迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

ハル、ハル、ハル/古川日出男

2008年02月19日 | 
週刊文春のブックレビューを読んで、面白そうだと思ったので借りてみました。
パラパラと中を見た段階で、いやな予感がしていました。
「週末のフール/伊坂幸太郎」は★ひとつだったけれど、この世の終わりのことを考えさせてくれるきっかけとなったので、とりあえず読んだ意味はあったけれど、本書は私にとっては時間の無駄でした。
妻が「だんなさんは好きじゃなさそうな本だね」といっていた通りでした。流石!
頭にきたので、週刊文春のブックレビューを書いたのが誰なのか確認してみたところ「著者は語る」でした。
自画自賛なら仕方がない。
この物語は全ての物語の続編だ。暴走する世界、疾走する少年と少女。3人のハルよ、世界を乗っ取れ! 乱暴で純粋な人間たちの圧倒的な現在を描いた、古川日出男の最高傑作。短篇集3作品。
・ハル、ハル、ハル
13歳の晴臣は弟とひっそり暮らしている。世間に非難を浴びようと、弟を励ます。そして家出少女のミハルと出会った。晴臣(ハル)とヒハル(ハル)、もうひとりのハルが原田悟(ハらださとル)のタクシーでひた走る。
・スローモーション
わたしはあなたに向けて日記を書く。簡潔に明瞭に。姉の子供を預かることになり、東京見物に出かける。
・8ドッグス
犬と孔雀と千葉の物語。
☆☆☆☆☆(星ゼロです)