迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

ジョウビタキの旅立ち

2017年04月24日 | 自然
我が家に遊びに来るようになって2シーズンめのジョウビタキ(メス)が、昨年より2日遅れでユーラシア大陸を目指して旅立ちました。
旅立ち前は、私の顔をじっと見たりと、いつもと違う雰囲気を感じてはいましたが、毎日何度もエサをもらいに来ていたジョウビタキの姿が見えなくなるのは寂しいことです。
今シーズンはジョウビタキとともにハクセキレイのセグちゃん(当初はセグロセキレイだと思っていた)もエサをもらいに来ており、2匹でエサを奪い合うシーンなどもありましたが、セグちゃんも10日ほど前から顔を見せなくなりました。
セグちゃんはくちばしがねじれているため、エサのミルワームをつまむのがへたで、そして怖がりなので、エサを食べるまでにいつも時間がかかってしまいます。
そのすきにジョウビタキのほいちゃんがエサを横取りするのです。
ほいちゃんが、秋にまた無事に帰って来てくれることを家族みんなが願っています。

帰ってきたジョウビタキ!

2016年11月04日 | 自然
4月になってから、ぱたりとこなくなったジョウビタキのほいちゃん。
ジョウビタキはあり知れていませんが、渡り鳥なのです。
季節を考えると、中国やロシア方面に渡ってしまったのであろうと、思っていました。

スズメくらいの小さな体のジョウビタキが、数百キロの日本海を越え、そこからさらに先にある日本の我が家にたどり着いたのです。
その遥かなる道のりを考えると、胸が熱くなります。

昨日、お隣のアンテナから聞き覚えのある鳴き声が聞こえてきたので、名前を呼んでみたところ、いつもの定位置の枝に飛んできたのでした。
7ヶ月振りの感動の再会となったのでした。

※誤字のご指摘があったので、訂正しました。
再開→再会
ご指摘ありがとうございました。

ジョウビタキとの別れ

2016年04月11日 | 自然
ところで、ジョウビタキは渡り鳥です。
ネットで情報収集してみると、3月に中国、ロシアの大陸方面に渡って夏を越すようです。
なので、そろそろお別れの季節かと意識し始めた3月上旬の暖かい日、ほいちゃんは来ませんでした。
このところ虫を食べる量が少なくなっているな、と感じていただけに、渡りに旅立ってしまったのかと思ったりしました。
ところが翌日の夕方、何ごともなかったようにほいちゃんはやってきたのです。
それまでは満腹になるとツゲの木の中に飛んで行ってしまったのですが、この頃から虫を食べなくなってからもすぐに
いなくなることはなく、柵や枝でじっとしている時間が増えました。

私はほいちゃんに向かって、「そろそろ帰る(渡る)頃なんじゃないの。早く帰らないと暑くなっちゃうよ」
「一緒に帰る仲間がいなくなっちゃうよ」などと話しかけていたのです。
それでもついつい「また明日おいで」とも言ってしまうのでした。

3月下旬、今日こそは最後か、今日こそ最後か、と思いながらエサやりをしていましたが、虫を食べる量、回数は増え続け、
3日でエサがなくなってしまうほどになったのでした。

3月31日、妻からエサが10匹ほどしかいないので買って帰って欲しいというメールがありました。
妻と一緒に残っていた虫をあげ、新しいパックのエサもあげました。

それから遊びに来た姪と一緒にまたエサをあげたのですが、5匹ほどしか食べません。
それなのに、飛び去る気配もなく、枝に止まっているのです。
私も名残惜しくて庭先にたたずんでいて、「早く帰りなさい、早く帰りなさい」と繰り返し言い聞かせるのです。

別れの時のことはよく覚えています。いや、時々思い出します。
いつもは無口なままエサを食べているのに、この最後の時はカチカチカチカチ珍しいほど鳴いていました。
あれは別れの挨拶をしていたのでしょう。
同じ日、妻もほいちゃんがピーピー鳴いていて珍しいことだな、と感じていたそうです。
そして飛び去り方もいつもと違っていました。
このところはぐずぐすとしていて帰りたくないようにしていて、しばらくツゲやキンクセイの木でしばらくじっとしてから、
飛び去って行ったのですが、この日はちょっとためらったあと、そのまま生垣の隙間から南に向かって飛んで行ってしまいました。

ジョウビタキとのふれあい

2016年04月10日 | 自然
買ってきたエサを持って待っていると、しばらくしてから鳥さんはやはりやって来ました。
これまであげていたコガネムシの幼虫よりもミールワームは大きく、食べてくれるかどうか多少の不安がありました。
そして、ミールワームという虫を木の下に投げてみると、舞い降りてついばんではまた元の枝に戻ったのです。
喜んで食べてくれまたようです。
雀よりも小さな体の鳥さんなのに、この日は10匹以上の虫を食べて帰って行ったのです。
それ以降、鳥さんの姿を見かけると外に行ってはエサをあげました。
エサをあげてもあげても虫が減ることはなく、1パックに多分200匹以上は入っていたのではないかと思います。
予想以上にたくさんの虫が入っていました。


翌日、午前中は来ませんでした。でも、夕方になってまたやってきました。
いつもの枝ではなく、ベランダに近い定位置となりつつある柵に止まりました。
そこで虫がもらえるのを待っています。
初めのころは柵の真下に投げていた虫を、少しづつ私の近くに投げる位置を移動させてみても、
怖がることなく近寄って食べてくれます。
そのうち、手から直接食べてくれるようになるんじゃないのか、と予感させるような慣れ方でした。
次の日、その次の日も夕方になると定位置で待っていました。
虫を食べては柵に戻るという動作の繰り返しです。
鳥さんが来ているのがわかると、かわいくてエサをあげに外に出る。
そのうち、午前中にも鳥さんは来るようになりました。
慣れてくるにつれ、食べる虫の量も増えていきました。

でも、我が家には私以外は虫にさわることができないので、エサをあげたくてもあげられる人がいないのです。
だから、私が帰宅する夕方まで待ってもらっていました。
帰って私が車から降りると、存在を示すかのように「ブーン」と羽根音を震わせて飛んでくるようになったのも
この頃だったように思います。

我が家に、そしてエサがもらえることに慣れたためなのか、鳥さんが我が家を訪れる回数はどんどん増えていきました。
それなのに、ミールワームという体長2~3センチのスパゲッティくらいの太さの虫を鳥さんにあげられるのは
私しかいなかったのです。だから、私が帰宅するまで待っていてもらうしかなかったのです。

だけれども、庭先でエサがもらえるのを待っている鳥さんの健気さ、かわいらしさに心を動かされ、
ついに妻がエサをあげることを決断したのです。
私のように素手で虫をつかむことはできないため、割箸で虫を挟んで投げ与えることにしたのです。
エサを待ちかねていた鳥さんは喜んでそれをついばむようになったのでした。

この頃から我が家にやってくる回数は増え、1回に食べる虫の数は15匹を超えるようになり、
妻は鳥さんに「ほいどくん」という名前を付けたのでした。
「ほいど」とは北海道で大食いを意味する言葉です。

ほいどくんは空腹になると我が家にやってくるようになりました。
庭先の柵、庭木だけでなく、布団干しやベランダの物干し竿にも止まって待つようになりました。
挙句の果てには、ベランダの物干し竿からガラス越しの室内を観察し、妻にエサの催促をするようにまでなったのです。
時を同じくして、私は虫をあげられないと言っていたおばあちゃんまでもが、箸を使ってエサをあげていて、
いつの間にか3人からエサをもらう大食漢=ほいどになっていたのでした。

最初に買ってきたミールワームは10日ほどで食べ終わりましたが、次回は7日、その次は5日と虫を食べる量、回数は
日に日に増えていきました。