迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

一年前はあんなに批判してたのに 東京マラソンに3万2000人

2008年02月18日 | 社会
東京マラソンはイベントとして大成功していますね。
一年前は無駄な金を使って、という非難、批判報道が多かったように記憶していますが、今年はそんな批判は聞こえてきませんでした。
マラソンが身近になって、参加するあるいは挑戦してみようか、と思う人が増えるだけでも、健康になれる機会を増やすことになるので、そのように考えると東京マラソンはスポーツをするきっかけを作ったことになります。
我が家でも本気でマラソン参加を検討しましたが、参加費用が1万円と聞いて断念しました。ちょっと、高すぎるよ。
私はかつてハーフマラソンなどに参加したことがありますが、その時の参加費は3千円程度だったように記憶しています。
1万円は・・・ちょっと高い。
おいしいものがいろいろ食べられるし・・・。
ちなみに1年前の朝日新聞の記事です。
東京マラソンで都心「大封鎖」 2月18日、銀座6時間
 銀座、皇居、浅草と、東京都心の観光名所や目抜き通りを約3万人が走る――。2月18日の日曜日に開かれる第1回「東京マラソン」だ。普段は走れないコースとあって、参加の応募は定員の3倍を超えて抽選になり、国内最大規模の大会となる。ほとんどが市民ランナーだけに、ゴールまでの制限時間は7時間。主要道路は長時間にわたって「大封鎖」される。都心の機能はマヒしないですむかどうか。
 スタートは午前9時すぎ。ただ、ゴールまでの制限時間は7時間。11月の東京国際女子マラソンの約2倍だ。沿道への影響は大きい。
 慶応義塾大は、商学部の受験票に急きょ、こうつけ加えた。「三田校舎周辺の道路に交通規制がかかります。車での来校にはご注意ください」
 商学部では毎年約6000人が三田(港区)と日吉(横浜市)の校舎に分かれて受験する。「マラソンのことは入試日程を組んだ時点では知らなかった」と同大学。試験開始は午前10時。JR田町駅と三田校舎の間を通る国道15号(第1京浜)が朝9時前から通行止めになり、歩行者も横断できない。「当日は誘導の職員を増やして対応したい」
 JR浅草橋駅前の通行止めは約5時間。軒を並べる人形店は3月の桃の節句を控え、かき入れ時だ。創業170年の老舗(しにせ)・久月は「お客様に『この日は避けて』とも言えないし」と困惑する。
 銀座4丁目交差点はランナーが2度通過するため、封鎖は約6時間に及ぶ。日曜日には約10万人の買い物客が訪れる銀座三越の担当者は「歩道にも観衆が押し寄せるかも。店の出入り口の確保や安全誘導のため、警備員を増やさなければ」と準備に追われる。
 都は、歩行者が地下道を使って道路を横断できるように、コースはなるべく地下鉄の上にしたという。
◇走者3万人、警備5000人
 「どんなことになるのか全く見えない」「大事件が起きないことを祈るばかり」。警視庁の幹部は口々に不安を漏らす。
 都心の要所の長時間封鎖は「初体験」(同庁幹部)だけに、交通部は昨年3月、16人で検討委員会を結成。警備やテロ対策も必要で、同10月には警備部や刑事部とも連携した特別対策委員会に格上げし、20人以上が専従になった。同庁はマラソン当日、過去最大の5000人態勢で臨む。
 ロンドン・マラソンやニューヨークシティー・マラソンを視察した交通部幹部は「いずれも歴史ある大会で、その日は混雑するから注意しようという意識が市民に根付いている。何もかも初めての東京とは訳が違う」。
 渋滞対策では、コースのほとんどを占める目抜き通りを全面通行止めにする。コースと交わる約610本の道路も、通行できるのは住民と救急車やパトカーといった緊急車両だけだ。都心に乗り入れる車には迂回(うかい)路を用意し、当日は案内標識で誘導するが、かなりの混雑が予想されるという。同庁は「地下鉄や電車を極力利用してほしい」と呼びかける。
 警備や治安対策も重要な課題だ。コースの主要な場所には警察官とパトカーを配置。12署は管内をコースが横切るため、交通規制で事件発生対応が遅れないよう、隣接署同士で応援態勢の打ち合わせを進めている。
◇名所巡り、人気呼ぶ
 「世界基準のマラソン大会が日本にもできたということです」。東京マラソンの招待選手が発表された17日、日本陸上競技連盟の沢木啓祐・強化委員長はそう話した。
 今年で111回大会を迎えるボストン・マラソンをはじめ、ロンドン、ベルリン、ニューヨークなど世界のメジャーなマラソン大会は、すべて男女の一流選手と市民ランナーが一緒に走る。
 今回の東京マラソンでは、男子で2時間9分30秒を切って日本選手トップになれば、大阪で開かれる世界選手権の代表に内定する。参加資格を満たした男子のエリートランナーが10カ国から116人出場し、日本からも04年アテネ五輪で5位に入賞した油谷繁選手(中国電力)らが参加する。
 フルマラソンには7万7521人の応募があり、抽選で2万5000人が選ばれた。10キロ、車いすマラソンを含めると計3万人。「予想以上」と、東京マラソンの田中学・競技運営推進部長は言う。市民マラソンではこれまで、毎年12月に開かれる沖縄のNAHAマラソンが国内最大規模で、昨年の参加者は約2万1000人だった。
 国立競技場(新宿区)発着の東京国際女子や、昨年まで開催された男子の東京国際とは違い、今回のコースは都庁からお台場のビッグサイト(江東区)まで。東京の名所を巡るのが「売り」で、これが市民ランナーの注目を集めたようだ。

東京マラソンに3万2000人、藤原新が五輪候補に名乗り 国内最大規模の「東京マラソン2008」(東京都、日本陸上競技連盟主催、読売新聞社など共催)が17日開かれ、約3万2000人の市民ランナーが、国内のトップ選手や海外の有力選手らとともに都心を駆け抜けた。
 男子マラソンは、北京五輪代表選考会を兼ねており、マラソン2度目で一般参加の藤原新((あらた)26)(JR東日本)が2時間8分40秒で日本選手最高の2位に入り、五輪代表候補に名乗りを挙げた。
 新宿・都庁前をスタート後、銀座や浅草などの名所を巡り、臨海部の東京ビッグサイト(江東区)にゴールするフルマラソンの部には2万7386人、日比谷公園までの10キロの部には5040人が参加した。完走率は97・8%と、昨年を1・2ポイント上回った。
 沿道には昨年の大会より48万人多い226万人(大会事務局まとめ)の観衆が集まり、声援を送った。都心の交通規制は最長6時間20分に及んだが、大きな混乱はなかった。
 男子マラソンでは、昨夏の世界選手権銅メダルのビクトル・ロスリン(33)(スイス)が2時間7分23秒の好記録で優勝した。 2月17日11時34分配信 読売新聞