goo blog サービス終了のお知らせ 

~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

秋の山陽本線一人旅 ~鞆の浦編 ②~

2018年11月02日 | 鉄旅
今日も旅のレポート鞆の浦の後編です。

観光客のいない狭い路地をあえて歩く・・・
この日は良いお天気で青空をバックにナマコ壁の白い蔵が映えます。


時折、壁が軒先に向かって緩やかにカーブしているのが
ずっと気になっていましたが・・・



ちょうど通りかかったボランティアガイドさんに質問すると
ネズミ避けと防火のためだそうです。
壁板を湾曲させる技術、昔の人の器用さに感心しました

時代を感じさせる保命酒の看板



酒蔵によって味が違うそうですが・・・
さすがにこれ以上重たい瓶を買うのは諦めました(笑)

そして、鞆の浦の観光のシンボルと言えば「常夜灯」

私は2015年のドラマ「流星ワゴン」のロケ地となり知ったのですが
1859年に建造され港の常夜灯としては日本一の高さだそうです。
常夜灯のすぐ横には「いろは丸展示館」(200円)

2階には実物大の坂本竜馬の人形があるとか?
歴史に疎い私は建物を外から見て終了(笑)

常夜灯横のベンチに座っていた地元のおじいさんの1人が
観光客(特に女性)に次々と写真のベストポイントを伝授してました(笑)
私も言われるまま・・・

確かに青空に映え美しい常夜灯

暫く鞆港西側の雁木に腰掛けのんびり過ごしました。

雁木とは潮の干満に関らず船着けできる石階段

目の前には長閑な景色が・・・


さて、そろそろ次の目的地である『福禅寺対潮楼』へ
対岸から常夜灯の眺めはまるでタイムスリップしたかのよう

あえて白黒で・・・

山の中腹には頑張って上った医王寺が見え・・・

まだ地元のおじいさんたちはベンチでお喋り中(笑)
あのおじいさんは相変らず観光客に声をかけてるのかな?
雁木に腰掛ける観光客も・・・
常夜灯は対岸から眺める方が雰囲気がありますネ~

さて、高台にある「福禅寺対潮楼」に着くと・・・

ナントこの日は日韓囲碁選手権とやらで一般入場は16時半から
鞆港バス停の側なのでバスに乗る直前に再挑戦するとして散策を続けました

「御舟宿いろは」

「鞆の津の商家」


小さな港町ですがずいぶん歩いたので「深津家」で休憩

鞆の浦は宮崎駿の「崖の上のポニョ」でも有名な所
制作側は明言していませんが「ポニョは鞆の浦が舞台なのでは?」という噂
初めて訪れた鞆の浦を気に入り、その後長期間滞在し鞆の町を歩きながら
ポニョの構想を練った・・・と言われています。
私はポニョは見たことないですが鞆の浦の街並みの景色が登場してるとか?
この「深津屋」の「炭焼きコーヒー」は宮崎駿監督も愛飲したそうです。

さて、16時半になるので「福禅寺対潮楼」へ再挑戦
200円の入館料を払い・・・
対戦も終了し中では説明が行われ沢山の人

ここから眺める鞆の浦の眺望を讃えた「日東第一形勝」その賛辞に相応しい絶景
いろは丸事件の際、紀州藩の談判場所として坂本龍馬も立ち寄っているとか・・
この眺望写真は谷村新司さんが歌う「いい日旅立ち」のCDジャケットにも使われたとか?

ゆっくり座り景色を眺めながら話を聞いていたいのですが
バスの時間が気になり夕陽に映える景色だけ拝見しバス停へ向かいます。

鞆港バス停側からは常夜灯が見えバスが来るまで日が沈むの眺め・・・

右側に停泊した船の向こう側には大田家別宅が見えます。


太陽は山に沈んだものの常夜灯に明かりが灯るにはまだ時間がかかりそうです。

後ろ髪をひかれながら17時福山駅行き鞆鉄バスに乗り込みました


今回、鞆の浦から船で5分の仙酔島に渡ることも考えたのですが
4時間余りでは鞆の浦の街を全部見きれなかった気がします。
2月中旬から3月下旬は「鞆・町並ひな祭」が行われ
町家・商家、寺院に大小様々なお雛様が飾られるそうで
冬の鞆の浦もまたよさそうですネ~
そんな鞆の浦の余韻に浸りながら車窓はどんどん暗くなり・・・
福山の街中に入る頃バスが渋滞に遭遇
計画ではバス到着から新幹線こだま乗り換え時間は21分
ハラハラドキドキ祈る思いの中、10分遅れでバスは福山駅前到着
駆け足でコインロッカーから荷物を取出しトイレを済ませダッシュ
17:55発こだま748号に無事に乗車できました。
今夜は姫路泊、なんと「こだま」は福山~姫路間が1時間半もかかりました。
急ぐ旅ではないとはいえ他の新幹線待ち合わせが30分近くある駅も
「缶ビールがあったら退屈しなかったのになぁ~」とお茶を飲む私でした(笑)

19:25 初めての姫路駅に到着
さぁ~女ひとり姫路の夜をどう過ごすか・・・お楽しみに~

本日も長々とおつきあいいただきありがとうございました

秋の山陽本線一人旅 ~鞆の浦編 ①~

2018年11月01日 | 鉄旅
旅の続きです。

10月20日(土)10時過ぎ宮島から広島駅に到着
前日、広島カープがクライマックス進出を決めたので
さぞかし駅も真っ赤に染まっているだろうと思ったら
人は多いものの横断幕も何もなく少し期待外れでした(笑)

10:59 新幹線こだま736号に乗り換え福山へ
福山駅で荷物をコインロッカーに預け駅前からバスで鞆の浦に向かいます

土曜日でもありバスの車内はほぼ満席
暫くすると車窓から瀬戸内海の海が見えてきました。

昨日は天気が悪く乗車した山陽本線で見れなかった青い海
(乗車前にちゃんとチェックし海が見える左側に座りましたヨ~)
公共機関の旅は美しい景色を見逃さないためにも座る場所が大事です

約30分で鞆の浦に到着すると一番にブロ友のisさんお勧めのお店へ向かいましたが
昼時の店内は満席で少し時間をつぶすためブラブラ
同じ通りにあった昭和を感じる建物

あえて白黒にしてみました。

昭和初期の雰囲気の信金

今は空き家のビルでしょうか?

有名でもないこのような建物にも哀愁を感じるのはやはり歳をとったせい?

こちらはもっと古そうな「鞆酒造」

店主の奥様らしき女性が色々説明していただきました。

明治十二年からある老舗

保命酒とは・・・

江戸時代から鞆の地で造られている伝統の薬味酒で
13種類の漢方薬と麹米・もち米・焼酎を合わせた十六味を漬け込んだ和製リキュール
(アルコール度数14%)

試飲もさせてもらいましたが甘くトロッと養命酒の味(?)
炭酸でも割ってもいいそうです。(後日調べると牛乳割りも美味しいとか?)

薬草が入り冷えや夏バテ、疲労回復などに効果があるといわれています。
現在、保命酒は広島県福山市鞆町にある4つの保命酒屋でしかつくられていないそうで
冷え性の姪っ子や産後のお嫁ちゃん、長男のお嫁さん、自分用と一番小さな瓶を4本購入

店内に飾られた写真を見ると昔は鞆の浦にも窯元があり
保命酒を作るための大きな壺を作っていたそうです。
店内には深さ150cmほどの壺が埋められて金魚が泳いでいました(笑)
下から二段目の一番左はその窯で焼かれた古い焼き物だとか?

最初に重たい土産を買ってしまったのですが店の方のご厚意で預かってもらい
13時過ぎ、isさんお勧めのお店へ向かいました

昭和の匂い漂う店構えの「おてび」

店名は日本三大火祭りのひとつ沼名前神社の「お手火神事」にちなんだものらしく
屋根の上にあるのが神事に使われる「おてび」かな?
最近こんなお店が好きで一人でも尻込みすることなく入店できるようになりました(笑)
小さな店内はほぼ満席ですが空いたカウンター席に座り・・・
お勧めを聞くと「おてびのそば」も美味しいと聞きましたが
悩んだ結果「小魚定食」もちろん生ビール付きです(笑)

エビ・フグ・ネブト(テンジクダイ)の唐揚げや小魚の甘露煮
冷えてますがビールのつまみ&ご飯のおかずになります。
隣り合わせた中年男性やお店の人と話が出来るのも一人旅だからこそ
昭和の大衆食堂の雰囲気を十分満喫しました。

食事を終える頃には店内は私一人、許可を得て写真を撮らせてもらいました。

カウンターに並んだおふくろの味の料理の数々
地元の人にとっても夜遅くまで呑める憩いの場所のようです。

ドラマの撮影にも使われる鞆の浦、芸能人もたくさん訪れてるようですネ~
isさん良いお店を教えていただきありがとうございました。

さて、お腹もいっぱいになり運動のために鞆の浦が見渡せる医王寺に向かいます

行きは良い良い帰りは?膝の調子を心配しながら・・・
徒歩10分ほどで到着

頑張って歩いたご褒美の景色

鞆の浦の名所「常夜灯」もバッチリ見えます。

美しい瀬戸内海の海

遠くに見えるのは四国?

医王寺の一番上から・・・

さすがに観光客はほとんどいません。
ずっと眺めていたい景色です。

帰りは苦労しながらジグザグに坂道を下り・・・
「膝が悪いのでお先にどうぞ~」とイケメン兄さんに追い越してもらうと
「大変ですネ~気をつけて」と優しく声をかけてもらい
う~ん、膝が悪いのも案外悪くないかもネ~(笑)

街中に戻り国の重要文化財「大田家住宅」を見学

1655年に大阪から鞆に移り住んだ中村吉兵衛が「保命酒」の製造・販売を始め
江戸時代中期から後期にかけて中村家が拡張・増築していったものですが
明治に入って廻船業を営んでいた太田家に継承され今日に至っています。
ボランティアの方から詳しく説明して頂きました。
戦時中、空襲にも遭わず災害も無かったので今もそのまま残っているそううです。

入口の扉は跳ね上げ式

市松模様のモダンな土間

4枚だけ残っていた当時のもの(隅の方にありました)を参考に復元されたそうです。

土間の網代天井や明り取りのの窓

この明り取りの障子は下がってる紐を引くと開閉ができます。

屋内の赤い壁は江戸中期のもので家族の部屋家人の部屋

白い壁は来客用として 江戸の後期に建て増しした部屋

庭が額縁の中の絵に見える工夫など細かい所に「粋」を感じます。
住宅内には茶室が多く、炉を切った部屋が4つあり
この日は翌日のお茶会のための準備がされていました。

壁を利用した番傘収納

現代でも使えそうなアイデアかも?

さて、これはなんでしょうか?

厠の前にあるのですが・・・正解は音消し壺
壺の下の方にある小さな栓を抜くと水が上に向かって
チョロチョロと流れ出る音で用を足す時の音を消す
現代で言う女子トイレにある「音姫」なのです。
江戸時代にこんなものが作られていたとは驚きです

お風呂場の一部もモダンなタイル貼り


母屋の裏にはナマコ壁の保命酒蔵が当時のままの姿であります。

広い蔵の中には大きな壺がズラリ

ここで保命酒が作られていたんですネ~

歴史は苦手な私ですが・・・
貴重な建造物の数々はとても興味深く
充実の大人の社会科見学に大満足でした。

大田家住宅の道向かいも大田家別邸「朝宗亭」

大田家住宅を隅々まで見学し中村吉兵衛さんって
客人をもてなす優しい心に満ち溢れ、煌びやかさではない粋でモダンな本物志向
快適さばかり追い求める現代人が忘れている大切なモノを持っていたのでしょうネ~

鞆の浦散策はたっぷり4時間半ほどあるのでまだまだ終わりそうにありません。
ということで次回に続きます。


本日も長々とお付き合いいただきありがとうございました

秋の山陽本線一人旅 ~早朝の厳島神社~

2018年10月30日 | 鉄旅
10月も明日で終わり
暑かった今年の夏をすっかり忘れてしまうほど
ここ数日の朝の空気も寒い位になり
庭のカツラも黄色く色づき、白いシュウメイギクも満開です。
早く旅のレポートをUPしたいのですが・・・
天気が良いと身体が動き、芝刈り・模様替えなど忙しい毎日です

さて、旅レポート3回目ですがやっと宮島の最終章です(笑)

旅先でも早起きの私は5時に目が覚め・・・
まだ日の出前の薄暗い中、早朝の散策に出掛けました
厳島神社の開門は6時半なので神社の裏を回り清盛神社の方へ

清盛神社

朝の散歩の観光客も3~4人いました。(外国人の姿も)

この角度からの大鳥居も良いですネ~

砂浜に降り穏やかな瀬戸内海の海を眺め日の出を待ちましょう
対岸の山々に日が射し始めたけど東側に弥山があるからか
日の出までまだまだ時間がかかりそう・・
諦め厳島神社に参拝に向かいました

6時45分 厳島神社

人は疎らでゆっくり参拝できました。



ほとんど人のいない廻廊

客神社(まろうどじんじゃ)と五重塔



何処を切り取っても絵になる景色

鏡の池

干潮の時にしか見れない東回廊の側にある丸い水たまりは
そこだけ清水が湧き出て、この鏡の池は厳島八景の一つとなっています。
神社内には三ヶ所あるそうですが・・・

大鳥居が見えるスポット

知らずに写真に収めたのですが帰宅後、調べると
客神社祓殿と廻廊で囲まれたところを枡形と言うそうで
毎年旧暦6月17日に行われる「管絃祭」で御座船や阿賀・江波の曳船が
ここで船を3回廻し管絃祭のクライマックスを迎えるところだそうです。


祓殿から本殿を・・・


大鳥居にゆっくりと陽が射し始め・・・

ちょうど鹿が海の中を歩いていました。

本殿を振り返ると・・・

後光が差しているようでした。


日の出前から完全に大鳥居に日が射すまでゆっくり堪能
そうそう~おみくじを引くと
今のところ順調な旅ですが今日何かあるのかしら?
心配なのでお守りを購入ししました(笑)

学業の神様 天神社

右手には反橋が見えます。
昨日の散策中に厳島神社の裏を何度も通る時に見えていたのがこれだったんだ~

能舞台

右端には大鳥居が・・・

神社出口直ぐの大願寺の楼門や宝物館・多宝塔

昨日の昼間と違い、人がほとんどいません。
厳島神社の能舞台付近で修学旅行の小学生の団体(宿泊してたみたい)に遭遇
ワイワイガヤガヤ神社など興味なさげに嵐のように去っていきました(笑)
やはり小学生に神社仏閣は無理でしょうネ~
私もこの歳になったからこそ良さが解るようになったのですから・・・

約2時間の早朝参拝と散歩を終え宿に帰り8時朝食

ご飯をおかわりしたい気持ちをグッと抑え(笑)完食

ホテルの車で宮島港フェリー乗り場へ送迎してもらい
9時40分のJR西日本宮島フェリーで宮島ともお別れ

昨夜、ナイトクルーズで説明を受けたおかげで
山が観音の寝姿に見える気がしてきます。

昨日は小雨降る中の航海でしたが今日は青空

観光客も増えて来たようですネ~

大鳥居に接近するJR西日本宮島フェリー

ちなみに宮島からのフェリーは接近しませんのでご注意を・・・

対岸の宮島口港側も良い天気


昨日は急な雨に写真も撮れなかったフェリー乗り場

JR宮島口駅真正面赤い鳥居が目印で迷うこともありません。
(駅からは横断歩道がなく地下道を通ります)

JR宮島口駅

広島まで20分ほど乗車し新幹線に乗り換え福山へ

楽しみな鞆の浦観光へと続きます。

本日も長々とおつきあいいただきありがとうございました

秋の山陽本線一人旅 ~宮島の夜編~

2018年10月28日 | 鉄旅
旅の続きです。

生まれて初めての宮島の昼の散策を終えホテルで休憩後
5時15分過ぎ、夕日鑑賞にホテル前の海岸に出ると・・・
タッチの差で夕日は沈み後悔後に立たずです

それでも十分に素晴らしい夕景

たくさんの観光客に混じり石のベンチに座り夕景鑑賞しました。

18時夕食は奮発してグレードアップ「美味魚編」

瀬戸内海の新鮮お刺身

お刺身好きの私も十分満足の量

広島の牡蠣もいただきました。


ビールの後は広島の美酒3種セット

女性にオススメ甘口でなく男性にオススメの辛口をチョイス(笑)

いつも早食いの私が1時間半かけ最後のデザートまで完食しました。
食事担当女性は若いのに細かい気配りとユーモアがあり・・・
欧米の宿泊者に流暢な英語で対応する様子にさすが宮島の旅館と感心しました

さて、食後は宮島観光で楽しみにしていた「夜間宮島参拝遊覧船」
ホテルの車で3号桟橋遊覧船乗り場へ到着

屋形船に乗り海から大鳥居をくぐり参拝する30分のクルーズ

20:35分出航
先ずはガイドさんから宮島や厳島神社の説明を受け・・・

今回この遊覧船に乗ったおかげで大鳥居は海底に埋められておらず
60tの自分の重みで建っていることを初めて知りビックリでした

説明後は周りの景色が良く見えるように船内の灯りを消します。


出航後15分ほどで大鳥居が近づくと全員デッキに上がります。
海側から見る大鳥居は逆光で暗く見えます。


船のライトを当て鳥居の「厳島神社」を確認


鳥居をくぐると確かに「伊都岐島神社」と・・・

高さ16m主柱の根回り10m大鳥居が手に届きそうなほどの近さで大迫力

ライトアップされた厳島神社

明日夜、厳島神社でコンサートがあるので今夜は特別明るいと説明されましたが
ナント「ゆず」のライブのリハーサルと知り・・・
昼間は神殿に高いライトや観客席があったのを見て少々興ざめだと思っていたのに
「明日だったらなぁ~」と興奮した何ともミーハーな私でした(笑)

厳島神社側からみる大鳥居


もう一度大鳥居をくぐり真横から見る鳥居の足が3本から4本・5本・6本と
角度を変え船はゆっくり鳥居の周りを回り・・・約30分の遊覧は大満足で終了
毎日6便運航(要予約)料金1600円を払っても体験する価値があると私は思いました。
でも、潮位の関係で大鳥居をくぐれないこともありますので事前確認は必須ですヨ~

21時過ぎ、迎えの車でホテル到着しましたが
もう少し夜の宮島を感じたくて暫く散策しました

タイミングよく最終便の遊覧船が鳥居をくぐるところ・・・

私もさっきまであの海にいたのだと思うと不思議でした。


観光客でごった返す昼間の喧騒とうって変わり静かな月夜の参道
10分ほど椅子に座り鳥居と海を眺め(砂浜には鹿もいました)
帰りは大鳥居の方を何度も振り返りながら名残惜しくホテルへ
すっかり夕食の日本酒の酔いも醒め、夜風で冷えた身体と
今日1日で18000歩も歩いた疲れを温泉で温め心地よい眠りにつきました。

さぁ~
明日は5時半起きで早朝散策
清々しい宮島を堪能出来るでしょうか?

・・・つづく・・・


秋の山陽本線一人旅 ~宮島編 ①~

2018年10月26日 | 鉄旅
9月に生まれた孫ちゃんのお宮参りに合わせ計画した2泊3日の一人鉄旅
10月19日から宮島~鞆の浦~姫路を巡る山陽の旅を少しづつUPしたいと思います。
写真を撮るのが好きな私ですから4日間の写真も500枚越え(笑)
長い旅レポートとなりますので(私の老後の楽しみの旅の記録ですから・・・)
適当に端折って(笑)お楽しみください

10月19日(金)
8:06熊本駅を新幹線つばめ314号で博多へ
博多駅でJR西日本ネット予約したおとなびWEB早特(こだま限定)を受け取り
(今回初めて発券機を利用しましたが案外簡単でした)
10:00発 こだま738号で徳山へ
今回、徳山~宮島口間は瀬戸内沿いを走る山陽本線に乗車予定ですが
徳山駅ではICカードが使えないようなので・・・
新幹線車内で乗車券を購入し心配だった徳山駅9分間の乗り換え時間も安心

11:21 徳山発岩国行き普通列車に乗車
実は徳山~岩国間は今年7月の西日本豪雨により一部不通になっていましたが
10月に入り全線開通したようで途中徐行運転する所もありました。
生憎、天気が悪くなり美しい瀬戸内海の青い海は見れませんでしたが
楽しみにしていた大島大橋は見ることができました。

実はこの大島大橋、3日後の22日にタンカーが接触し大変だったようです。

12:28分 岩国到着

私の計画では徳山~岩国間を利用し車内で駅弁を食べようと博多駅で購入したのですが
ボックスシートはあるがとても弁当を食べれる雰囲気でなく断念
スケジュール的にこの後食べれる時間もいようなので岩国駅乗り換え時間28分を利用し
誰もいないホームの隅で慌てて弁当を食べました(笑)
これもまた忘れられない旅の思い出の一つとなりましたけどネ

岩国から宮島口までは近代的な(?)オシャレな車両

25分で宮島口に到着すると外は小雨
慌てて折り畳み傘を出し宮島口港フェリー乗り場まで徒歩5分
ホテルに電話し宮島港までの迎えをお願いし乗船
宮島は思ったより近く肉眼で大鳥居が見えます。

実は宮島へ向かうフェリー会社は2社あるのですが今回利用したのはJR西日本フェリー
その理由は・・・・

JRフェリーは大鳥居に接近してくれるのです
「デッキの右側が鳥居などが良く見える」とネットで予習した甲斐がありました

平日と言うのに大勢の観光客の姿が見られます。

13:50 約10分で宮島港に到着 迎えの車で宿へ
今回宿泊した「宮島錦水館」はフェリー乗り場~厳島神社のちょうど中間点
どちらも徒歩5分ほどで行ける宮島観光には最適な宿で
宿泊者専用のフリードリンクコーナーからは大鳥居も見えます。

チェックインまでまだ時間があったので宿に荷物を預け宮島散策に出掛けます

表参道商店街は修学旅行生や観光客で賑わい写真も撮れないほど・・・
私は一本裏手、ほとんど人通りのない静かな町家通りへ

五重塔がチラリと見え始めます。

町家通りから脇道に少し入った幸神社

旅行安全・夫婦円満などご利益があると聞き、この旅の安全をお願いしました。


五重塔と豊国神社(千畳閣)をめざし階段を登ります。

豊国神社(千畳閣)は豊臣秀吉が1587年建立した大径堂


少しだけ紅葉・・・


梁を見上げ・・・

床に・・・つい目がいきます



帰宅後、写真を見たオジサンからバカにされましたが
こんな変な所に魅力を感じ、ずっと眺めていたい私なのです(笑)

色づき始めた銀杏が床に写り・・・

千畳閣という名の通り約千畳の空間に心穏やか
何も考えずにずっと佇んでいたい気分でした。

眼下には厳島神社が見下ろせ山の中腹にはこれから行く予定の大聖院


後ろ髪をひかれながら千畳閣から長い階段を下り・・・


15分ほどかけ大聖院の仁王門へ到着

大聖院は空海が開いたとされる宮島最古の寺院

目の前には長い階段
思わず帰りを想像し不安を感じたけどここまで来て引き返せません(笑)
階段の中ほど眼下に五百羅漢庭園

ここは上から見るだけで階段をまだまだ登ります。

振り返り・・・

海と小さく大鳥居が見えます。

地蔵堂と摩尼殿

宗教心はあまりない私ですが心落ち着きます。
これも歳をとった証拠でしょうか?

モミジはまだ緑色

秋にはきっと素晴らしい景色でしょうネ~

摩尼殿へ上る階段には摩尼車があり
一回ませば般若心経一巻を読んだ功徳を得られると後で知りました。

まだ上には大師堂などありましたがさすがにここでリタイア(笑)
願い事を一つだけ叶えてくれる一願大師が祭られていたそうです。

帰りは・・・最初の階段の途中にあった鐘楼堂

生まれて初めて(?)鐘をつきましたが鐘の音に思わず感動
気のせいか?身体の中の悪い気が一つが落ちたような不思議な感覚でした。

次に向かったのは厳島神社の出口側にある大願寺

日本三大弁財天

本堂正面にある「なで仏」

自分の身体の悪い部分と同じ仏の部分をさすり
その後、自分の体をさするとご利益ありと聞きました。
頭の色が一際かわってるような・・・
もちろん私は膝をなでてきました。
おかげで旅の間は膝が一度も痛むことがなかったのかも?

その後、浜に降り大鳥居に最接近

最干潮は12時頃でしたから鳥居の下には行けませんでしたが
やっと青空になった空に赤い鳥居が映えていました。

厳島神社の裏手を通り五重塔と千畳閣を見上げ・・・


一番のフォトポイントから大鳥居を・・・

たくさんの観光客の中で写真撮影中
若い女の子が「あれ虹じゃない?」とはしゃぐ声に振り向くと・・・

何か良いことがあるのかなぁ~

約2時間の散策の最後は揚げモミジ

歩き疲れた身体に沁み渡る美味しさでした(笑)

16時半過ぎチェックインし夕日鑑賞まで部屋で一休みしました。


はたして夕日は見れるのでしょうか?

・・・つづく・・・




京都観光 二条城へ

2018年04月22日 | 鉄旅
一人旅から10日ほど経ちまだ続く旅のレポートが終りませんが
もう少しおつきあいください

4月11日、旅の2日目
昼前に新大阪駅で次男のお嫁ちゃんと合流しJRで京都へ
電車も満員でしたが京都駅の大きさに田舎者の私はビックリ

さすが京都は外国人観光客の多さにも驚きましたが
お昼を食べるのも広すぎてあちこちウロウロしました(笑)

今回の京都滞在時間は3~4時間ほど、身重のお嫁ちゃんの身体も心配なので
二条城をじっくり観光することにしました。
京都タワーを間近で眺め・・・(想像していたより小さい?)


タクシーで15分ほどで二条城前に到着

東大手門から唐門へ順路通りに見学しました

唐門

二の丸御殿の正門

美しく鮮やかな彫刻は時間を忘れて
じっくり眺めていたいけれど先を急ぎましょう~

二の丸御殿(国宝)

観光客は多いがウルサイ国の人が少なく(笑)静かに見学できました。

館内は撮影禁止おかげでじっくり見ることが出来ましたけどネ(笑)
歴史が苦手な私(お嫁ちゃんも)でしたが・・・
長野から来た5名の修学旅行生の後ろをついて回り一緒に説明を聞きながら見学
部屋数33、約800畳の内部は狩野派の障壁画や欄間彫刻など本当に素晴らしく
歴史が苦手な私でも十分楽しめました。
実は帰宅後BSで「二条城」の特別番組の再放送があり
実際に目にした後なので興味津々で最後まで観れました。

さて、外に出てからも「鴬張り」の説明に中学生と一緒に床下を覗いてみたり・・・


見事な二の丸庭園



東橋を渡り本丸では天守閣跡に登り本丸御殿を眺め・・・

内堀の向こうには桜や松が美しく・・・



街中にあることを忘れるほどでした。

満開を過ぎた枝垂桜







春に紅葉するモミジ 椿の花(?) そして新緑


麩まんじゅうの看板に誘われ・・・


清流園を眺めながら・・・


お抹茶を自分でたて・・・

古都・京都らしいお茶休憩となりました。

ドウダンツツジでしょうか?

赤く紅葉したかのような部分も・・・

そして、二条城散策の最後は桜で締めくくり


三色の競演





心配した雨にも合わず曇り空がかえってしっとりとした雰囲気となり
短い時間でしたが京都の春を満喫できました。

仕事をお休みして京都・二条城を案内してくれた
優しいお嫁ちゃんに感謝です

さて、明日は今回の旅の本当の目的である大切な戌の日のお参りです。
まだまだ2泊3日の旅レポは続きます。

本日もお付き合いいただきありがとうございました


一人旅2日目 倉敷から大阪へ

2018年04月21日 | 鉄旅
旅の続きです。

4月11日、倉敷美観地区の散策を終え部屋に戻ると
ドアに今朝の新聞が届けられ・・・

4月10日はJR瀬戸大橋線開通30年の記事
来年の今頃には瀬戸大橋線に乗り四国初上陸したいと思うのでした。

1階レストランで朝食

天井を見上げると紡績工場だったことが判ります。

相変らず旅先でも良く食べる私(笑)


今日の天気予報は下り坂のち
予定していた時間より一本早い電車に乗るため倉敷駅へ

8:50播州赤穂行き普通列車は通勤客で座れませんでしたが
20分であっという間に岡山駅に到着しました。
岡山駅は伯備線・津山線・瀬戸大橋線そして新幹線など路線があるので
現熊本駅よりずっと大きく新しい駅です。
乗り換え時間を利用しオジサンから頼まれたお土産「えびめしの素」get
つい最近「ケンミンショー」で放送されたせいか、まとめ買いする人の姿
もちろん私も5箱getしましたけどネ(笑)

9:57 新大阪行き新幹線こだま730号に乗車します。

「おとなびWEB早特」利用で岡山~新大阪2400円(指定席)とお得に乗車できました。

ホームに入って来たのはエヴァンゲリオン新幹線「500 TYPE EVA」
5月13日で運行終了となるそうです。

偶然、予約したのがこの車両でした。

2号車の車内は特別仕様

1号車はジオラマなどの展示と・・・
 

実物大コックピット

搭乗体験(予約制)も出来るそうです。

渚カヲル役を務める声優、石田彰さんによる車内放送など
エヴァンゲリオンに興味のない私でも何だかワクワクしましたヨ~

姫路駅では座席に座ったまま姫路城が・・・


11:14 終点新大阪駅に到着

駅ホームではたくさんの人が写真を撮っていましたヨ~

新幹線中央出口で次男のお嫁ちゃんと合流、コインロッカーにキャリーバックを預け
さぁ~JR在来線に乗り換えプチ京都観光へ

次回へつづく・・・・  

倉敷美観地区散策は夕暮れと早朝が最高!!

2018年04月19日 | 鉄旅
旅の続きです。

5時半、再びアイビースクエアから美観地区に戻り
予定していた食事処を尋ねると・・・どうやら休み
賑やかだった美観地区の店も5時過ぎにはほとんど閉店
散策中に見つけた「浜吉ままかり亭」

写真は店を出る時に撮りました。

店内には少し先輩であろう夫婦が一組の先客のみ
こじんまりとした良い雰囲気の店内にこの選択は間違いなかったかな?
 
カウンター席に座り・・・

お一人様の食事にもずいぶん慣れた私はお店の人と会話し・・・
岡山名物の「ままかり定食」(2500円)を注文しました。

えのき・黒豆・大根・魚の南蛮漬け
高級な食材はありませんが優しい味の前菜・・・
  
地蛸とままかりの刺身(糸造り)や焼き&酢漬けのままかり

もちろん、ビールのあとは日本酒
板さんお勧め 倉敷・児島の十八盛酒造「多賀治」
 
日本酒にままかり寿しもなかなか合います。

ままかりとはサッパという魚(熊本ではハダラと呼ばれてる)
コノシロを想像していたのですが小骨なども無くさっぱりとして癖のない魚でした。
板さんに体長12cmほどの魚の捌き方を聞くときびなごの様に手捌きだとか・・・
ちなみに名前の由来は飯借(隣家にご飯を借りてくるほど美味いと言うこと)
お酒が終った頃合いで味噌汁(これも美味しかった)
最後に小さなデザートまで美味しくいただき大満足
ほろ酔い気分で夕暮れの美観地区散策へ

店を出て直ぐ前、火の見櫓





火の見櫓の前の蔵は消防小屋でした。

ほとんど人がいない倉敷川沿いも夕暮れでしっとり


お店も全て閉まりひっそり・・・


そんな中、灯りのついた「古道具さん」

棚おろし中らしく店内を見せてもらいました。

釘づけになったカウンター

薪もインテリアに・・・

鉄瓶など日本のモノから外国のモノまで・・・

列車の旅でなければ買っていきたいほどでした(笑)

一本路地を入ると人はおらず・・・


日没後の青い空に・・・ランプの灯り


30分ほどの食後の散策、涼しい風に酔いもすっかり醒めました。
ホテルに戻り大浴場でさっぱりすると・・・・
本日の万歩計1万4000歩、心地よい疲れで22時には就寝

翌朝は5時半起き(どうしても目が覚めます)で
朝食前に美観地区を早朝散策
さすがに西門は閉まり正面から出てアイビースクエアのレンガの壁沿いを歩き・・・


目の前に面白いモノを発見

屋根の上、あのビクターの犬  若い子は知らないだろうなぁ~(笑)
以前、鉄旅番組で観た記憶がよみがえり・・・ココだったんだ

早朝の美観地区は散歩してる地元の人しかいません。


大原家別邸となる有隣荘

写真ではよく解りませんが・・・
緑色の瓦屋根が目立つことで「緑御殿」とも呼ばれていたそうで
特殊な釉薬が使われ艶やかな緑色の瓦は泉州堺の瓦職人に
特別注文したもので現在の価格で1枚3万円程だったとか?
実は知らずに写真を撮ったのですが後で復習し勉強しました(笑)

備前焼のショーウインドーを眺め・・・


可愛い赤い車




昨日の昼、続く階段を見て断念した阿智神社へ挑戦


石段横の桜に励まされ・・


61段の還暦坂


33段の厄除坂


まだ開いてない・・けど・・賽銭なしで参拝しました。


奥の本殿(?)がいい雰囲気


眼下には倉敷美観地区

頑張って登った甲斐がありました。

参道の階段横にはしだれ桜


神社で出逢ったのはアメリカからやって来たと言う女の子ふたり
日本語が上手い神社が好きで旅をしてるとか・・
この階段を颯爽と駆け上り、そして私を追い越し降りて行きました。


路地からお侍さんが出てきそうな・・・

江戸時代にタイムスリップしたかのような静かな倉敷美観地区
違う季節にもう一度来たいと思う素敵な町並みでした。



今回、ブログにUPしきれなかった写真などをフォトチャンネルにしました。

2018.4 夕暮れと早朝の倉敷美観地区



この先も京都プチ観光などまだまだ盛りだくさんの旅
いったい何回で終わるのでしょう(笑)
本日も長々とおつきあいいただきありがとうございました

憧れのアイビースクエアへ

2018年04月18日 | 鉄旅
私の大好きな番組BS「こころ旅」今週は正平ちゃんがいよいよ熊本へ
今朝、「朝版」を見ていると・・・
なんと我が家のすぐそばを通っていた
「エェ~いつ来たの?いつ来たの?」と
テレビに向かい大声をあげ話しかけていた私がいました(笑)
いつも私が乗り降りする駅、愛車で走る道が映し出される映像
「こころ旅」を身近に感じる瞬間でした。

こんな私の興奮の様子はこの辺にして旅の続きです。

倉敷駅からタクシーで向かった今夜の宿「倉敷アイビースクエア」
江戸幕府の代官所跡に1889年に建設された倉敷紡績工場を
1973年(昭和48年)に改修され観光施設となりました。
20代の頃からずっと訪れたいと願っていた憧れの場所
(写真は夜や翌朝に撮ったものも交じってます)

レンガのアーチをくぐり・・


屋根の形が紡績工場の面影?


ホテル入口

風見鶏が印象的

ロビー


私の部屋は2階シングルルーム


レストラン前の廊下
 

レストランの窓ガラスは昔のままなのか波打って・・・


中庭

4月初旬のためかツタの緑が疎らですが・・・


夜の中庭はこんな感じ・・・


中庭から西門へ向かうと・・・


アイビー学館ではデニムの展示イベント

さすがデニムの街、倉敷ならでは・・・

紡績記念館


代官所内濠遺構


夜のライトアップもいい感じです。


アイビースクエア西門

夜10時には閉門されます。

西門を出ると洋から和へ

右はアイビースクエアのレンガの壁

さぁ~美観地区へ散策へ出掛けましょう

先ずは倉敷川が流れるメイン通り

観光客がいっぱいで写真は夜と明日の朝をメインに・・・

気になる装飾?泥棒避け?


壁材は焼き杉でしょうか?


こんな看板に魅かれます。


大原美術館


お隣のツタの絡まるレトロな喫茶店


観光者が多いメイン通りから路地を入り少し離れると
人がほとんどいなくなります。


あちこちに日常が見られ・・・猫に遭遇しパチリ


オシャレな帽子店


森田酒造




一先ず40分ほど散策し購入したお土産を抱えホテルへ戻り
少し部屋で休憩し、食事処を捜すため再び美観地区へ

美味しい酒と肴と夕暮れ後の静かな美観地区の様子は次回につづく・・・


本日も長々とおつきあいいただきありがとうございました

2泊3日の一人旅  初めての呉線は・・・

2018年04月16日 | 鉄旅
一週間のご無沙汰でした。

木曜日夜、大阪から帰り翌日は洗濯や家事に追われ
孫ちゃんが遊びに来たりと何となく忙しく過ごし
さすがに週末は旅の疲れなどもあり体が重たく・・・
予定していたキャンカーお出掛けも風雨の天気もあり中止し休養日
15日は熊本地震の前震から2年
テレビや新聞の特集を見ながら、今回こうして旅に出たり
平穏な日々を過ごせることをあらためて感謝する週末でした。
月曜日の今日はすっかり元気になり・・・・
日常のペースに戻りやっとPCの前に座る余裕が出来ました。

さて、今回の一人旅は次男夫婦の戌の日のお参りが目的でしたが
1日早目に出発し、呉線乗車と倉敷で前泊する計画を立てました。

4月10日(火)
オジサンの出勤を見送りを済ませると通勤で込み合う電車に乗り熊本駅へ
7:34 熊本発つばめ310号で博多へ

熊本始発の車内は私とおじ様の2名、各駅停車の新幹線はガラガラ
つばめ限定ネット切符は熊本~博多間2350円で申し訳ないようです。

8:28 博多駅到着後、ネット予約した切符受け取りのためJR西日本の窓口へ
何度も乗り替えしてる博多駅ですが今回は降り口を間違えコンコースをウロウロ
やっとたどり着いたみどりの窓口もチョッとした行列で焦りましたが
念のために30分の乗り換え時間をとっていたため次の新幹線に間に合いました。
これは・・・もしかしてアクシデントの前兆
初めての広島・岡山駅乗り換えは大丈夫かしらねェ~

8:58 こだま736号で広島へ

今回、利用したのは「おとなびWEB早特(こだま)」
JR西日本のおとなび会員限定で博多~広島(指定込)が3570円と通常より5370円引き
こだまなので時間はかかりますが半額以下は超お得です。
前回、新幹線で窓際の苦い体験(?)を学習し、指定席は通路側にしましたが
乗客も少なく車窓からは工業地帯も見れました。

新幹線はトンネルも多く車窓の景色も見飽きたし・・・
私にとってはトイレにも気兼ねなく行ける通路側が正解のようですネ~
旅に出る2日ほど前の島根の地震影響もなく新幹線は順調でしたが
広島の先の山陽本線で人身事故があり乗車予定の呉線など遅延しているようでした。
車掌さんに呉線の運行状況など尋ねると私が鉄子と気づいたのか(笑)
「呉線は時間かかりますヨ~」などと会話が弾みました
10:45広島駅、新幹線は予定通り到着
呉線への乗り換え時間45分を利用し駅構内で名物の広島お好み焼きで早目の昼食

セットでお安くなる広島牡蠣ともちろんも・・
 
駅にはたくさんのお好み焼き店があったようですが
時間が早く開いている店は限られ選択肢がなく残念でした。

11:30「快速 安芸路ライナー」広行きは遅延も無く出発
観光地の呉に向かう列車の車内は観光客も多くほぼ満員状態
早目にホームに向かったおかげで運良く座れラッキーでした。
心配した遅延も無く、観光客のほとんどは呉駅で下車
写真は撮れませんでしたが車窓から見える呉の町は独特の雰囲気がありました。


12:14 広駅に到着し同じホームに停車中の三原行に乗車

12:18 発車した三原行は横向きのロングシート
車窓の瀬戸内海をより良く見るにはクロスシートが良かったけど
乗客が少ないく山を背に海に向かって座わると広い窓が額縁のようでいい感じかも?
と思っていたら途中、目の前に中年のおじさんが座り景色が見えない
ならばと席を移動・・・しかし、これが不幸の始まりでした。
キャリーバックを握り立ち上がると同時にガシャ~ン
なんと、膝からカメラが床に落下
車内の全員が私に注目する中、照れ隠しの笑顔をし逃げるように席を移動(笑)
シートに座りカメラを確認すると・・・・
ガーンレンズカバーに無数の大きなヒビが・・・
しかし、本体のレンズは無事シャッターも切れるので
「最悪レンズカバーを外せば良し」とカバーを回すもビクともしない
よく見るとレンズカバーのフレームが少し変形している

まだ旅は始まったばかり、瀬戸内海の青い海も倉敷の美観地区も
な~んにも写真撮ってないのに
色んな思いが走馬灯のように頭の中をクルクルと・・・そこで閃いた
「ならば・・レンズカバーの割れたガラスを取り除けばいいんだ
それから必死にヒビの入ったガラスを手で一つづつ外し撮影再開出来たのでした
ということで・・・私がカメラと格闘していた1時間弱
広駅~竹原駅間の写真はもちろんのこと車窓の景色さえも全く思い出せないのです。

それから先、旅の間中カメラを首から下げていたのは言うまでもありません

さて、竹原駅を過ぎ安芸長浜付近の車窓は目の前がすぐ瀬戸内海

美しい海です。

忠海駅

多くの観光客が下車するので不思議に思い調べると
忠海港からうさぎの島「大久野島」へ船が出ているそうです。

今治造船所

そして、島々・・・

途中から乗車した3人組のおばさま達も瀬戸内海の海に歓声を上げていました。


須波海浜公園

須波~三原間の海が見える場所では列車がスピードを緩め走行してくれた気が?

写真は撮れなかったが須波駅を過ぎると海中に赤い鳥居が見えました。
帰宅後調べると須波稲荷の鳥居でご来光スポットの名所だとか?
広~竹原間はカメラ騒ぎで車窓を見る暇もありませんでしたが(笑)
呉線後半は十分瀬戸内海を満喫でしました


13:44三原駅到着後、福山行き普通に乗車


車窓からは時折瀬戸内海が見えます。

遠くに見えるのは「しまなみ海道」の橋でしょうか?


尾道駅を過ぎると・・・
今治刑務所からの脱走した受刑者が潜伏しているといわれる向島上空で
警察のヘリコプターが捜索する様子が車窓からも見えました。

向島に続く新尾道大橋・尾道大橋、しまなみ海道の入り口でしょうか?

今回の旅で生まれて初めて眺めた瀬戸内海は想像した以上青く美しく・・・

いつの日か必ずキャンカーで訪れたいと思う場所がまた一つ出来ました。

さて、一番気がかりだった福山駅での4分乗り換えもクリアし
15:13倉敷駅へ到着
広島駅から3時間43分、乗り換え3回の呉線・山陽本線の鉄旅を終え
自宅を出発して8時間後、憧れの倉敷の美観地区にある宿へタクシーで向かいました。

次回へつづく・・・・

本日も長々とおつきあいありがとうございました




佐賀・武雄の夜は夜桜と・・・・

2018年04月05日 | 鉄旅
昨日は孫ちゃんのお守で一日中大忙し
夜には疲れブログUPする余力も無く早々と就寝しました
昨日も半袖Tシャツで良い位の夏日
阿蘇方面の桜は今が見ごろですが
市内はほとんどが葉桜になり今年の桜もそろそろ終わりのようです。

先日の桜を求め1人鉄旅のレポートも最終章
大川内山を満喫し伊万里駅から松浦鉄道で有田へ戻りJRで武雄温泉駅へ向かいました
18:07到着した武雄温駅
将来、長崎まで新幹線が開通するためか駅舎は新しくなり駅前南ロは工事中

南口から嬉野温泉行のバスに乗車し今夜の宿「武雄センチュリーホテル」へ

(こちらは翌朝の写真です。)


客室ベランダからの景色

隣の日本庭園「慧洲園」が見えます。


部屋に荷物を置き今回の旅の最後の桜を見学に「御船山楽園」
19時前、徒歩5~6分で到着した駐車場は観光バスなどでいっぱいです。
入園料600円を払い園内へ

いきなりパンフレットで見た景色

まだ完全に暗くなっていないためか思ったより感激がない・・・
HPの動画で予習し期待し過ぎたせいかなぁ{笑)

人がいっぱいの池の前を避け、園内を散策



月夜の夜桜



池に月が・・・

手持ちのため手振れ気味の写真ですが本当はもっといい雰囲気でした。

30分ほど園内を散策し十分満足した私は
ホテルから歩いた時に見つけた普通の家のような店構えの焼肉屋へ
私にしては珍しく行き当たりばったりの店選びで少々不安でしたが
夫婦経営でしょうか?優しい奥様の笑顔にホッとしました。
生まれて初めての一人焼肉
焼き鳥など居酒屋メニューもありましたが伊万里牛の焼き肉セットを注文
貸切の店内、テレビからはプロ野球中継が流れ・・・

ソフトバンク戦を見ながら生ビール&焼肉
今日一日、万歩計1万8000歩越えの旅の疲れが吹っ飛びます

伊万里牛(特上ロース・特上カルビ・スライス肉・ホルモン)




 
小鉢の牛すじ煮込みに始まり、〆のバニラアイスまで初一人焼肉は大満足でした
生ビール2杯で良い気分でホテルへ帰り
大浴場温泉でスッキリし10時過ぎには就寝しました

温泉に入ったとはいえ、さすがに2万歩近く歩き夜中にはふくらはぎが攣り
柔らかすぎたベッドだったからか腰が痛く5時前には起床
素泊まりだったので予定より2便も早い6時26分のバスで武雄温泉駅へ

土曜日でもあり6:42発肥前山口行きの列車はガラガラ
7:02博多行きの車両は水戸丘デザイン

さすが博多行きは8両編成です。


7:53鳥栖駅に到着し18分後に鹿児島本線乗り換えですが
まだ朝食を済ませてないので一本列車を遅らせ朝ご飯
昨日、乗り換え中に気になった改札横のうどん屋さんへ
昭和の香りのする雰囲気、店内には男性一人
 
「かしわうどん」350円
九州のうどんらしい柔らか麺とそぼろ状態の甘辛味のかしわ(鶏肉)

実は駅ホームにも立ち食いがあるのですがお店の人に尋ねると
同じ店だそうでもう64年になるということです。
5・6番ホームの立ち食い屋台は朝7時から開いています。

昔、2度ほどホームで食べたことがあります。
昨日の一人焼肉や朝からうどんとは完全に「おっさん化」している私
歳を重ねたせいか羞恥心も減り、こんなところも全く抵抗なし
いや・・・かえって好んで選んでる自分がいます(笑)

早目にホームに向かうと懐かしい車両が・・・
新幹線開通前は博多~熊本間を運行していた「特急つばめ」

そうそう~帰宅後に旅の話をしていると
「鳥栖駅は確かレールを使ってあるんだゾ~」とオジサン
調べてみるとホームの屋根を支える鉄柱は
明治時代に製造されたレールを利用し建築されていると・・・
鉄道に興味のないオジサンがそんなことを知っていたのに
ビックリするやら・・・少し尊敬した私でした(笑)

博多からやって来た快速は中高年グループでいっぱいでしたが
どうやら皆さん久大線に乗りお花見に行かれるようですネ~
最近は女性だけでなく男性も3~4人のグループで行動する姿をよく見かけます。
隣の席のおじさま達の会話をダンボ耳(笑)で聞くと・・・
まるで女性の井戸端会議のようで時代も変わったなぁ~と思うのでした

久留米から貸し切り状態になった車両

先頭には乗り鉄の高校生ふたり
お向かいには鉄道マニアの中学生とお父さん
一生懸命に列車や駅の写真を撮る息子と対照的に
大きな旅行バックの横でうたた寝中のお父さん(笑)
春休み中の息子の鉄旅に付き合ってるのでしようか?

そんな長閑な朝の列車で人間観察も楽しいものです

10時半過ぎ、無事帰宅し桜を求め佐賀の鉄旅も終了
オジサンより先に家に着くことが出来て何となくホッとしました。
今回も鉄旅中、一度も連絡なしのオジサンでしたが・・・
そんな無関心なオジサンだから私も気にせず気楽に旅に出れるのです。
世の中には退職後の旦那さんが「奥さんの金魚の○ン」の方もいるとか
夫婦も色んな形があって当然ですが・・・
我が家の場合はその心配は今のところなさそうです。

結婚して今まで35年間
家族のスケジュールを優先しながら毎日を過ごしていた私
ひとり鉄旅を知る前は夫婦仲良く一緒にいるのが理想と思っていたけど
オジサンのリタイア後はたまにはお互いひとりで羽ばたけたら・・・
今ではそれが2人の理想となりつつあります。

そんな意味でも鉄旅を始めて良かったなぁ~

最後は鉄旅レポートに関係ないつぶやきとなりましたが・・・
今回も長々おつきあいいただきありがとうございました


秘窯の里 大川内山散策

2018年04月03日 | 鉄旅
本日も旅の続きです。

終点・大川内山でバスを降りるとそこは山が目の前に迫り
まさに「秘窯(ひよう)の里」がピッタリ
大川内山は江戸時代、佐賀藩(鍋島家)の御用窯が置かれた地
製作技法が外に漏れないようにするため入口に番所を設けて
厳重に管理することで高度な技法が流出するのを防いでいたそうです。

先ずは関所から・・・

鍋島藩窯公園を散策
足元には砂利の代わりに「ハマ」?

橋の向こうには「めおとしの塔」

橋を渡ると人の動きに反応し磁器製の大きな風鈴が鳴りだしました。

公園内は桜が満開


せっかくなので桜の下を通り・・・


レンガの煙突が桜に映え・・・


メイン通り「鍋島藩窯坂」を登り・・・


タイムスリップしたかのよう・・・






気になる窯元見学は帰りにするとして一番上まで行くと
さすがに観光客はおらず静か・・・





聞こえるのは風の音と鳥の声

トンバイ橋

大川内山は観光地というより生活感があります。
引き返し坂を下りているとおじいさんがいたので
気になっていた煙突の上に見える木の枝のことを尋ねてみました。

今はほとんどがガス窯になり煙突を使う窯元は1~2件ぐらいだとか・・
使われない煙突は鳥が運んだ種で木が生えたらしいのです。

窯元で器を見ながら坂を下り・・・

「藤右衛門窯」では伝統工芸士の中島さんの絵付け作業を見学

詳しく説明をしていただきました。

一目ぼれした素敵な屠蘇器

とても買えるお値段ではありませんでしたけど(笑)

天神橋を渡り・・・

ここにも焼物

ふたつある登り窯を見学しましたが
中島さんの話では現在使われているのは一つだけで
年に一回、献上品を焼くためだけだとか・・・


 
 
登り窯の横には石段の道

大汗をかきながら登り途中で振り返ると素晴らしい景色

上の方から子供達の声がします。
地元の小学生3人が遊んでいて「こんにちわ」と向こうから挨拶
「自然いっぱいの遊ぶ場所があって良い所だネ!」と言うと
「ビワの木があるからもうすぐ食べれますヨ」と敬語で話す男の子が可愛い~
きっと、この子達のおやつなんだろうなぁ~
こんな自然いっぱいの中だから、こんな良い子達が育つのだと
ほのぼのとした気持ちになる私でした

焼物広場には陶片を使ったオブジェなどありました。


公園からの眺め

山が迫っているのがよく解ります。
季節によってまた違った景色が見られることでしょうネ~

入口まで下りてもまだ時間があるので脇道に入ると・・・
枝垂桜を見つけました。

こんなのを見つけるのが好きです(笑)


太一郎窯





色々見て回りましたが、結局何も買わず目の保養だけ(笑)

ショーケースにあった緑色の器に魅かれ入った巒山窯(らんざん窯)

緑色の作品が出来たいきさつや技法など奥様が色々と教えていただきました。
私が立ち寄った窯元さんは売れることより器を褒めてもらうのがとても嬉しいと
ある意味商売っ気がなく落ち着いて器を見ることが出来ました。
今回は鉄旅でもあり高価な鍋島焼をもって帰るのが心配で(買う勇気もなく
購入は諦めましたが、いつかオジサンとキャンカーで再度訪れ
退職記念にぜひ・・・と思っています。

そろそろ、バスの時間
バス停前の伊万里・有田焼伝統産業会館のトイレも見事


鍋島藩窯橋 もちろん焼物でした。


16:33 磁器の風鈴の「ちりんちりん」という音に見送られ・・・
日が傾きかけた「秘窯の里」を後にしました。

約2時間の大川内山滞在でしたが・・・
陶器だけでなく自然や優しい人達にも癒されたひととき
素敵な場所を教えてくれたkenyさんに感謝なのです


本日も長々とおつきあいいただきありがとうございました

桜を求め・・・佐賀へひとり鉄旅 ~part2~

2018年04月02日 | 鉄旅
今日の熊本の最高気温は25.9℃
春を通り過ぎ初夏のような汗ばむ一日でした
昨日の日曜日はオジサンは花見&親孝行キャンカー出動し
少しづつ体調も気分も上向きになってきたようで
一安心でひとりのんびり留守番の私でした。

さて今日も鉄旅の続きです。

伊万里駅を出発し21分で浦ノ崎駅へと・・・
今まで見た桜より大きな並木が遠くから確認できます。

線路沿いに立派なカメラを持った少年の姿


線路を覆うほどの桜はトンネルのよう


ホームにはたくさんの人・人・人・・・


列車を下りる人はいるけど乗る人はほとんど無し


一気に車内はガラガラになったようです。

どうやら花見には車でやって来てる人がほとんどのようですネ~

無人駅の浦ノ崎駅

普段はきっと無人の駅もこの時期だけは大賑わい

駅前には地元の方の出店が・・・

中学生が販売していた桜風味のせんべい(50円)を一枚買いました。

折り返しの列車が来るまで約40分桜を堪能しました


近くには白い桜も・・・


列車の先頭で並んでいた家族連れは駅舎横でお弁当を広げ・・・


毎回の桜は風が吹くと花吹雪を散らし・・・

遥々やってきた甲斐がありました

12:36 伊万里行列車が近づくと松浦鉄道の職員さんが笛を鳴らし合図をします。
アマチュアカメラマンは車両と桜を撮ろうと皆レンズを覗き必死です(笑)
伊万里行の車内は行きとは違い座席はガラガラでしたが
ひとり最後尾で名残を惜しむように見えなくなるまで桜を眺めていた私でした

12:57 伊万里駅到着
秘窯の里・大河内山行きバスまで1時間あるのでお昼を食べました。

交差点には・・・

さすが伊万里ですネ~

駅から徒歩3分のレストラン「風の丘」
伊万里牛のハンバーグが入った「コロコロ伊万か里ー」

フワフワのハンバーグに丸ごとの玉ねぎそして何故かサツマイモ
サラダ&コーヒー付きでお腹いっぱいになりました

食後は付近を少し散策
伊万里駅から徒歩5分ほどの「相生橋」

橋の欄干には大きな磁器
  
本当に伊万里の街らしいですネ~


川沿いの住宅の塀もオシャレです。


橋から白壁の建物が見えたので路地に入ると・・・

伊万里市陶器商家資料館「丸駒」
江戸時代 、伊万里津(港)は多くの陶器商人たちが活躍し
白壁土蔵が建ち並んでいたそうです。

お隣はろくろや絵付け体験ができる「海のシルクロード」

BSの鉄旅番組「ローカル線聞きこみ発見旅」で見覚えがある場所でした。

日差しが強い中、伊万里駅に戻って来ると汗だくになりました

右の松浦鉄道駅舎と左のJR筑肥線駅舎が歩道橋で繋がっています。

14:00駅前から西肥バスに乗り15分ほどで大川内山へと向かいます
乗客は観光客3名と地元の杖を持ったおばあちゃんが1人
よく見ると・・・その杖は桜の枝
枝分かれした生木の桜にビックリ
大川内山へ向かう車窓は暫くすると里山の風景に変わり
「ここから先は何処でも停車しますので運転手にお知らせください」と車内案内の声
すると先ほどのおばあちゃんが「あそこの標識で降ろして・・・」と
いや~ホントに長閑ですネ~

14:15 大川内山到着

散策時間はたっぷり2時間15分
さぁ~伊万里焼をじっくり見て回りましょう~

・・・つづく・・・

本日も長々とおつきあいいただきありがとうございました

桜を求め・・・佐賀へ一人鉄旅  part1

2018年04月01日 | 鉄旅
桜開花して晴天続きで今年の桜は例年より命が長いような気がしますネ
先週は人吉で桜を堪能した私ですが・・・
まだ満開と聞くと大人しくジッとはしていられません(笑)

先週の金曜日はオジサンが飲み会で泊りだったので一泊二日の鉄旅へ
もちろん今回も普通・快速限定の九州満喫きっぷ利用のため出発は早朝
6時14分 最寄りの駅を出発し途中荒尾駅で電車を乗り換え鳥栖駅へ向かいました。
8:10 到着し乗り換え時間38分を利用し朝食&コーヒータイム
鳥栖駅はサッカー場が目の前にあり「サガン鳥栖」の本拠地
せっかくなので選んだパンもロゴ入り(笑)コーヒーカップの底にはキャラクターイラスト
 
駅改札でサガン鳥栖の試合のお知らせでもやっていたようでしたが・・・
窓際のカウンターに座りコーヒを一口飲み顔をあげると
突然、目の前のガラス窓にサガン鳥栖のキャラクター
ずっと私の様子を見てたみたいでに超恥ずかしかったけど
思わずパンを差し出し食べさせるリアクションで対応
一部始終を見ていたパン屋の店員さんも「おちゃめなんですヨ~」と
店員さん3人で大笑い、今日の旅も楽しくなりそうな予感です

カウンター席から見える駅の様子は人間模様いろいろです。
7~8名の男子高校生らしい集団が待ち合わせ中
春休みだし揃って博多にでも遊びに行くのかと思っていたら・・・
どうやら進学か就職で都会に旅立つ友人を見送りに来たようでした。
改札口の外からホームにいるだろう友人に必死に手を振り
見送る若者たちの姿に「青春だなぁ~」
オバサンは思わず胸が熱くなりウルウル
私にはワクワクの列車出発のベルも彼らにとっては別れを告げる音
「ただ都会の絵の具に 染まらないで 帰って ・・・」
思わず木綿のハンカチーフを口ずさむ私なのでした。

こんなとこで感傷的になっていては旅レポが進みませんネ(笑)
まだ旅は始まったばかり・・先を急ぎましょう~

桜を求めやって来た鉄旅ですが
鹿児島本線も長崎本線も車窓から見える景色には桜が満開
神社や学校・・・そして駅
長崎本線「神埼駅」では特急の通過待ち中

菜の花と共演が美しく思わずパチリ
私と同じような事をしてる人がもう一人いました(笑)
佐賀バルーン会場の嘉瀬川河川敷が見えると・・・
「オッギーノさんも今日はお花見だったよなぁ~」
車窓を眺めているだけで心穏やかになります

肥前山口で乗り換え10:26 有田駅到着


1番ホームには特急ハウステンボス号でしょうか?


松浦鉄道(MR)伊万里行まで36分の乗り換え時間
一年半ぶり2度目の有田駅です。
 

駅構内に「旅の記念に自由にお持ち帰りください」とワゴンがありました。

「ハマ」とは磁器を焼くときに窯の中で器物の下に敷く粘土製の丸い敷物のこと
一度切りの使い捨て、昔は有田の裏山や窯元の近くにいっぱい置いてあったが
今は産廃として棄てるしかないのを有田の窯元「しん窯」さん製作のハマを
「吾唯足知」と彫られ面白いお土産としたそうです。
   
「吾唯足知」 「われ ただ たるを しる」
「人は欲張らず、今の自分を大切にしなさい」という意味
足ることを知る人は不平不満が無く、心豊かな生活を送ることができる
そうやって日々過ごしたいものですがまだまだ修行が足らない自分を振り返り反省です

京都・竜安寺のつくばいに刻まれてる言葉として有名だそうですネ~
旅に出てまた一つ勉強した私です。

10:26 伊万里行

有田~伊万里間を折り返し運転しています。
春休みのせいか平日でも乗客は結構いますネ~
やはり目的は桜でしょうか?

川沿いにも・・・桜並木


24分で伊万里駅到着し10分の待ち時間後
11:36 佐世保行きに乗車、今回の第1目的「浦ノ崎駅」へと向かいます
桜のトンネルで有名な駅でもあり一両編成の車両は満席です。
私は車両先頭立ち運転手気分を味わいました。

川もあり・・・

途中から4歳位の男の子(孫ちゃん)を抱っこした同世代らしい男性と並び
「やっぱりローカル線は良いですネ~」なんて話していると・・・
線路を横切る鳥を発見「今のオスの雉でしたネ」と
思わず声を合わせ興奮した二人でした(笑)

列車のすれ違いを待つ駅では・・・

写真は撮りませんでしたが左の桜の木の下で弁当を食べる老夫婦の姿
少し離れて座り弁当を食べる姿はとても素敵な雰囲気でした。

列車が来ました・・・

有田行きの車両も乗客が多いようですが・・・
あとで知ったのですが、バスツアー客だったとか?

車窓は時には青い海が見え・・・


列車から手が届きそうなくらいに桜が・・・

線路と桜の菜の花

先頭車両は本当に特等席でした。

松浦線は桜の時期「浦ノ崎駅」が有名ですが
いやいや、他の駅もなかなか見ごたえのある桜がいっぱい
本命の浦ノ崎駅の桜に益々期待が膨らみ心躍らせる私

しかし、そろそろ桜も見飽きたことでしょうから(笑)
part1はここまで・・・・次回へつづく・・・

本日も長々とおつきあいありがとうございました



ひとり鉄旅 ~温泉編~

2018年03月28日 | 鉄旅
人吉ひとり鉄旅レポートの最後は温泉
2016年3月の鉄旅で見つけた鄙びた公衆温泉
前回は時間がなく入浴できず2年越しの念願がやっと叶います(笑)
人吉駅から徒歩10分ほどで「新温泉」に到着

昭和初期に建てられてそのままの姿だそうです。




番台のおばちゃんが私を見るなり「お風呂の用意してきてる?」と・・・
「タオルは持ってます
今回はしっかり用意してきた私(笑)もう同じ失敗はしません。
タオルを忘れて手ぎり(?)はもうこりごりですからネ~
「石鹸があるから使うね?」と親切なおばちゃんから
昔懐かしいブラスチックケースに入った石鹸を借り
お客は私ひとりの貸切入浴です
中の写真撮影の許可をもらい・・・

時間が止まったかのような脱衣場

懐かしい体重計に常連さんのおふろセットが置かれた棚
写真に写ってませんが常連さんの個人用の風呂マットも10枚ほどありました(笑)
浴槽へ続く扉はボロボロ・・・

広告看板も古そうですネ~

ナント トイレは和式の「ぽっちゃんトイレ」
久しぶりに懐かしいトイレに遭遇しましたヨ~(笑)

もちろん浴場も古いです。

常連さんが専用の風呂マットを置いてるのも納得です。

洗い場の蛇口はこの二つだけ・・・

赤い部分を押さえている間だけお湯が出る子供の頃、銭湯にあった昔懐かしい形

お湯はぬるめで薄~いコーヒーのような色

この日は風が強く木製のガラス戸がガタガタと鳴り耳からも古さを感じます(笑)
昭和生まれの私にはとても懐かしいのですが・・・
いやぁ~このワイルド感(古さ)は若い女性にはとても無理でしょうネ(笑)
ぬるめのお湯で温まった感がないと思っていたが時間がたつとポカポカ

念願の温泉にも入り大満足で駅へ向かいます
小さな川沿い老舗旅館の敷地に咲いていた桜

火照った体に満開の桜の木陰が心地よい

SL人吉が出発する前は沢山の人で賑やかだった人吉駅
観光列車が出発し外国人等の観光客はほとんどいません。
八代から到着した下り列車が15:36発 八代行きとなり・・・

一両編成の普通列車
早目にホームに向かっていた私は窓際をget

出発する頃には鉄ちゃんや地元の人で満席となり立っている人も・・・

列車が動き出すとすぐに駅売店で買った春限定ビールをいただきま~す

市房ダム湖で購入した桜のらくがんは撮影用でさすがにつまみにはなりません(笑)

暫くは球磨川や車窓の桜を楽しんでいましたが、いつの間にかウトウト
下りの観光列車「やませみ・かわせみ」を撮影するためか
桜が美しいポイント数ヶ所の線路沿いには三脚を立てた撮り鉄さんがいっぱい
車内の乗客の半分ほどは鉄男さんのようですし・・・
肥薩線は鉄道ファンにとって人気の路線なのだと実感しました。

17:08 八代駅で鹿児島本線に乗り換え熊本へ
ホームで60代後半の男性に「今日は良いお天気でしたネ~」と話しかけられた私
娘さんの使い残しの「青春18きっぷ」を貰い福岡からやって来たこと
退職後は車であちこち出掛けていたが何十年振りに列車に乗ったこと
生まれは熊本で息子夫婦は熊本に住んでいることなど・・
私が下車するまで30分ほど色んな話をしました。
「楽しい時間をありがとう」「お気をつけて・・・」と
先に下車した私は笑顔の男性と列車を見送りながら心がほっこり

今回の一人鉄旅も本当に色んな人に出逢いました。

青春18切符で旅する同世代の女性二人組、輪行する中年男性二人組
苺を買った物産館でカメラを忘れた私を走って追いかけてきてくれたおじさん
新温泉の番台の優しいおばさん、SL博物館の旧国鉄OBの方々
SL転車台方向転換で出逢った楽しそうな仲良し家族
そして、八代駅で話しかけてきた68歳の優しいおじさま
一人旅だからこそ出逢えた人達
きっと二度と会うことは無いでしょうが
美しい桜の花と共に私の旅の思い出の一つとなりました