はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

元日の満観峰2

2010-01-03 11:57:14 | 低山歩き
 6時20分山頂に到着。
寒い!ここの山頂は風を遮る物が少なく、もろに冷たい風が当たる。ウーさむ!
早速持参のジャンパーを着て、靴を履いていても穿けるLLのジャージのズボンを穿く。少し温かくなった。
人がいる。何人ぐらいだろう?40人はくだらないかな?
初日の出の時間は6時55分。まだ35分もある。それまで此処にいなければならないとは----
作戦失敗だった。来年は例え早く目が覚めても出発は必ず予定通り出よう。
           

 しかし静岡の夜景の上に聳える富士山は綺麗だ。雲もなく東の空がオレンジ色に染まってきて富士山を浮き出させている。用宗の港付近の海は波が荒そうだ。こんな離れた所からでも荒い波が判断できる。

 オット気温を確かめなければ。なんだ。零下3℃しかない。どうせ寒いなら零下10度位の方が話の種になるのに。
だけで強風。しかも気温が零下3℃は天気予報がドンピシャリだ!。凄い!
てな訳はないか。予報は平地の気温で、ここは奇抜500m。換算すれば-5度位になっていなければならない。やはり天気予報は少し外れ。
           
 山頂にはテントが2張りあり、グループ毎に円陣をくみ、ラジュースを囲んで料理をしている。お神酒で乾杯している組もある。私は妻が作ってくれた茹卵に薩摩芋の切干をボソボソ食べる。少々淋しいが一緒に来る仲間がいないのだから仕方ない。

 満観峰は東西南北の4本の登り口があり、それぞれの登り口から人が登ってくる。特に西側の焼津と東側の静岡側から登ってくる人が多い。6時50分ごろには広い山頂も人だかりになってきた。日の出の写真を撮ろうとするが人が入ってしまう。きっと100人以上の人が居るだろう。
昨夜天気予報を聞いてビビッていた自分が情けない。今年はもっと勇気を出さなければ。
それにしても満観峰にこれだけの人が初日の出を見に登って来るとは驚きだ。予想では数人位だろうと思っていたのも大外れだった。みんな分かっているんだなと、つくづく納得した。

 初日も写した。もう少し明るくなった富士山も写したいが、ここは寒すぎる。午前7時ズボンもジャンパーもそのままの格好で下山を開始する。
帰りは前も後ろも行列で、法華寺まで抜かすこともなく、抜かされる事もなく歩く。来年はもっと早く下山するか、違うルートを考えたほうがいいかもしれないが、予定通り8時には車に戻れたのだから良しとするべきだろう。

 ところで本日の歩行距離。何キロぐらいと思いますか?
往復10k? 私もそんなところかと思っていたが、GPSの測定器によるとたった6k。
大井川河口の日の出なら13kあるが,もっと簡単に行ける。
元日そうそうチョットガッカリしたような、騙されたような。