~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

おれんじ食堂に乗って・・・・

2021年04月19日 | 鉄旅
今朝の熊本は最低気温5.6℃の寒い朝で昼間も21℃と爽やかな晴天でした
今週半ばには最高気温28℃予報で昼夜の寒暖差が激しい一週間となりそうです。

さて、昨日オジサンと乗車した「おれんじ食堂サンセット便」のお話ですが
毎度のように長いレポートになりますがお付き合いください。

実は「おれんじ食堂車」には2017年11月に一度乗車だけしたことがあり
新八代~川内間の乗車のみでしたがアクシデントがあり不完全燃焼でした(笑)
その時の様子はコチラ
今回はオジサンに合わせ約1時間半の出水~新八代サンセットプラン
4月18日(日)
熊本駅発16:03 新幹線つばめ325号に乗車し出水駅へ
オジサンは長時間乗車は無理なので贅沢ですが新幹線を利用しました。
乗車時間33分、指定席に座ると直ぐに缶ビールを開け乾杯(笑)
おかげでオジサンも退屈することなくご機嫌でした
16:36 出水駅到着
新幹線駅舎から肥薩おれんじ鉄道へ自由通路を通り・・・

おれんじ鉄道の車両基地もある出水駅
ローカル線なので列車はなかなかやって来ませんがこの景色は鉄子の私にはたまりません(笑)
受付時間まで時間があるので、のんびり人気のない駅前をウロウロ

西口にはSLが展示




西口ロータリー前からの新幹線駅舎

出水は日本一のツルの渡来地で有名ですから駅舎もツルがあちこちに・・・

おれんじ鉄道の駅舎は旧JRのままでしょうか?

昔、親友Gちゃんとツルを見に来た時は何もない駅前だったような記憶があり
もちろん九州新幹線は開通していなかったような・・・?

17時15分過ぎ川内からやって来た2両編成の「おれんじ食堂」

運転席に女性の姿を見て「もしやこの女性は?」と思い乗務員のお姉さんに尋ねると
私の予想通り地元新聞やニュースで取り上げられた運転士Hさんでした。
くま川鉄道の新人運転士として昨年8月にデビュー直前の7月豪雨で「くま川鉄道」は全線運休
12月に肥薩おれんじ鉄道に出向し運転士としての研修を積み13日独り立ちの日を迎えたそうです。
今日「おれんじ食堂サンセット3便」の運転は初めてらしく緊張しているとのこと
もちろん声はかけませんでしたが心の中で「頑張ってネ」と応援しました。
ちなみにおれんじ鉄道にも3名の女性運転士がいるそうですョ~

さて、私達の指定席は先頭車両の2号車 B14・15 

水戸岡デザインらしい車内

既にテーブルセッティングがしてありました。

コロナ感染防止策で車内の対面した席は全て使われておらず・・・
幸運にもこの日の2号車は私たち2人だけの貸し切りでした

1号車

こちらには8名の乗客がいるようでしたが皆さん駅見学中で席を外していたようでした。

暫くすると隣のホームに入線してきた「放課後ていぼう日誌」ラッピング列車

スマホで写真を撮りまくり孫Yちゃんに送り大興奮の私でした(笑)
私が席に座らずあちこち写真を撮っていた間にオジサンは早々とワインを頼み
乗務員のキレイなお姉さんと盛り上がり上機嫌で楽しそう
オジサンが結婚38年記念乗車と話したらしく、その後に嬉しい心遣いも・・・

17:40 出水駅出発
鹿児島と熊本の県境の石橋「境橋」で一時停車

このように沿線の見どころでは徐行や停車して説明してくれます。

水俣駅で食事を積み込むため5分ほど停車



席から一度も立つことなく「食前酒」と言って食事が来る前に
グラスワインを空にしたオジサンは次の酒を物色中(笑)

水俣駅を出ると、お待ちかねのディナー「湯の鶴迎賓館 鶴の屋」の特別料理
最初は「旅の楽しみを飾るプレリュードBOX」

長島産蛸のカルパッチョや熊本県産ローストビーフ、トリュフコロッケ等々
水俣産野菜など沿線の食材を使った料理の数々は一つ一つ違う味で
気軽にお箸で食べれるのが良いですネ~

オジサンがおかわりのワインを注文すると・・・
乗務員の女性から嬉しいサービス
鹿児島県初のさくら農園ワイナリーで作られた白ワイン

アルコール度数14度と言うことですがスッキリと飲みやすい口当たり
貴重なワインをありがとうございました。

津奈木駅を過ぎると左手にゴツゴツとした重岩盤が見えてきました。
岩の先には国旗掲揚台がありますがこの時期だけ鯉のぼりが泳いでいます。
町の職員さんが岩肌を歩き飾り付けたと地元のニュースで見たばかり
もちろんアナウンスされますので見逃すことはありません。

佐敷駅を過ぎ、昨年7月の豪雨で土砂崩れがあったトンネル手前で徐行運転
土砂がトンネルの中いっぱいに流れ込んだと説明を聞き
復旧された跡からは想像できない大きな被害だったのですネ~

トンネルを抜け海浦駅付近から見えた夕日

2号車は貸し切りで「何処でも好きな席に座って良いですよ~」と言われていたので
暫く海側の席に座りずっと夕日を眺めていました。

肥後田ノ浦駅付近では・・・

潮が引いた海に夕日の道

御立岬駅を過ぎると続けて警笛が鳴ったので席を立ち運転席の方へ進むと
線路に鹿が侵入していたようで右手の山側に3頭の鹿がこちらを見ていました。

直ぐに乗務員の方がマイクで説明したので座席からオジサンも見れたようです。

上田浦付近からは海沿いを走り・・・

念願の車窓からの刻一刻と沈む夕日を見ることが出来ました。

夕日はあっという間に天草半島に沈み・・・


もう少し日没時間が遅ければ上田浦~肥後二見間で夕日がゆっくりみれたことでしょう~


まぁ~メインデッシュが出る頃には日も沈み落ち着いて食事がとれましたけどネ(笑)
阿蘇び豚のグリエ(マスタードソース)

豚肉嫌いのオジサンも美味しいと満足

最後の料理

「イカ墨」と「ビーツ」のライスコロッケ

球磨川を渡る鉄橋からは八代の街の工場の煙が見え・・・


食後のコーヒーをいただく頃には外は真っ暗に・・・


19:07 新八代に到着
1時間27分の38年結婚記念プチ鉄旅は終了しました。

乗客を降ろし八代へと戻るおれんじ食堂車を見送りながら
「こんな鉄旅なら1年に1度は良いかも・・」とオジサン
19:15 新八代からガラガラの普通列車に乗り替え家路へと向かいました。

今回のプチ鉄旅は鉄子の私にとっては少々乗車時間が物足りませんでしたが
オジサンにとってはちょうど良い長さだったようで作戦大成功
ただ一つオジサンの心残りは「可愛い乗務員のお姉さんと握手し損ねた~」って

今まで何度も乗車した大好きな肥薩おれんじ鉄道
今回の旅で益々ファンになりました。
長閑な車窓の景色と流れる時間、そして何より温かいおもてなし
コロナ禍でマスクをしていてもその温かさと人柄は十分に伝わりました。
これからも微力ですが「肥薩おれんじ鉄道」を応援したいです
次は東シナ海に沈む冬の夕日を見るために川内~出水駅間を乗車したいなぁ~

アットホームなおもてなしと美味しい料理、そして念願の素晴らしい夕景
非日常のひと時は「明日からまた頑張ろう」と自然と元気が湧いた私でした

本日も長々とお付き合いいただき本当にありがとうございました。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (minou_yamatai)
2021-04-20 12:43:36
オレンジ鉄道、いいですねー。
参考になりました。近いうちに乗ってみたいです。
返信する
Unknown (3丁目のhiro)
2021-04-20 18:05:06
結婚38周年おめでとうございます㊗️🎊
オジサンもお酒とキレイなお姉さんのおかげでプチ鉄旅を十分楽しめたみたいですね!(笑)
返信する
minou_yamataiさんへ (taka)
2021-04-21 21:03:46
肥薩おれんじ鉄道は車窓が長閑な車窓の景色が魅力です。
阿久根~川内の東シナ海の景色も素晴らしいので
是非、一度乗車してのんびり癒されてくださいネ!
返信する
3丁目のhiroさんへ (taka)
2021-04-21 21:06:26
ありがとうございます。
そりゃ~
きれいなお姉さんに優しくしてもらって
大好きなお酒をずっと飲んでいられたら
ご機嫌にならないはずがありませんよネ~(笑)
返信する
Unknown (あおぞら)
2021-04-23 14:57:30
素敵な鉄道でのプチ旅行、結婚38周年と共におめでとうございました~。
美味しそうなお料理とお酒を頂きながら、車窓には素晴らしい景色、言うこと無いですね。
九州は何処をとっても素敵な場所が多いように思います。




(ところで水戸岡さんのお名前、大変失礼ですが少しお間違えではと;いつも感じております  いらぬお節介ですみません;)
返信する
Unknown (taka)
2021-04-23 15:22:47
あおぞらさんへ
あちゃ~
鉄子の私が水戸岡氏の名前を間違えちゃダメですネ(>_<)
直ぐに書き直しました。
又、間違った時は教えて下さいネ~
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。