10月10日から、今年の後継者育成事業がはじまりました。
今年は、基本的な事を重点的に教えて行く方針です。初日は、「竹磨き・荒割り・荒剥ぎ・足剥ぎ・幅取り・面取り」です。
今年の生徒は、優秀な生徒ばかりと聞いていましたので、少しペースアップして教えていくことに・・・・
竹磨きの時は、磨くことよりも、磨き包丁の研ぎ方に重点を置いて説明しました。
「磨き包丁」とは、竹細工独特の道具ですが、この磨き包丁の切れが悪いと、磨きが全然進みません。また、綺麗な仕事が出来ないのです。
生徒は、磨き包丁を研ぐことに苦手意識を持っていますので、なるべく簡単に短時間で研ぐことが出来ると、実演して見せます。
すると、顔つきが変わってきます。
午後からは、屋内に入り、足剥ぎなどの作業に移ります。
この時も、基本的な姿勢の問題、持ち方、目線、座り方・・・・などなど、職人の仕事は、ある程度、立ち居振る舞いを見ると、どれくらい出来るか判るものです。
脇を閉めて、体の中心に向かって、意識をするだけで随分違ってきます。
姿勢を正して、ヒゴの持ち方、目線を教えます。随分、見た目の姿が変わりました。
恐らく、これでヒゴの歩留まりがうんと変わってきます。
今回の後継者育成事業では、こんな基本的なことを中心にやって行きたいと思ってます。
このブログの応援をこめて、下のバナーを ポチッと押して下さい!
ワンクリックありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます