高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

後継者育成事業 2012-2

2012年11月19日 06時45分45秒 | 後継者育成

土曜日・日曜日と後継者育成事業で、別府市内の伝統産業会館に居りました。

シーーーーン、

今年の生徒は、本当に静かである。
無口で、殆ど口を聞かない。無駄口など、全く叩かないのだ!

緊張のせいなのか?
恐ろしい講師の教えに、萎縮しているのか?
はたまた、もともと日本語が判らないのか?  それにしても、静かである。
一昨年は賑やかすぎて、会館の職員に「もう少し静かにお願いします。」と注意された時と比べると、全く違う。。。

Cimg1686
全員が下を向いて、黙々と作業している。見学に来ている人たちは、「やっぱり、竹細工を目指す人達は、無言でひたすら仕事をする人でないと為れないのか?」と、錯覚して帰って行くようだ。

日曜日からは、バッグの編みに入りました。
午前中で、底編みを仕上げ、午後から、立ち上げに掛かる。

今回の教材の、メインの場面である、コテ曲げだ。
我々職人がすると、当たり前のように簡単に立ち上がって来るのだが、生徒がすると、なかなかそうは行かない。

この電気コテを当てて
、熱で竹ひごを曲げていく。
ヒゴが温まる前に、起こしてしまうと、後からヒゴが弾いてくる・・・・・
反対に、温度が高すぎると、ヒゴを焦がしてしまい、焼ききってしまう。
この温度と、起こす力具合がコツである。

Cimg1690見てください、この真剣な眼差し。

一応、全員が立ち上げました。期待通り、ヒゴを焼き切ったり、折ってしまったり
苦労しておりますが、折れたヒゴは、新しいヒゴを差し替えて、応急処置します。

まだまだ、道のりは長いですね。

日曜日には、我々の大先輩の梶原先生が、冷やかしに遣ってこられた。今から30年ほど前に、私が生徒だった時に、後継者育成事業で教えて頂いた先生である。

「君らの時は、しゃーしかったな、みんな元気が良かったわい。」と、仰る。お陰様で、30年近く、竹細工を職業として、やってこれることが出来ました。ありがとうございます。

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