はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

四国遍路掲載を終えて

2018-04-17 11:00:06 | 四国遍路
  15年前の遍路日誌をブログにアップして何になるのだと云う気持は当初からありました。
自己掲示欲の強い私が36日間一日も休まず1200kmを歩き通したことをアピールしたかっただけかもしれませんが、
これを読んだ方の中で一人でも四国遍路に興味を感じられたら本望です。
そして実際四国を歩いてみる気になった方には一つ助言をしたいと思います。

 ・四国に行く前に地元の霊場巡りをしてみる。 ことです。

例えば静岡県の中西部の方なら 「遠江三十三観音霊場」 を歩いてみましょう。
総距離は約190KMで日数は毎回30km歩いて6日間の工程です。
スタート・ゴールは全て鉄道の駅で済むので宿泊する必要もありません。
遍路道も遍路札も無いので、自分でYafoo!の地図などで把握しなければならないので、当然途中で迷う所が出てきます。
そうした時には積極的に地元の方に声を掛けて道を尋ねましょう。
これは四国に行って、聞かずに歩いて後悔しないための練習にもなります。
最近の私の遍路は 「遍路とは道を聞く事なり」 と、地元に人に話しかける手段として積極的に使っています。

  この霊場を通しで結願できれば四国遍路は夢ではなく実現可能な現実になるでしょう。
とは言え、遍路にも時期があります。短期間の日程ならともかく、30日を越える四国遍路ではこの時期が重要になります。
春に一度しか歩いていない私が言うのもおこがましいのですが、初めての遍路なら春が一番だと思います。
夏は熱さに体力を襲われ熱中症や脱水症になる恐れもあり、長距離歩行には向かないでしょう。
秋は熱さは和らぎますが陽が沈むのが日に日に早くなってしまいます。朝も暗いうちの出発で道の確認に苦労しそうです。
春ならば徐々に明るくなってくるので勇気も湧いてきましたが、だんだん暗くなってくる秋は日に日に不安が増すと思います。
冬の遍路は憧れとしてはありますが遍路初心者としては無理な話で、とても30日や40日では歩き切れないでしょう。
このように考えると遍路の時期は春が一番だと思います。それも3月中旬から4月下旬にかけてが尤も歩きやすい次期でしょう。

  15年前に書いた日誌をブログでアップするだけなので、当時に日程合わせてアップするのは容易な事だと始めたのですが、
あにはからんやでした。当時の日誌の誤字脱字を直すのは当然としても、当時は分って書いているので理解できても、今になると
何の事なのか分らない表現が多々ありました。それらを修正してアップしたのですが、毎日となると中々大変な作業でした。
この作業を行いブログを毎日アップしているきのさんや賢パパさん、松理さんの苦労が実感できました。

  四国遍路はリンクも張りましたのでメニューから希望の所に移動できます。どうぞ利用してみてください。

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