掛けて、その五ヶ寺にお参りしましょう」と言ってくれました。

そんな事で、31日は西国三十三所の巡礼の旅となり、先ず最初に神戸港から一番遠くの圓教寺へ向かったのは午前7時頃でした。


書寫山圓教寺には、姫路市が運行している書写山ロープウエイで登ります。


書寫山 圓教寺

西国三十三所のうち最大規模の寺院で、「西の比叡山」と呼ばれるほど寺格は高く、中世には比叡山、大山とともに天台宗の三大道場と称された巨刹である。

京都から遠い土地にありながら、皇族や貴族の信仰も篤く、訪れる天皇・法皇多かった。

境内は、仁王門から十妙院にかけての「東谷」、摩尼殿(観音堂)を中心とした「中谷」、3つの堂(三之堂)や奥の院のある「西谷」に区分される。

伽藍がある標高371mの書写山は、兵庫県指定の書写山鳥獣保護区(特別保護地区)に指定されている。

2003年公開のハリウッド映画『ラストサムライ』のほか、NHK大河ドラマ『武蔵』(2003年)や『軍師官兵衛』(2014年)のロケ地にもなりました。


一隅を照らすの石碑  天台宗の寺院ではよく見かけます。

第253世天台座主(ざす)猊下・山田恵諦さん(1900〜1999)の名が刻まれてました。

天台座主を20年つとめられ、「比叡山宗教サミット」を開催、また一隅を照らす運動を推進されました。

行動的だったので「空飛ぶお座主」といわれた僧侶です。

 

「一隅を照らす」は天台宗を開かれた伝教大師(最澄)の教えという事は以前から知っていました。

一隅(いちぐう)とは、自分がいるその場所のこと。

自分自身が置かれている場所や立場で、最善を尽くして輝く事により、周りの人々や、町や社会も光り、

一人ひとりが輝きあい、手をつなぐことで、すばらしい世界が生まれる。そんな教えだと聞いています。


ロープウエイを降りて、本堂へ向かって参道の山道を20分ほど歩きます。

入山料500円にプラス500円を支払えば、マイクロバスで送り迎えしてくれますが、私たち4人は歩きました。

鐘楼の右側の山道を登ります。

 

参道を歩いていると、きれいに紅葉した楓(ふう)が見に留まりました。モミジバフウのようですね。

これはバスに乗車すれば見られなかった風景です。

 

左下に楓の特徴的な実がぶら下がってますね。

 




山道の途中では何匹ものリスに出会いました。

動きが早くて上手く撮れません(笑)

 

山道には三十三所のそれぞれの観音像が並んでいます。


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山門までやって来ました。

 

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流石に西の比叡山と言われるだけあって、境内は広く大小の伽藍が多くあります。

でもゆっくり散策する事は出来ません。

何しろこの後には、四ヶ寺への巡礼が控えているのです。境内のほんの一部を歩きました。

 

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御朱印をいただく摩尼殿に向かいます。


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石垣の上にきれいなシダが・・・思わずカメラを向けます。

こんな事をしているので、3人に置いて行かれそうになります(笑)

 

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摩尼殿にやって来ました。



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先ずお参りを済ませて、御朱印をいただきます。

朱印帳3冊(父母とtakayanと家内の分)、掛け軸、笈摺(おいずる)2枚


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今頃は境内では、紅葉が1番の見頃を迎えているでしょうね。



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大きさに唖然とするほどの立派な建物です。

正面は国宝の食堂(じきどう)で、中では写経ができるようです。

左側が常行堂(重文)、右側が大講堂(重文)です。



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大講堂も立派な建物で、これらの扉を毎日開け閉めするだけでも大変ですね。



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ところどころで色付いた木々も見受けられました。



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苔も本当にきれいです。



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参道には小さなお地蔵様が沢山おられました。



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こんな何気ない所にカメラを向けるのも好きです。



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先ほどはリスがいましたが、今度は野生の鹿です。人馴れしているようです。



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かろうじて姫路城のシルエットが見えました。300mmでやっと確認できました。中央付近の山の上です。



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モミジは色付はじめでした。

 

書寫山圓教寺の後は第26番札所、法華山一乗寺へ向かいます。


撮影日 2019年10月31日

撮影地 書寫山圓教寺

機 材 Nikon D4S

    Nikon D810

    AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

    AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)




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8 コメント

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圓教寺 ()
2019-11-25 07:20:55
お早うございます。

ここは錫杖さんのところで数枚見せて頂きましたが
境内の様子をじっくり見たいと思っていましたが、それが叶いました(笑)
素晴らしい名刹ですね
我が社では40歳を過ぎた頃、人間性開発という講座で
静岡の安倍川近くの禅寺で三日間、座禅を体験するという取り組みを行っています。
なぜ静岡なのか、良く分かりませんが
出来ればこの圓教寺で座禅を組んでみたいものだと思いました。
一度、行ってみたい古刹です。

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Unknown (はりさん)
2019-11-25 09:03:30
おはようございます。
書写山円教寺の魅力を隈なく撮られていますね。
色づき始めた紅葉や動物たちも素敵です。
私も三十三ヶ所巡礼や撮影で3度ここを訪れましたが
紅葉の時期は行ったことがありません。
今頃は素晴らしい景色が見られることでしょうね。
このあと4ヶ寺に参られたのにもビックリです。
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おはようございます(^^)/ (hiroko)
2019-11-25 10:04:15
takayanさんお元気ですね、
錫杖さんといい旅をしますね(^^♪
書寫山園教寺良く聞きますが行った事が無くとても興味深く見させていただきました、目を手術してまだ用心が必要なんですが、とにかくよく見えて
パソコンの画面が鮮明に見えてtakayanさんの美しい写真がさらに美しく見えます(^^♪楽しくなります。
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Unknown (ヨッピー)
2019-11-25 10:43:48
おはようございます。
本当に立派なお寺ですね。
スケールが違うと言うか、圧倒されますね。
歩いて見つけられる風景って、ありますよね。
リスや鹿までいるなんて!
4人旅は、いつも充実していて楽しそうですね。
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信さんへ (takayan)
2019-11-25 18:49:39
信さん、こんばんは。
錫杖さんは圓教寺の事を詳しく書かれたましたが、
takayanは主に境内の風景写真を並べて見ました。
とても広い境内で、とても1〜2時間で見て回ることなど無理で、
ほんの一部を歩いただけです。
境内は自然豊かな森が広がり、ロープウエイの乗り場には、
境内の森で見られる多くの野鳥の紹介もされてました。
本当に静かな空間で、ゆっくりお参りするのが本筋かと思います。
座禅体験は若い頃に、京都の妙心寺で一度した事があります。
流石に西の比叡山、素晴らしい古刹でした。
いつもありがとうございます。

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はりさんへ (takayan)
2019-11-25 18:56:48
はりさん、こんばんは。
紅葉の見頃には少し早かったのですが、モミジバフウなどの一部の木々は、
きれいに色付いていました。
今頃は1番の見頃を迎えているでしょうね。
自然豊かな森が広がっていて、野生のリスや鹿が見られたのは驚きでした。
この後四ヶ寺にお参りしましたが、最後の中山寺に到着したのは
16時半近くになってました。
錫杖さんが頑張って走ってくれたので、五ヶ寺の御朱印をいただく事ができました。
いつもありがとうございます。


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hirokoさんへ (takayan)
2019-11-25 19:04:59
hirokoさん、こんばんは。
錫杖さん夫妻とは、本当に楽しい旅をさせてもらっています。
何もかもお任せで、お世話になってばかりですが、本当にありがたい事です。
どうしても姫路までと言うと、滋賀県からは遠いのですが、
今回は早朝に神戸港を出発できたので、兵庫県内の札所の五ヶ寺に
1日でお参りする事ができました。

最近はtakayanも霞目の症状が時々あって、
PCの画面が見辛い事があります。
無事に目の手術が終わったようで、良かったです。
しばらくは無理をせずに用心してくださいね。
いつもありがとうございます。
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ヨッピーさんへ (takayan)
2019-11-25 19:10:06
ヨッピーさん、こんばんは。
流石に西の比叡山と呼ばれるだけあって、広い境内と多くの伽藍は見応えがあります。
ほんの一部しか散策できていませんでしたが、
ゆっくり歩いて撮影が楽しめる古刹だと思います。
野生のリスや鹿がお昼に見られるなんて、
ここの境内は自然豊かな森が広がっていると言う事でしょうね。
いつも4人で楽しい旅をさせてもらっています。
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