天皇誕生日の一般参賀に行ってきました。
今年は80歳になる母から6歳の姪まで、一族総動員でした。
4年前の前回よりも人が多かったような印象があるのですが、前回は2回目のお出まし、今回は初回のお出ましという違いによるものなのかもしれません。
陛下から被災地や被災者、そして国民を気遣うお言葉をいただき、涙があふれてしまいました。
天皇陛下の「おことば」全文 誕生日の一般参賀
今年の2月には心臓の手術を受けたことから、多くの人々に心配をかけました。現在は普通と変わりなく生活していますので、どうか安心して下さい。
昨年3月11日に起こった東日本大震災では、多くの人々が被災地を訪れるなど、被災者のために力を尽くしてきたことは非常に心強いことでした。今日ここにこられたみなさんの中にも、被災者のためにさまざまに心を遣(つか)ってきた人々がおられることと思い、ここに感謝の気持ちを表します。
厳しい年であった今年も、もうあとわずかになりました。これからも私どもは被災者のことを思いつつ、国民みなの幸せを願って過ごしていくつもりです。来る年がみなさん一人びとりにとってよい年であるよう祈っています。
それにしても、この雰囲気は行ってみないと味わうことができないとても不思議なものでした。
両陛下のお出ましとともに、多分右寄りの方からの「天皇陛下、バンザーイ」の掛け声に合わせて、多くの方が日の丸を振りながら「バンザーイ」「バンザーイ」と連呼。
両陛下がお手を振られたのが終わるとともに、数千人がいるにもかかわらず潮が引くようにシーンと静まり返ってしまうのです。
私の左前方、静岡から来られたという80歳くらいの老女は、頭を垂れながら陛下のお言葉に聞き入って、涙を流しておられました。
この感動はニュースの一場面だけでは伝わることのないものだと改めて実感した次第です。
ちなみに周囲では、1月2日の新春一般参賀にも来られると話している方が何人もおられました。