goo blog サービス終了のお知らせ 

~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

九州満喫きっぷ第四弾 ~part2~

2016年08月26日 | 鉄旅
ここ熊本は今日も最高気温36.5℃の猛暑日
それでも早朝はほんの少しですが涼しく感じるようになりました。
台風10号は本州をめがけUターンを始めたようで・・・
大きな被害が出ないことを祈るのみです。

さて、先日の鉄旅の続きを今回もお届けしたいと思います。
いさぶろう号から下車し肥薩線・吉松駅
隼人行きの普通列車まで37分の時間調整です
ホームに降り最初に向かったのは・・・・
駅弁購入
ネットであらかじめ調べておいた「駅弁 たまり」
駅弁売りのおじさんに許可をもらい写真撮影
  
幕の内弁当の一種類ですが650円とは安い
せっかくなら列車の中で食べることにして
「後で缶ビールを買いますネ~」駅弁売りのおじさんに伝え駅前散策

駅前には立ち寄り温泉がありました
夏はとても入る気がしませんが(笑)寒い時期は待ち時間を利用し入浴もいいでしょうネ~
  
駅舎の横には鉄道資料館とSLが展示してありました。

10分ほど早めにやって来た列車内で早速駅弁をいただきました
天井の扇風機が回るレトロな車内、もちろん缶ビールも忘れず買いましたヨ
デザートには駅横にあるお店で買った「霧島山麓 湧水茶プリン」
  
650円の普通の幕の内弁当は期待以上に美味しかったです
お米も美味しく、しっかり味のついたおかずも酒の肴になりました(笑)
テーブルもなく窓枠も狭い普通列車はビールと弁当の両方を持つのは
とても無理で向かいの座席をテーブル代わりにしました
11:59 隼人駅へ向かい列車は出発
古い車両のシートはスプリングが壊れているかのように上下に揺れ
発車前に駅弁を完食したのは大正解でした(笑)
吉松の次の栗野駅では左手に日本名水百選にもなっている丸池湧水が見え
先を急ぐ旅でなければ途中下車したいところです。

大隅横川駅駅舎
オレンジ色のほうずきが下げられ良い雰囲気です。

太平洋戦争時の機銃掃射の弾が貫通した跡がホームの柱に残り
戦火を乗り越え、開業当時の姿を今に伝えているそうです。

嘉例川駅

明治36年(1903年)に開業、大隅横川駅と並ぶ肥薩線最古の駅
レトロな雰囲気で今や人気の観光スポット
観光列車「はやとの風」に乗ると両駅ともに数分間停車し見学できます。
嘉例川駅を出て暫くすると駅弁&ビールと列車の心地よい揺れにウトウト
12:51隼人駅到着寸前に目が覚めました(笑)
隼人駅で乗り換え時間22分ありましたが
八代駅からずっと一緒だった60代のご夫婦とホームのベンチでお喋り
素敵な出会いにあっという間に待ち時間が過ぎました。

13:13隼人発 暫くすると錦江湾が見え桜島の姿が・・・

やっと上手く撮れた一枚
車窓からはどうしても電線が邪魔してなかなか良い写真は撮れません。

隼人から鹿児島中央までは35分で到着
ラッキーなことにホームの反対側に「特急 たまて箱」の姿

黒白の斬新なデザインはやはり水戸丘デザイン 

鹿児島中央での乗り換え時間は30分、一旦、改札から出た私
こんな暑い夏は名物の「白熊アイス」が食べたいけど・・・
オジサンのお土産にさつま揚げを購入し、再び鹿児島本線ホームへ
すると・・・隣のホームに宮崎行き「特急 きりしま12号」
鹿児島駅名物(?)観覧車が見えます。

九州新幹線が運行する以前は何度も博多まで乗っていた車両に懐かしくなりました。


14:18 鹿児島中央発・川内行きに初めて乗る路線に最初は珍しく
車窓を眺めていましたが乗車50分の最後の20分ほどは完全に爆睡でした(笑)
川内からは第三セクター「おれんじ鉄道」に乗り換えです。
おれんじ鉄道と言えば車窓を眺めながら食事をする人気の「おれんじ食堂」
食事付きは21000円ですが、食事なしで1400円の指定席でも乗車は出来ます。
(空席があればの話で簡単に取れるかはわかりませんが・・・)

くまモンなどのラッピング列車も人気ですが・・・
今回は「芦北鉄砲隊」

芦北町在住の漫画家・村枝賢一さんデザイン
  
一両の可愛い列車です。

鹿児島中央では良いお天気でしたが夕立が降りだしてきました。
せっかくの海沿いの路線なのに・・・青い海が見たかったなぁ~
薩摩高城駅に近くなると砂浜が続きます。

見通しが良ければ甑島も見えるとか・・・
薩摩高城駅は「おれんじ食堂」や「ななつ星」が停車します。
ホームから直接海岸までの遊歩道を散策できるそうで
次回はおれんじ鉄道をゆっくり途中下車しながら旅してみたいですネ~

牛ノ浜駅付近では奇岩の上に建てられた鳥居「牛ノ浜景勝地」

晴れていれば・・・

16:18 出水駅到着
おれんじ鉄道の車両がとまっていますが右端の青い車両はおれんじ食堂

ここで一両連結され、八代まで二両編成で運行します。
連結の様子を観光客と一緒に眺めてみました
  
鉄道マニアではありませんが、めったに見れないので楽しいもんですネ(笑)

水俣からは見慣れた景色が・・・
津奈木駅を過ぎると車窓からも左手に重盤岩が見えてきました。



いつもは車で通る景色も列車から見るとまた違った感じです。

肥後田浦を過ぎると海が見え・・・

たのうら御立岬公園駅を過ぎトンネルをぬけると海沿いを走り・・・ 

肥後二見を過ぎるまでの景色は最高です。

今回のおれんじ鉄道の景色は残念ながら雲が多く
キラキラ輝く夕日や青い海は見れませんでしたがそれでも十分
完璧な夕景はまた次の楽しみにとっておきましょう

八代駅でJR鹿児島本線に乗り換え、通勤通学の人の中を
自宅にはまだ明るい6時半過ぎに到着し夕食の用意も十分間に合いました。

家を出て帰宅するまで11時間のローカル線の旅
そのほとんどを列車に乗っていた私に
「ようやるよ~俺には考えられん」とあきれるオジサン


腰は少々疲れたものの達成感と幸福感で
すっかりストレスもどっかに吹き飛んでしまいました
ただ一つ心残りと言えば・・・
おれんじ鉄道で2本目の缶ビールを呑めなかったことかなぁ~
ちゃんと酒の肴にさつま揚げは買ったのにネ(笑)
どうやら私の鉄旅も「乗り鉄」から「呑み鉄」に傾きつつあるようです

本日も長々と私の旅レポートにお付き合いいただきありがとうございました