迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

マスコミ崩壊の一年でした

2008年12月31日 | 社会
個人的には「マスコミ崩壊の一年」であると感じました。
マスコミ報道に綻びが見られることはうすうす感じていましたが、それが世間に広く知られるようになった年として記憶されることでしょう。
「毎日変態新聞」騒動によって、過去の悪事が公になり、隠しても隠し切れないような時代となったことを実感していることでしょう。
最近では、妊婦たらい回し報道で「受け入れ拒否」という表現をしなくなっていることにお気づきですか?
医療サイドでは「受け入れ拒否」をしているのではなく、受け入れたくても物理的に受け入れられない事情であることが一般に知られるようになったから、マスコミも「受け入れ拒否」という表現をしなくなったのだと思います。
ついでに、ここまで読んで下さった方にぜひとも読んで欲しいQ&Aを見つけたのでご紹介します。
●なんで急患の受け入れを断るの?
・(人員・設備が足りない…などの)物理的問題で、(受け入れると犯罪になってしまうケースがある…などの)法的問題で「受け入れ不能」だからなんです。

●なんで「専門外だから」が断る理由になるの?
・「専門外の患者を受け入れるのは犯罪」という司法の判例(奈良心タンポナーデ事件)があるんです。

●ベッドが無いなら、廊下で治療すればいいんじゃないの?
・「設備不十分な状態で患者を受け入れるのは犯罪」という司法の判例(加古川心筋梗塞事件)があるんです。
・そもそも、「ベッド」「ベッド」って言われてますけど、病院でいうところの「ベッド」は、心電図とか、酸素マスクとか、呼び出し用ボタンとか、それを管理する人員とか、それら全て「込み」ですからね。もはや「ベッド」というより「設備」と言ったほうが適当かも。

●応急処置してから、他の病院に移すのは駄目なの?
・「応急処置の後、他病院に転送するのは犯罪」という司法の判例(上に同じく、加古川心筋梗塞事件)があるんです。

●なんで、一度断った病院が、後になって受け入れるなんて事があるの?
・救命中であった患者が「落ち着く」か「亡くなる」かのどちらかで、病院側に「空き」が出来たからです。

●有名人や金持ちだったら嬉々として受け入れるんじゃないの?
・西村真悟議員の息子の飛び降り自殺…アレも、重度のうつ状態で入院の必要があるとされながらも、「ベッドが無い」という理由で入院できませんでしたよね。もはや、コネやカネではどうにも出来ない程に、患者の受け入れが困難な状況なんです。

●ぶっちゃけ、人の命より金儲けのほうが大事なんでしょ?
・金儲けのほうが大事だったら、そもそも、不採算部門である救急なんて、最初からやりません。

●医師が足りないなら、海外から医師を呼んだらいいんじゃない?
・本国より遥かに待遇の悪い日本に来る理由が見当たりません。…というのも、実は、日本の医師の待遇は、諸外国のソレよりも遥かに悪いんです。

●ドクターヘリを導入したら?空からなら直通でしょ?
・ヘリを導入するにも、周囲の建物が邪魔で安全に飛べなかったり(ビルに激突、民家に墜落…の危険性あり)、ヘリポートのある(作れる)病院が少なかったり、騒音問題で導入を反対する住民がいたり…など、色々と問題が山積みなんです…。
・あと、ドクターヘリを必要とするほどの重症患者を扱う「3次救急」自体の数が減っていることも問題の一つとなっています。

●リアルタイムでベッドの空き情報の分かるネットワーク、システムを作ったらいいんじゃない?
・いくら良いシステム、良いネットワークを作っても、医師の手術スピードが上がる訳でもなく、患者を診るための設備が増える訳ではないため、根本的な解決とはなり得ません。
・また、それに近いシステムが既にあるのですが、現在、病院側にそのシステムを操作するマンパワーが足りないために、空き情報をリアルタイムに更新出来ない…という問題が発生しています。

●救急病院が急患を受け入れられないなら、救急病院を辞めちゃえば?
・現実に次々と辞め…ていうか、潰れていってるんです…。
・特に、重症患者を扱う「2次救急」、救急最後の砦である「3次救急」が減っていることが深刻な問題となっています。
・また、一つの病院が救急を撤退してしまうと、その病院が受け入れていた患者が他の病院に流れ込み、その病院のキャパシティをオーバーして受け入れ不能…という、「受け入れ不能のドミノ状態」に陥ってしまう…という危険性があります。

●1次・2次・3次って何?どれも救急病院じゃないの?
・救急病院は、患者の緊急度の度合いによって「1次救急」「2次救急」「3次救急」と種別されています。
・「1次救急」は、入院や手術の必要が無い患者が対象、「2次救急」は、入院や手術が必要な患者が対象、「3次救急」は、1次・2次では対応できないレベルの重症患者が対象となっています。
・ここ数年、救急医療が不要なレベルの軽症患者が、夜間救急…特に「2次救急」「3次救急」に駆け込み、夜間救急がパンク状態になっている事が、深刻な問題となっています。

●2~30件も断わられる事なんてあるの?
・大多数の救急が、マンパワー不足・キャパシティ不足のために、常にパンク寸前(or 本当にパンク)の状態に陥っており、2~30件、いや、それ以上断られる可能性は、大いにありえます。
・また、過重労働で医師が倒れる、燃え尽きて退職…などで、救急を辞める病院も出ており、今後は「受け入れ不能」状態が加速、最悪、「たらい回せる病院」すら無くなり立ち往生…という事態もあり得ます。

●救急病院が多い東京でも患者の受け入れが出来ないのはなぜ?
・救急病院は多いですが、それでも追いつかない程に人口が多すぎるんです。
・また、東京の周囲の他県の受け入れ状況も非常に厳しく、他県からの救急患者が東京に流れ込んでしまっている…という問題を抱えていたりします。(大阪府も同じような問題を抱えている)


2009年が、皆さんにとっても我が家にとってもよい年であることを願っています。

児童扶養手当 5割減額 6千超の母子家庭

2008年12月29日 | 社会
児童扶養手当の原資となるものは税金です。児童扶養手当を受けずに働いている母子家庭のお母さんが納めた税金も含まれています。
児童扶養手当を受け取りたいのであれば相応の手続きが必要です。その手続きをせずに金だけは欲しいというのは非常にあつかましいこと。
非常識であることをたしなめる人はいないのでしょうか。
こんな身勝手な報道がまかり通ってしまういやな世の中です。
児童扶養手当 5割減額 6千超の母子家庭
 児童扶養手当を五年以上受給している母子家庭で、母親が「就業意欲」を証明する書類を出していないなどの理由から手当を半分に減額された人が、全国で六千三百八十四人(九月末時点)にのぼることが、二十七日までに厚生労働省の調査で分かりました。日本共産党の高橋ちづ子衆院議員に同省が説明しました。
 手当が半減された人は、都道府県別でみると、多い順に、東京七百六十三人、神奈川六百四十九人、埼玉四百十九人、大阪四百十四人―など。
 児童扶養手当は、二〇〇二年の法改悪(自民、公明、民主の各党が賛成)で、末子が三歳になってから五年以上手当を受給している場合、今年四月から最大半減されることになっていました。昨年十一月、世論と運動の広がりを受け、政府・与党は削減対象を「就業意欲がみられない者」に限定。厚労省は、手当削減は事実上の「凍結」と説明していました。
 しかし、母親たちからは、「就業意欲」を証明する手続きが煩雑で、減額される人が出ると危惧(きぐ)の声があがっていました。今回の調査結果は、それが現実となったことを示しています。
 厚労省は、減額の個々の理由は調査していません。同省は「半減されたことに気付いた人が求職活動中であることなどを申請してくれれば、措置を取り消し、さかのぼって差額を支払う」としていますが、どれだけ救済されるか不明です。
 高橋議員は「いま問題になっている『派遣切り』にはシングルマザーも多い。本来手当をもらえる人が半減されることのないようにすべきです。また、大本にある半減方針そのものをやめるべきです」と話しています。
2008年12月28日(日)「しんぶん赤旗」

性犯罪者にGPS 出所時同意で装着、法務省検討

2008年12月28日 | 社会
犯罪者の人権やプライバシー侵害よりも、同じ犯罪を再び起こさせないことの方が重要だと思います。
防犯カメラの設置についても人権やプライバシー侵害と騒ぐ人権派と呼ばれる方々がおられます。
が、やましいことをしていなければ、街中に防犯カメラが設置されていたとしても気になることなどありません。
それよりも、犯罪の抑止や犯罪捜査に利用できるというメリットの方が大きいように感じます。
性犯罪者にGPS 出所時同意で装着、法務省検討
 法務省は、性犯罪受刑者が出所した後の居場所を把握するため、衛星利用測位システム(GPS)端末を同意の上で装着させることを検討している。GPSを活用した犯罪の再発防止策が欧米などで広がっていることを背景に、日本でも実施の可能性が出てきた。
 出所者の同意を得るとはいえ、GPSを使った防止策は人権やプライバシー侵害として反対の声は根強く、議論を呼びそうだ。
 日本では、2004年に奈良市で発生した小1女児誘拐殺人事件を機に性犯罪者対策を強化。法務省は翌年6月から、13歳未満に対する性犯罪受刑者の出所予定日や居住予定地などの情報を、警察庁に提供するようになった。
 各警察署が所在を確認するものの、行方が分からなくなるケースもあった。
 法制審議会の部会などで問題提起され、今年4月にGPS活用の検討を自民党の特別委員会が提言した。
 英国や米国では、性犯罪の前歴のある人の住所や顔写真などを提供。米フロリダ州では拘禁刑終了後も生涯、GPS端末装着を義務付ける法律が制定され、他の州に広がっている。
 韓国では今年9月、たびたび性犯罪を繰り返す受刑者の仮釈放後や出所後、居場所や行動を電波で24時間把握する「電子足輪」の運用が始まっている。装着期間は最大10年。
 日本の場合、性犯罪の中で強姦(ごうかん)の認知件数は2000年以降、2000件から2500件の間で推移。06年からは2000件を下回り、再犯率は傷害や詐欺などに比べ低いが、被害者が届けないために統計に表れないケースも多いとみられる。
2008年12月28日 中日新聞朝刊

天皇誕生日一般参賀に行って来ました(下)

2008年12月25日 | LIFE
よくよく考えてみたら、これ以上書くことはなかったです。
でも、天皇誕生日や元日の一般参賀に行ったことのない方には一度行ってみたらどうですか、と申し上げたいです。
皇室を愛する国民がこんなにも多いのか、そして国民のことを気に掛けてくださる天皇陛下のお言葉を直接聞く機会は滅多にありません。だからこそ、行ってみる価値があるように思います。
一般参賀が終わったあとは、皇居内を散策してみるのもいいですよ。
東京という大都会の真ん中に、巨大な自然空間があることに驚きますよ。
元日、テレビを見て過ごすのなら、一般参賀に行かれることをもう一度お薦めします。

天皇誕生日一般参賀に行って来ました(中)

2008年12月24日 | LIFE
一般参賀に行って感じたことは、外国人が多いということです。
パッと見で10~15%が外国人でした。
日本を敵視している韓国人が多いのはなぜ?って感じです。

二重橋を渡ってたどり着いたのが宮殿・長和殿です。あのガラス張りのベランダのところです。
300mくらいの長さがあるでしょうか。その中央に防弾ガラスの強化されたような部分があり、そこが両陛下がお立ちになる場所のようなので、そこになるべく近い場所を確保しました。
やや後方には大きな日の丸を持ったちょっと強面な方々も。
この方々ですが、陛下がお見えになる前にコート、マフラーを脱ぐなど、国民の鏡のような方だったのです。
そしてもうひとつわかったことがあります。
「天皇陛下、万歳」はこの方々の発声を合図に全員が唱和し、日の丸の小旗を振るのでした。
なんとも感動的なシーンです。
そして、天皇陛下よりご挨拶、労いをいただき、最後に「天皇陛下、万歳」をして終了となりました。

雅子さまがお見えになられたのは予想外の出来事でラッキーでしたが、お召し物が皇后さま、紀子さまのような明るい色ではなく黒系だったため、あまり目立たなかったのはちょっと残念でした。
もしかするとあまり目立たないようにと黒系のお召し物にしたのかもしれません。