はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

大崩3山と444m峰-Ⅱ

2015-02-13 16:50:47 | 低山歩き
歩行記録                                                           2015-2-9(月)
歩行時間:7時間45分   休憩時間:1時間45分   延時間:9時間30分
出発時間:7時15分    到着時間:16時45分
歩  数:  26、751歩(推定20km)   GPS距離:15.7km
行程表
 焼津駅 0:35> カンポ下 1:00> 砂張屋道標 0:40> 石部峠 0:25> 花沢山 0:20> 日本坂峠 0:55> 満観峰 0:30>
 444m峰 0:45> 廻沢林道 0:35> 28号峰 0:30> 富士見峠 0:15> 高草山 0:45> 石脇口 0:30> 焼津駅 

                           大崩3山と444m峰 観歩記-Ⅱ
 
                立入禁止の四阿                             八高山?
 満観峰の山頂の四阿の周りを虎テープで囲み 危険 この四阿は、柱の腐食が激しく倒壊の危険があるので使用を禁止します。
ロープ内へは入らないでください。 静岡市市役所スポーツ振興課」
の貼紙があった。
そんな目で柱を見ると、確かにボロボロしていて腐りが出始めているようだ。普段は何気なく見ているので、見落としてしまうが
言われて初めて気付く事も多い。観歩を心がけている私だが、まだまだだ。
それにしてもこの四阿はどうなるのだろう。撤去か再建か。いずれにしても折角の景観が損なわれてしまうので早急に対処してほしい。
マテヨ! スポーツ振興課 そうかここへ花沢山の整備の申請をすれば良いのだろう。

 満観峰から西の方向に先週登った八高山らしき山形が見える。頂上は双耳峰で八高山と天狗の座敷だろう。八高山の下部には
樹木を伐採て草原になったような場所も見える。その下にはすぐ前の山が八高山の下を隠している。そうだ馬王平では大崩山塊は
見えなかったが、少し登ると見えだした。となるとあそこが馬王平だろう。
また口惜しい気が湧いてきた。何故って? だって今日行けば本物の氷瀑が見えたかも知れないのだから。

 満観峰で昼飯を食べ12時10分に出発。今日の行程予定は満観峰で昼飯を食べ、高草山に3時頃到着して焼津駅には4時半
ごろに着くのではないかと思っている。ただ今日は平日なので帰りの電車が、通勤ラッシュに合わないようにしたい。その為には
遅くても5時までに焼津駅に着きたいのだが、この分では大丈夫そうだ。

 
            蔦の細道分岐先の分岐(前)                   蔦の細道分岐先の分岐(後)
 鞍掛峠と蔦の細道への分岐から少し行くと標識や目印のない分岐がある。一方は直進だが丸太が道を塞いでいて、もう一方は
左に曲り傾斜を直登する感じだ。何時もは習慣的に丸太で塞がれていない道を登っていたが、若しかしてこの直進する道は、
この先にある南アルプスが見える場所に続いているのか、と思いだすと確認したくなった。
で、その道に入ってみたが、南アルプスの見える場所の西の方角には進まず、北に向かっている。そのうち道の左上に稜線が
見えたので強引に登って尾根に出ると、そこは踏み跡も無く背丈より高い草や雑木ばかりで周りは見えなかった。
この尾根伝いに行けば南アルプスの見える場所には行けそうだが、無理して進んでも意味が無いと引返す事にした。

しかし北に向かっている道は何処に通じているのだろ? 444m峰から蔦の細道に続く尾根の左(西)側には廻沢集落がある。
一方不明の道がある尾根の右(東)側には逆川集落がある。なら若しかしてこの道は逆川へ通じる道か?
家に戻り 「安倍山系 下」 で確認したが、この道の事は載っていなかった。そこで国土地理院の地図を見ると、何となく逆川集落に
通じる農道に向かっているような気がする。果たして集落まで続いているのか。いつか歩いてみよう。



 
            444m峰手前から                               444m峰
 元の道に戻り444m峰へ向かい尾根に出た所にピンクリボンや赤テープの目印がある。そこを右に入ると南アルプスが一望
できる場所に出る。以前は 「南アルプス展望地」 の標識があったが、朽ちてしまったのか最近は見かけない。
富士山は満観峰の影から頭だけ出した状態で見えるが、余りいただけない眺めだ。でも満観峰の人混みが苦手な人はここの
丸太のベンチに腰かけて休憩するのも良いかもしれません。

 登り勾配の道を西向かって行くと、突然道が右に折れ北に向かうようになる。そこが444m峰のピークなのだが、余りにも平らで
山頂の雰囲気はない。それでも白いペグが何本か刺さっていたり、何故か目の高さに針金が張ってあり赤いテープが下がっている
ので見落とす事は無い。更に蔦の細道に行く人が入り込まないように丸太も置いてある。

 その丸太を乗り越え、針金の後ろを少し右に行くと、真っ直ぐ下に下る踏み跡があり、目印も何ヶ所かに付いている。

 
              通行止の印?                                沢の合流部
 さてここからが2度目となる廻沢林道の下りだが、初めての時のような不安はない。標識は3ヶ所くらいしかなかったが、要所
要所には目印のテープが有ったし、虎ロープも張ってあった。要は目印を見落とさなければどうと云う事のない道だ。

 踏み跡の最初は直滑降のように真っ直ぐ下る道で、枯葉のクッションもあり調子よく下って行ける。だが前回より目印が少なく
感じるが、そんな事は無いはずだ。きっと2回目の余裕でしっかり確認をしていないのだろう。
直滑降で大分下った所の正面に小枝を積んだ場所に出た。ウン? 通行止の印か? 確か前回はこの辺りで右にトラバスして、
倒木帯の手前にあった虎テープの横を下った筈だと、右側を見回ったがテープも目印も無かった。
マテヨ調子よく下り過ぎたかと思い、元来た道を目印の所まで戻って右を探したが目印は無い。さて困った、どうしよう。
仕方なく積み上げてある小枝を乗り越えて、今度は下を探したがテープは見当たらない。余り下ってしまって若し引返す羽目に
なった時、帰り道が分からなくなるといけないと思い、途中から目印のテープを付ながら歩いた。
少し下った所でようやく右に横断する目印を見つけて一安心。そして虎ロープも出てきたので後は林の中のはっきりした道を
下るだけだ。

           
               小さな滝                            林道合流部
 ようやく合流した沢筋の道には標識が付いていた。28号峰への林道は沢を下るのだが、沢を遡る側にも道があり、そこには
細い丸太を置いてある。これはきっと通行注意の印なのだろう。
このルートを登りに使うときは、近くに標識があるから良いが、無ければきっと悩む事になりそうな場所だ。
 この通行注意の目印は結構悩むことが多い。前回の八高山の天狗の座敷でも、分岐点に木が倒れていて、それが自然の
倒木なのか、注意のために置いてくれたのか悩んでしまった。何かうまい識別方法がないものだろうか。

 沢筋の荒れた道を少し下ると廻沢林道に合流する。前回初めてここに下った時は、この場所が林道のどの位置になるのか
分からず、28号峰へは林道を下るべきか登るべきか迷ってしまった。でも今日は大丈夫! さっさと林道を登り始めた。
それにしても444m峰の下りは想定していたより手間取ってしまった。少し急がないと。

 
             28号峰への登り口                           これも枕状溶岩か
 鞍掛峠に向かう林道を少し登ると林道の分岐になる。左は峠に向かう道で車が走っている跡はある。一方右の28号峰に
向かう道は既に廃道にちかい荒れた感じの道になる。そんな道を5分も行くと正面に、かって段々畑だった痕跡を示す石垣が
現れる。ここが28号峰の登り口で、入口には中電の鉄塔点検路の標識がある。

 急な斜面を25分も登ると石垣状の岩が出てくる。この岩は自然の岩で28号峰のピークを支える土台の岩のようにも見える。
この壊れた石垣のようにデコボコして見える石は、見るたびに 「枕状溶岩」 ではないかと思ってしまう。
この岩が出てくればピークはすぐ先だ。

 
             28号峰に咲く椿                              28号峰の椿の蕾
 思ったより疲れた。今日はカンポの尾根では三角点を探してピークに登ったり、444m峰手前では登山道を離れて新しい道を
探すなど、余計な事をしてしまった報いが出てしまったのか。尾根に咲いた椿を見ながら大休止になってしまった。
椿と云えばびく石の椿は咲きだしただろうか? 3月に入ったら新しい道を歩きながら椿も確認してみたいな。

  
                             28号峰から富士見峠への尾根道
 28号峰から30号鉄塔のある尾根道は、人が入っているとは思えないがしっかりした尾根道が続く。岩が多いから一度道を
作ると木や雑草が生えにくく、人が歩かなくても道が残るのだろうか。
この尾根にはタラノキが何本もあるので春にはタラの芽が採れそうだ。

 
              高草山の山名表示と社                        高草山からの富士山
 疲れを感じ始めていたので、富士見峠から高草山まではいつもより時間が掛かるだろうと思っていた。それが同じタイムの
15分で着いてしまった。
前回より遅くなりそうだと思ったせいで、馬鹿な競争心が湧いてきてしまい、負けん気になって歩いてしまったのだろう。幾つに
なってもやる事が幼すぎる。
しかしここまで来れば後は下るだけ。前回歩いた右回りの大崩3山は、最後にカンポの尾根が残っているので、3山目の花沢山
でも気を許せないが、それに比べれば、ここ高草山から焼津駅は比較にならないくらい楽だ。それにもう上りが無いと思えば
気楽なものだった。

 真冬の平日3時を過ぎると、さすがの高草山にも人の姿はなかった。山頂にある温度計は1℃を指しているが、私の持って
いる温度計は7℃を指している。1度や2度の違いなら分かるが6度も違うのは、どちらかが壊れているしかない。
体感温度? 風が無いのと歩いているので体温が上がっているせいか寒さは感じない。 
(家に戻り家にある温度計と比較したら合っていた。とすると・・・・・・・)

 
               石脇・坂本分岐から                         何処かに三角点が
 今日人に会ったのは日本坂峠から満観峰にかけてだけで、後は貸切の山で静かなものだった。
こんな一人歩きばかりしていると、偏屈な頑固爺になってしまわないかフト心配になる。それを防ぐため近所の同年輩の人と
月1回のウォーキングをやるようになって、今月は富士川梅園と岩本山梅園を廻る計画をたててある。そんな事で性格が変わる
わけはないが、悪くはならないだろうと思って実行しています。

 前方に今朝歩いたカンポの尾根が見えてきた。あの尾根の何処かに三角点があるのだが中々見つけれないでいる。
マー慌てる事もないので今年中に見つかればよい。

 焼津駅に16時45分到着。ほぼ予定通りでラッシュ前の電車に乗れそうだ。と、思ったら踏切事故で30分も遅れていた。

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3 コメント

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444m手前の分岐 (松理)
2015-02-14 09:32:23
 『安倍山系』下巻に載っていないのは,その分岐を確認さえしていないからです。しかも,往復したのに気づかないとは不覚です。
 そこから444m峰方面へ登り,444m峰の手前にある分岐で右上へ行く道は,かつての本道ですが,現在では藪になっています。
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松理さん (はぐれ)
2015-02-15 09:21:30
松理さんこんにちは。
松理さんのブログが4日から更新されていないので “出張” かなと思っていました・・・・

そうですか、あの分岐に気が付かなかったのですね。
松理さんが気が付かない道なら、尚更歩いてみたくなりました。

「安倍山系」も出版し一段落していると思いますが、次は何処の山域に挑戦するのでしょうか。
松理さんの故郷の小笠丘陵や粟ヶ岳、八高山、大日山などは如何でしょうか。
尤も安倍山系より歩く人が少ない山なので、在庫の山になるかもしれませんが。
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Unknown (松理)
2015-02-15 12:12:17
>松理さんのブログが4日から更新されていないので “出張” かなと思っていました・・・・
 パソコンが古いことによる不具合でヤフーのブログなどに入れない状態が続いていますが,はぐれさんのプログには入ることができます。新しいパソコンが来るまで1週間ほど掛かります。

>次は何処の山域に挑戦するのでしょうか。
 今のところやるつもりはありませんが,1月と2月は,渥美半島の山に行きました。冬枯れの時期には三河の山が多くなると思います。
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