桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

’05夏の礼文・その2

2005-08-06 20:44:41 | 旅行記
その晩、ミニコンサートが開催された。じゅんぺいさんという男性の弾き語りだった。著名な歌を2曲と、オリジナルを2曲演奏してくれた。「ホームにて」は私も知っている曲なので、思わず口ずさんでしまった。オリジナルの曲は旅人の心境を歌った曲で、いずれも私自身身につまされて感じられてしまう歌で、思わずジーンとなってしまった。

その後彦さんも歌ってくれた。出来れば彦さんオリジナルの「君に寄せる思い」を歌って欲しかったのだが、歌ってくれたのは、毎朝耳にしている「忘れないで」だった。でも、いつもと違ってかなり気合いが入っている感じだった。

7/31(日)
翌朝、目が覚めると曇り空だった。8時間コースは11人が参加した。これほど人数が多いと、グループのまとまりが付かなくなる恐れがあるが、リーダーのお猿さんが統率力のある方のようなので、何とかなりそうである。地図と連絡係を仰せつかった私はしんがりを歩くことにした。参加者は、S巻さん、N谷さん夫妻、もっちゃん、セイコさん、H瀬さん、S木さん、お猿さん、K井さん、N島さんと私の11人である。

香深井をスタートしたのだが、皆結構なスピードで歩くので驚いた。宇遠内山道の登りは、樹林帯の中を行くため、風がなく、大変蒸し暑い。口数も少なく、皆汗を光らせながら黙々と歩いている。峠に到着し、道が下りになると、スタート当初の話し声が復活して、皆談笑しながら楽しく歩いた。

6月の宇遠内山道では、ヒオウギアヤメ、スズラン、フタナミソウ、ミヤマオダマキ、ヒメイズイ、チシマキンレイカ、レブンウスユキソウ、サクラソウモドキなどの花々が咲き、とても美しいのだが、この時期はすでに皆散ってしまい、イブキジャコウソウなどがわずかに咲いているだけである。何度も歩いた6月の光景を思い浮かべながら道を下っていった。

宇遠内の海岸には1時間ちょっとで着いてしまった。やはり皆健脚である。集団が崩れることもなく、また、皆疲れた様子も見えない。これはこの先快調に歩けるだろうと思われた。


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