高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

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竹縄

2010年09月16日 06時13分39秒 | 竹細工作業工程

竹縄を編む?

竹で三つ編みの縄を編み、花かごの飾りつけなどに使うのだが、現在、この竹縄の第一人者が、「油布」さんだ。

http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20070607

_009_9 これは、「油布」さんの竹縄をあしらった作品だ。竹縄を使うことで、力強く独特の個性が出てくる。

竹縄を作る技術は、道具を一切使わず、竹割り包丁だけで材料取りをしなければ成らないので、基礎技術が求められる。

まず、長さ3~4メートルの竹を割って行く。幅5ミリほどにしたら、次に、厚さを1.5ミリくらいに剥いでいく。今度は、この1.5ミリの厚みの物を4枚に剥いでいく。1枚の厚みが0.4ミリくらいになる。

長さ4メートル、厚さ0.4ミリのヒゴが4枚出来る。

竹には、節があり、0.4ミリの厚さで4メートルも剥ぐ事は、相当な熟練した技術を要求されるのだ。

910_007a 次に、6枚のヒゴを2枚づつ、よりを掛けながら三つ編みして行く。

片方を固定して、2枚のヒゴによりを掛けていく、最後まで寄りあげたら、反対側も固定する。次に、また2枚のヒゴに寄りを掛けながら、交差して行く、最後にもう2枚のヒゴを寄りを掛けながら三つ編みして行く。この、三つ編みをする時のバランスによって、落ち着いた縄が出来るか?不均一な縄になるか?腕の見せ所である。

反対側の固定する台は、少し、動きがある物の方が良い。あまり、きっちりと固定されてしまうと、かえって、縄を編むときに遊びが無く、優しい表情の縄が編めないのだ。

私が「油布さん」から、縄の技術を教えてもらったのは25年も前のことだ。この基礎技術を教えてもらったお陰で、今でも、竹細工を続けて居られるのだろう。

「油布さん」ありがとうございます。

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