はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

知多四国28番永寿寺

2015-10-22 10:00:00 | 寺社遍路
歩行記録                                                         H27-8-12(水)
歩行時間:5時間40分   休憩時間:2時間00分   延時間:7時間40分
出発時刻:8時30分     到着時刻:16時10分
歩  数: 36、270歩(推定距離27.2km)    GPS距離24.4km
行程表
武豊駅 0:15> 24番 0:35> 25番 0:40> 開山 0:30> 番外 0:20> 26番 0:50> 27番 ・ 開山 0:55> 28番 0:45>
 29番 0:45> 34番・31番・32番・30番 0:05> 大井BS 

                                   28番 永寿寺(六字名号)

          
             料金所の案内                        南知多道路とつくだ煮街道の看板

 27番から28番永寿寺(えいじゅじ)には、一度九條の交差点まで戻り、そこを右折し南下していく道になる。
海軍飛行場があった古布の方面は信号を直進して東の海の方向に向かうようだ。

 前方に 「豊岡料金所 窓口営業時間 午前9時~午後6時」 と書いてある。何々、有料道路の料金所に営業時間があるのか?
では時間外はこの料金所から道路に出入りできないのか? 何とも変わったシステムだが、田舎の利用者の少ないICでは24
時間社員を配置していては元を取れない。かと言って自動料金収納機を設置しても採算が合わないのだろう。
でも不思議なのは手持ちの地図には、古布ICの表示はあるが豊岡ICの表示が無い事だ。何か狐に騙されたような感じだった。

 家に戻り豊岡料金所を調べてみると 「南知多道路の本線料金所。古布出口と豊丘ICに料金所がないので、半田方面から来た
車はここで通行料を支払う。」
となっていた。今一理解できないので地図を見て一応納得した。
先ず、豊岡ICは南知多道路の南の終点にあり、次に古布ICがある。更に先の半田側に豊岡料金所は設置されている。
地図で見ると古布ICの形状は南行きの下り出口しかなく入る事はできないようだ。
となると半田側から来た車の料金は古布も豊岡も同じ料金を支払って出る事はできるが、豊岡ICから入った時は古布では下りる
事が出来なくて、更に古布ICは出口専用だから入る事が出来ない。
何とも不便なシステムだが、どうせ古布も豊岡も同じ料金なら古布ICに上りの入口を造っても良いような気がする。
序に古布ICも調べてみると 「半田方面からの出口と半田方面への入口のみのハーフICである。」 と書いてある。
それなら私の考えと同じだが地図上のICの形状は・・・・・・ アレーよく見ると上り線の入口は写真の所がICで、一般道がそのまま
自動車道に繋がっていたのだ。大山鳴動鼠一匹。申しわけありませんでした。
でも夜間に出るときは料金は払わないでいいのですかネェー と最後の抵抗。

 
                つくだ煮街道                               師崎への分岐

 道々に 「つくだ煮街道」 と書いてある手作りの看板が立っていた。昔は海で採れた小魚をつくだ煮にして、この道を通り町に
運んだのだろう。古い道標や石仏があるといいのだが。
でも残念でした。つくだ煮街道とは街道の名前ではなく食堂兼土産物屋の名前でした。

 食堂を右にチラチラ見ながら坂を上りきった所で分岐に出た。28番永寿寺はこの辺りから左折して脇道に入るの事になって
いるので、ここを曲がるのかと思ったが手持ちの地図となんか雰囲気が違う。
地図をよく見ると28番の道は、分岐すると自動車道路のトンネルの手前にあるガードを潜って行くことになっている。
しかしここはもう最高点まで来ているのでトンネルなど造れる場所では無い。マイッタナー脇道を見落としてしまったようだ。
未練がましく辺りを見回していたがこの道が正しいという根拠は見つからなかった。仕方ない戻るしかない。

          
            永寿寺の案内板                          南知多道路のトンネル

 折角登った坂を右側を注意しながら下って行くと、さっき見たつくだ煮街道の食堂まで戻ってしまった。
エーまさかさっきの道が正しかったのかと一瞬不安を感じた時、永寿寺の案内板が電柱にあった。アー良かった。
さっきはつくだ煮街道に気を取られて右側の店ばかり見ていたので、左側の分岐に気が付かなかったのだ。反省。
脇道といえども、しっかりした道で普通に注意して歩いていれば見落とす事のない道だった。

 
                永寿寺山門                                 弘法堂

 永寿寺ある場所の地名は字西側といい、近くには東側と北側もある。雰囲気的に寺のある場所を中心として西・東・北と名付けて
あるようだ。また、南側が無いのは南は山になっているからだろう。
 この集落の起こりは戦国時代の京の方から逃げ込んだ落人が切り開いたようだが、まさかここに碁盤の目のような道を造ろうと
思ったのか。そんな事はあるわけないか。

 永寿寺は山間の小さな札所だったが綺麗に整備された気持ち良い寺だった。山門の正面に見える弘法堂の前には2mもあり
そうな聖観音が鎮座してる。この観音は 「ことぶき観音」 と呼ぶらしいが謂れは分からなかった。

            
                       オビンズル様                        南無阿弥陀仏の六字名号碑

 例によりオビンズル様が祀られているが、撫で擦った様子は見えなかった。
石仏の奥に台座が少し見えているのが右の写真の 「六字名号碑」 です。六字名号の名号とは 「仏や菩薩の称号」 と云う事で、
ここの場合は 「南無阿弥陀仏」 と六字で書いてあるので “六字名号” と云うらしい。
他にも九字名号→南無不可思議光如来。十字名号→帰命尽十方無碍光如来 があるそうです。

 で、すぐ疑問を感じるのが私の悪い癖。静岡県東部の寺を歩いていると、髭が跳ねたような特徴のある字体で
 「南無妙法蓮華経」
と書いた 「髭題目」 と呼ばれてるの石碑を良く見かける。だがこれは “七字名号” とは云わないらしい。
理由は “妙法蓮華経” はお経で仏様ではないからのようだ。

                              27番から28番永寿寺への道

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