はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

藤枝里山3山 1

2017-04-14 12:06:04 | 低山歩き
                   藤枝の里山3山(烏帽子山) 

歩行記録                             H29-4-13(木)
歩行時間:6時間15分   休憩時間:1時間15分   延時間:7時間30分
出発時刻:7時00分     到着時刻:14時30分
歩  数: 30、155歩(推定距離21.41km)    GPS距離19.2km
行程表
 藤枝駅 0:40> 烏帽子岳入口 0:13> 烏帽子岳 0:30> 烏帽子岳出口 0:45> 五州山入口 0:10> 五州山 0:45>
 勝草橋 0:25> 金吹き橋 0:35> 清水寺 0:20> タンク 0:45> 蓮華寺池公園入口 0:25> 蓮華寺池湖畔 0:35>
 蓮華寺池入信号 0:07> 蓮華寺池入口バス停

                              烏帽子山ルート概略図
         

  天候不順に重なるように軽い風邪をひいたり体調不良も続いたので13日にして今月初めての歩きになってしまった。
体調はまだ完全とは言えないが、怠け癖がついてしまうと全てを先送りにしてしまいそうな予感がして恐ろしい。
私の歳で先送りとは中止と同義語に近いので、このままではいけないと重い腰を上げて何とか出る気になった。
行先は桜に時季に合わせ、金毘羅山から瀬戸川の桜トンネルを歩き、清水山から蓮華寺池公園に出る典型的な里山コースと、
椿山の山桜を見て菩提山、笠張山と歩いて不動峡に下る志太奥コース。
さてどちらにしようと迷ったが交通機関を使わない里山コースを選んだ。(本心は楽な方を選んだに過ぎないが)
それなのに出がけには妻に 「調子が悪いのなら止めたら」 なんて言われる始末。情けない!

 
                烏帽子山                                    烏帽子山入口

  見るからに低い烏帽子山。低山歩きが趣味な人でも殆どの人が歯牙にも懸けそうもない山で、入口の看板には 「10分で登山気分」
とか 「日本一低い烏帽子山」 と書いてある。そこを歩くなんてこちらも情けない!

 
                  烏帽子山登山道                                 烏帽子山登山道

 しかし橋を渡ると様相は一変して登山道には露出した岩が出現。このような道は志太の山では私の知る限り無いような気がする。
道は歩き易いように岩の合間に付いているが別の踏み跡もあるが、勿論私は道の方を歩きます。

 
       山頂から大崩山塊の北のピーク                               青葉町方面
                       
 山頂に着けば藤枝市を一望する眺めが待っています。
確かに “登山気分” を味あう事は出来たが、入口に “10分で登山” とも書いてあった。でも私はが13分も掛かってしまった。
写真を写しながらからだと自己弁護も浮かんでくるがマーこんな物でしょう私の脚力は。情けない!

 ここへ来た本来の目的は、ここが藤枝市の富士山ビューポイントに選ばれているので、それを確認して写真を撮りたかった事にある。
だが、残念ながら富士山は見えていなかった。また宿題が残ったままになってしまった。情けない!

  南側に見える青葉町方面の二つの高台は・・・・オットこの話は前回した話だった。年寄りはくどくて困る。情けない!

 
                   四 辻                                    1号鉄塔

  下りは前回と同じように駿河台団地のある北の道を行く。四辻の左の道は途中で急な斜面になり踏み跡が分からなくなったいた。
右は送電線の点検路に合流する道で前回下った道だ。なので今日は送電線の鉄塔と更に北に延びる道を探そうと正面の道を行く。
入口は少し藪っぽいが1mも入ると藪が取れ、更に少し行くと送電線下の除草された草地に出た。何ともあっけない。
更に北に行く道をと探したが踏み跡はなく雑木の生えた急な斜面になっていた。
仕方なく鉄塔に戻り、東に延びる送電線の下と並行に延びている点検路を下る事にした。

 
       西側は急な垣の下に水溜りが見える                  東側の斜面の下には民家、北は深い水路

  点検路は途中で前回下ってきた道と合流し、更に下った農道近くから草地の先に団地の家がみえていた。
早速草地にトライして草地の最上部に行くと、急なブロックの下に水溜りが見え、その水溜りの先には舗装路も見ている。
民家の見える側の半分は草地で、アレー民家との境にフェンスが見える。それに下は深い水路になっていて草地突破は無理そうだ。
残り半分は竹林になっていて下に水路は無い。ヨシ狙い処は竹林だ!

 
            竹林をよじ登って出た先は・・・・                駿河台の民家は目と鼻の先

 下側のフェンスは幸い竹林に入った所で終わっていたので、草地を水溜り方面に下り、水路が終った所から竹林に取付いた。
仮に竹林を登っても上のフェンスがある公算は高いが、竹を利用してフェンスを越すことができるのではないかと計算した。
急な斜面だが太い竹なので竹に掴まりながら案外簡単に登る事ができた。途中でフェンスがある事は確認できたが出入口らしき
扉も見えていたので気を良くしてフェンスに到着。
だが無情にも扉はしっかり鍵が掛かっていてビクともしない。乗り越そうとしてフェンスの上を見ると、そこには2段のバラ線が
張ってある。これでは例え踏み台があっても乗り越える事は出来ない。
戦争映画のように鉄条網を切るか、バラ線の上に敷物を敷くかしないと駄目だ。

アーァ! 後一歩だったのに私の儚い望みは無残にも砕けてしまった。
それでも最後の望みを託し舗装路の出入口らしき扉を見ると、そこも厳重な扉でとても超える事は出来そうもなかった。
何故こんなに厳重なのだろう? 以前ここで事故でも起きたのだろうか?

 
            農道から見た草原と竹林                     このフェンスの向こう側まで来たのだが

  点検路に戻り農道に出て写真を写しておきました。大袈裟に書いたが実際はこの程度の斜面でどうと云う事はないのですが。
グルリ大回りをしてフェンスの団地側に着いた。竹林の金網を戻りだしてから丁度20分経っていた。お粗末な話しでした。

 団地側のフェンスの横に姥神様を祀ってあり、その案内板には
 「姥神様の御神体は巨巌と大松で、御神体跡地は下方に見える調整池のほとりにあり、そのまま残されている。」 とあり、しかも
調整池は 「姥神様の鏡田」 だったとある。
ではあの下に見えた水溜りは団地の調整池で自然の地形を利用したのか、それにしても腑に落ちるような落ちないような話だ。