迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

戸襖(とぶすま)張り

2010年11月26日 | LIFE
戸襖は片側が襖仕立て、反対側が板戸になっているものです。
我が家の場合、部屋と納戸の出入り口(普段は塞がれていて、戸襖があることを忘れていました)に使われています。

戸襖の張り替えは、古い襖紙を水で濡らしてきれいに剥がし、そこに新しい襖紙を張るもので、襖紙の大きさは適当でいいし、張った後に周囲をカッターで切って、周囲の部分をヘラでしっかりと密着させるだけなので比較的簡単に張ることができます。
左は剥がしてきれいになった戸襖、右は新しい襖を張ったもので、これに引き手をつければ完成です。

「を」の表現方法をどのように教わりましたか?

2010年11月23日 | 社会
暇つぶしに最適な「大手小町」に面白いトピがありました。
『を』←これ、なんて表現しますか?です。

自分の記憶を紐解いてみると、小学校1年生の時におもい「を」と教わった記憶があります。
なぜ「おもい」のか忘れていたのですが、小町のトピに答えが書いてありました。
縦書きの文章の場合、「を」の前には文があるので、「を」が重たい思いをしているからという意味合いだったそうです。
言われてみれば「なるほど」、そのように教わったような記憶もありますね。
それにしてもおもい「を」が標準的な表現でないとは知りませんでした。

勉強になったのは
・「小さいを」の解説です(以下、レスより引用します)。
『遥かな昔、古事記の頃ですが、「お」と「を」には区別がありました。
「お」と「を」に使われる言葉も違っていました。
でもやはり音が「ほぼ」同じだったので、昔の人もよく混同したのでしょう。
何々の「お」「を」という言い方をし始めました。
それぞれいろんな言葉がありましたが、無関係の言葉ではなく、対になる言葉として、
「大(おお)」と「小(を)」が最も使われたと思われます。
古事記に登場する、日本武尊の幼名「小碓命(をうすのみこと)」とその兄
「大碓命(おおうすのみこと)」にも現れている通りです。
現在されている、「大きい」「小さい」という区別はそれが元になっています。
富山県では特にそういう言い方が長年言い伝えられてきた結果だと思います。
私は由緒ある、良い言い方だと思っています。 』

そのほかにもいろいろあるようです。
・わ行の「を」、わをんの「を」
  …山形、千葉、埼玉、山梨、静岡、愛知、三重、滋賀、兵庫、広島、香川、福岡、大分、熊本、
   佐賀、長崎、宮崎の17県
・くっつきの「を」
  …宮城、東京、神奈川、大阪、高知、広島の6県
・下の「を」
  …新潟
・小さい「を」
  …富山
・こしまがりの「を」
  …青森
他にも…重い「を」、おしまいの「を」、つなぎの「を」、鈎(かぎ)の「を」などがあるそうです。

襖(ふすま) 張り替え前と張り替え後の違い

2010年11月17日 | LIFE
8畳間2部屋を仕切っている襖です。
襖で仕切られた部屋は、襖を取り外してしまうと続き間として使える開放的な部屋に変わります。これは家族の変化、生活の変化に対応するよう出来てきているもので、とても便利なものだと思います。
ちなみに襖を取り外した16畳の部屋で父の葬式をやりました。
20年も前のことですが、自宅での葬式という場面はこの時が最後だったように思います。
かつては自宅で葬式をするのが当たり前だったのですが、今はセレモニーホールでやることが当たり前の時代ですからね。

画像は白い襖が張り替えたもので、間の落ち着いた色のものが張り替え前のふすまです。
張り替え前の襖は金色に近い色なのですが、現在は白に近い色の襖ばかりで、落ち着いた色の襖は少ないようです。
白系の色の方が部屋が明るくなるからなのでしょうか?

リフォーム 襖(ふすま)を張っています

2010年11月15日 | LIFE
襖の張り替えをしています。
襖を桟(枠)をはずし、前処理をします。
左が茶チリという前処理用の紙を張ったもので、うっすらとこれまでの襖の柄が浮き出ています。
ちなみに茶チリとは、下張り用の薄い紙で下地の保護に使います。
ホームセンターで売っているものは片面に6枚を張るものですが、ボクが使っているのは業務用なのか3枚張るものなので、ノリをつける手間が省けて便利です。

茶チリが乾いてから、新しい襖(紙)を張ったのが右側のものです。
最後に桟(枠)と引き手をつけて完成です。
襖の四隅にシワが寄ってしまうので、そうならないようによく引っ張るのが襖をうまく張るコツだと思います。