迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

全国に波及を 神奈川の県立高校「日本史」必修

2008年02月15日 | 社会
日本史というよりも「日本の近代史」を必修化して欲しいです。
それができないのであれば、近代史から古代に遡るような授業をすることによって、近代史を必ず学ぶような仕組みにして欲しいものです。
なにしろ、かつて日本とアメリカが戦争したことを知らない若者が増えているのも、教育現場で近代史を教えないからだと思います。
戦国武将の名前を知らなくて困ることはほとんどありませんが、近代史を知っていることは一般常識として必要なことだと思います。
これは日本史には興味のない、私の個人的な感想です。
日本史には興味を持たないのですが、神社、仏閣、城郭などは好きなんですけどね。
神奈川の県立高校「日本史」必修 文科省静観、全国に波及か
 日本史の必修化についてはこれまで、神奈川を含む首都圏4都県の教育長と関東地方知事会が平成18年、文部科学省に検討を要望したほか、石川と茨城の県議会も意見書を議決しており、神奈川の試みは今後、全国に一定の影響を与えそうだ。
 高校の学習指導要領は小中学校に比べて柔軟で、工夫次第では都道府県レベルで統一した科目を設置することも可能。東京都は「奉仕」、茨城県は「道徳」を今年度から必修化しており、文科省は神奈川についても「何の問題もない」と静観している。
 日本史必修化を求める声の背景には、「日本史を知らない若者が増え、国際化が進む中、世界に発信すべき情報が与えられていない」といった声があった。
 現行の高校の指導要領は、世界史を必修科目とし、日本史と地理はいずれかを選択させている。このため神奈川県内の高校では、日本史を学ばない生徒が約3割を占めているという。
 こうした考えに対し、指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会は「日本史は小中学で学んでいる」とし、新課程でも世界史必修は続く。その裏には、学習範囲が広い世界史を必修から外すと、一気に世界史離れが進みかねないという危惧(きぐ)もあるようだ。
 神奈川の制度設計は、世界史必修は変えずに日本史を履修しない生徒に県独自の郷土史か近現代史を学ばせるものだ。必修科目の変更は受験戦線に影響するが、大手予備校の代々木ゼミナールでは「大学に行っても社会に出ても日本史の知識は必要で、良い試み」と歓迎している。
 一方、唯一必修化されなくなった地理の関係者からは落胆の声も出た。秋山元秀滋賀大教授(人文地理学)は「イラクの場所が分からない高校生が多く地理も大切だ。文科省は地歴の科目設定全体を見直すべきではないか」と指摘している。2月15日8時2分配信 産経新聞