はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

安倍城址周遊コース2

2014-11-05 13:16:08 | 低山歩き
 歩行記録                            2014-11-3
歩行時間:9時間40分   休憩時間:1時間05分   延時間:10時間45分
出発時間:5時55分    到着時間:16時40分
歩  数:  42、625歩   GPS距離29.8km
行程表
 安倍川駅 0:50> 吐月峰柴屋寺 0:30> 歓昌院坂 0:40> 牧ヶ谷橋 0:35> 洞慶院 1:30>
 安倍城址 0:25> 西ヶ谷峠 0:20> 増善寺 0:30> 極楽峠 0:15> 常住山 0:35> 千代緑の森
 1:30> 牧ヶ谷橋 1:00> 丸山花木展望台 1:00> 安倍川駅 


 
                 椎之尾神社                     登山道脇のお地蔵さん
     椎之尾神社の場所
 なんとか崩壊現場を突破して増善寺に向かう。道が観音堂の跡地で分岐していたが、直進は増善寺の標識が
あるが左に下る道には標識が無い。だが道はハッキリしている処を見ると椎之尾神社への道だろう。
慈悲尾の地名の元だった椎之尾なら(勝手に言ってるだけ)一度は見ておこうと神社に向かう。
だがどうと云う事も無い神社があっただけで、案内もなくガッカリ。いや案内どころか安倍城址への標識も無い。
そう云えば増善寺の登山道入口にも標識が無かったが、洞慶院の入口に比べ大違いだ。せめて標識ぐらい
あっても良さそうだが。

 見る物も無いのでそのまま慈悲尾林道を登り始める。先月はあちこちに咲いていたミズヒキの花は既に終わった
のか目に付かない。黒い実を付けたヤブミョウガは相変わらずあちこちにあった。


                極楽峠                          安倍城址の山
     極楽峠の場所
 極楽峠の林道記念碑脇から山道に入ると左側に今歩いて来た安倍城址の山と西ヶ谷峠に下る稜線が見えていた。
ウン矢張り山名が無いとこんな場合は書きにくいな。一々“--の山”と付けなければ意味が通じなくなりそうだ。
ここから先は千代山から尾根伝いに歩き、なるべく藁科川に架かる国1バイパスの近くに下りたいと思っている。

          
            常住山(260m)                      常住山(290m)             
 峠からの急な登りを10分も歩くと、まだ登りは続いているのに大木に常住山の標識の付いていた。その脇には
美ノ輪三角点(263.8m)がある。更に登って行くと分岐があったが、多分送電線の点検路と判断し直登する。
少し行った山頂と思しき所に、また「常住山(290m)」の標識があった。多分こちらが本来の山頂で、さっきのは
三角点につられて標識を付けたのだろう。ただ不思議なのは山名の書き方で、上段に「山住常」下段に「別称
感應山」
となっている。三角点の所も同じ書き方だったが、この山は「山住常」が正規なのか????
その標識の下に「→千代山へ」の標識もあった。これで一安心だ。

 
               悩んだ分岐                       ピークにあった表示
 その標識から10分も行くとまた道が分岐していた。右に下る道はしっかりした道で、直進する登りの道は少し
踏み跡が薄いようだ。辺りを見回したが標識は何処にもない。テープは下りの先の方に見ている。
さてどうしよう、登るべきか、下るべきか。
結論は、左の下り道は建穂神社方面に下る道だろうと判断して直登の方を選択したが、果たして結果は-------
何か今まで歩いて来た道に比べ道が薄すぎると不安を覚えてきたとき、タイミング良く表示があった。それによれば
直進は「これより先は千代方面に下るコースです」とあり、右後ろは「羽鳥方面」で、左後ろは「安倍城址方面」
なっていた。私の判断に間違いは無かったのだ。
意気揚々と2-3分も下ると立派だが古ぼけた感じの東屋があった。視界も効かない場所に何故こんな立派な東屋が
あるのだ? こんな物を作る金があるなら標識を建てろと、少々腹立たしく感じた。
道は東屋から山の北面を下りだし、山道にしては太く、林道にしては細い道になった。
チョット待った。これでは目標にしている藁科川の方向ではなく、慈悲尾の斎場の方に行ってしまいそうだ。
慌てて東屋に戻り、違う道を探したが他に道は無かった。もう諦めて太い道を下るしかなかった。
 
  
           立派な東屋もこれでは----                  案内板もかくの通り
 最初の東屋か10分も下った所に「千代みどりの森」と書かれた施設が現れた。東屋も2軒、トイレも案内板も
設けられている。だがいずれも手入れもされず放棄されたままの状態だ。
静岡市のHPには「千代みどりの森は、森林や林業の役割を理解する学習の場所として、また、森林浴や自然観察
などのレクリエーションの場所としてご利用いただけます。」
だって。 

 
      安倍川に架かる国1バイパス                藁科川に架かる国1バイパス
 みどりの森から車道を下ると安倍川沿いに斎場に行く県道に合流。で、川を見ると国1バイパスが右に見える。
どうやら予定より全然上(北)に降りてしまったようだ。後は仕方ない県道を適当に藁科川に向かおう。
予定では藁科川に架かる国1バイパスの歩道を渡って、丸子側に行く予定なので、藁科川を目指せばよいのだが
近道でもないかと、子供連れの若いお父さんに道を聞いてみた。すると彼曰く
「藁科川のバイパスは歩行者は通れないので牧ヶ谷橋を渡るしかない」とのたまわる。これは予定外だった。
牧ヶ谷橋は今朝渡ったばかりなのにまた渡るとは。それに随分遠回りになってしまう。と、イヤイヤ歩いたためか
とんでもなく遠回りの道を歩く嵌めになってしまった。
 
 左手に見える千代山の尾根を見れば何本かの鉄塔が経っている。これなら鉄塔の点検路を歩けば良かったと猛省。
山からの降り道は無いかと山際の道を選んで歩いて行くが、そんな道は見当たらず大分西の方まで歩いてしまった。
でも大丈夫、この山の麓には建穂神社があるから、それを目安にしても良い。
それでも余り行き過ぎてもと山脇の道と別れて、西に向かう道に折れた。これが結局間違いで、本来なら南の道を
選ぶべきだったのに、西に向かったため牧ヶ谷橋からズンズン離れてしまった。
途中で自転車を引いていたお年寄りに、牧ヶ谷橋の方向を聞いたついでに、バイパスの歩道の事を聞いてみた。
するとその人は「バイパスを渡れば西高の土手に出るよ」とアッサリ言う。そんな馬鹿な、彼は年寄りだから知らない
のだ。と思う事に。
太い通りに出て右側を覗き込むと、ガク!朝横断した久住谷川の交差点がすぐそばにあった。結局200mも歩けば
済むはずの道を4kmも歩いてしまったのだ。なんか疲れが急に出て藁科川の堤防をトボトボと下って行った。

 しかし気になるのは藁科川のバイパスが渡れるかどうかという事で、未練がましく牧ヶ谷橋で自転車の男性に
再度聞くと 「バイパスは歩行者は渡れません」 だって。
先程の男性は矢張り年寄りだから、橋なら歩行者が渡れると思っているのだ。
だが、だがですよ、牧ヶ谷橋を渡り問題のバイパスの橋の袂に着くと「方向者用の橋は反対側に切替わりました」
ある。ウーン! と云う事は------- 反対側に行くと立派な歩行者用の橋があった。
一体何だったのだ。年寄りが知っていて若い人が知らないなんて。
きっと付替え工事の間は歩道は通行できなかったのだ。そう云う事にしておこう。

 
           藁科川と安倍川の合流点                        舟山
 藁科川に次いで安倍川の堤防を歩き、初めてその合流点を見た。舟山もすぐ近くに見えたが川の流れがあって
渡れない。この中州には四等三角点があるらしいので水が無いとき渡って見たいと思う。
今日はまだ余力が残っているのか、そんな事を感じる余裕があった。

 
           農道途中から舟山と富士山                  丸山花木展望台
 余裕がある。訳でもないが予定通り徳願寺下の展望台に向かった。前回は出発したばかりの下りで楽だったが
今日はゴール間近な登りでフーフーの体だった。途中から富士山も見え、静岡の町も白っぽく見えていた。
前方に展望台阿が見えてきた。農道の合流部なので分かりやすい。でも大分疲れた。

 
           蕎麦の花と静岡市内                     安倍川河口方面
     丸山花木園の場所
 展望台の入口の里山保存会の建てた案内板には「丸山花木園」とあり「静岡一番の展望をお楽しみください」
あった。確かにここからの展望は静岡一と言っても大袈裟ではないだろう。そうだ今度は大崩山塊の中の富士山
展望地を一気に回るのはどうだろう。そして何処が一番か------  確かに今日は余力がある。

 こんな素晴らしい展望台を作ってくれたのに、ケチを付けるのは申し訳ないが、ここを「丸山花木園」と呼ぶのでは
締りが無いと思いませんか? 花を見に来たわけではないので 「丸山展望台」 「丸山見晴台」 の方がハッキリ
していて分かりやすいと思うのだが。何なら「安倍川パノラマ台」でも「静岡パノラマ台」でも良さそうだ。

 朝は見えていた安倍川駅の富士山は雲に隠れていたが、久しぶりの一人乾杯をした

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