すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

健康診断なのに・・・

2015-06-30 21:46:15 | ひとりごと
 明後日は会社の健康診断である。当然、明日は21時以降水以外ダメだが、こんなに節制をしないどころか、好き勝手したままの健康診断は初めてである。
 大したことはしていないし、決してダイエットをしたりはしないのだが、大体、少し前からある程度節制したり、食事内容に気をつけたり、甘いものを我慢したりはしていた。
 それが、ストレスも手伝って、お酒も甘いものも行っているので、明後日は怖い気がする。体重は1キロ前後の変動だが、体脂肪が・・・。
 きっと血液検査で中性脂肪やコレステロールも上がってるだろう。と言うのも、そうでなくても年齢とともに上がってきていたのだ。
 まあ、そう分かっているなら、気をつけろよってことなのだが・・・。
 なんだかんだ、くりりんはストレッチしたりするのだが、私はそう言うのも苦手。バランスボールに乗ると酔うくらいだ。
 この際、ありのままの健康状態を受け入れるしかないか???


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お昼寝しちゃった・・・

2015-06-28 17:53:41 | ひとりごと
 今日はとてもいいお天気だった。くりりんを送り出してから、とりあえずずっと気になったままだったセーターと袢纏をようやく洗えた。早くしないと片づける前に、次の季節が来てしまう(汗)。
 それから、キヨちゃんを手伝って、干肥を切る作業を。去年刈った草を干して干肥にして、それを畑まで運んで積み上げていたのだが、そのまま畑に入れるとなかなか腐らずに肥料にならないらしい。そこで、小さくカットするのだ。
 切るのはこういう裁断機?で。

     

 片足で押さえておいて、間に挟んだ干し草を切って行くのだが、今日はキヨちゃんが差し込んでくれるのを、私が切っていった。体重をかけた方が楽なのだが、立って作業すると腰に来る。かと言って座って切ると力が入りにくい。これを今まではキヨちゃんは一人でしていたのだ。きついし、時間もかかると思う。
 切った物は袋に入れて畑に。重いから上から落としていいよ~と言うので、やった~!とそっと落としてみたが、ぱっくり袋が裂けた。あ~あ。都合二袋分ぼどカット。

     

 キヨちゃんはそれから、その草を畑に撒く作業を。私はリュウを洗った。
 お昼は残り物で済ませて、二人して昼からは少し休憩。1時間ほどお昼寝した。
 起きてから、本当は草刈りなど手伝おうと思っていたのだが、キヨちゃんが、
 「少しは休め。」
と言ってくれたので、干した布団を入れたり、洗濯物を畳んだりしただけで、とりあえずのんびり過ごした。
 しかし、キヨちゃんは実は大忙しだったようで、言ってくれれば手伝ったのに・・・と話した。
 夕飯は干しエビと枝豆のご飯。ナスの煮びたし、豚しゃぶサラダ。



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さっぱりした

2015-06-27 20:24:41 | ひとりごと
 今日は親戚の法事だった。雨が降りそうだったので・・・なのか、キヨちゃんは朝早くから草刈りしていた。昨日仕事から帰った時、途中までしていたので、
 「私が休みにするからおいておいて。」
と言ったのだが、どうも気になるらしい。
 出掛けるまでにちょっと時間があったので、気になる箇所だけ大雑把にハサミで刈った。そして、
 「明日も休みじゃけん、私するけん、おいときなよ。」
と念押し。
 「あ、ほんなら明日は肥切って入れて貰おう。」
と言う。ま、何でもいいのだけれど。
 法事は親戚の13回忌。定年前に亡くなっていたと思うので、若かったはず。当時生まれたばかりの孫が、そうすると12歳と言う事だ。写真でしか知らない「おじいちゃん」はずっと若い。
 午前中に法事が終わって、お昼を頂いて家に戻り、キヨちゃんを連れて隣町へ。キヨちゃんは行きつけの美容院でパーマとカラーを、私も違う店でカットとパーマをするためだ。しばらく忙しくて美容院にも行けず、髪もずっと「染めるトリートメント」で染めて、前髪もちょっとずつ切っていた。だから、結構伸びていて髪をアップにしても、昔で言うポニーテールにすれば重いし、お団子にすれば大きくなる。
 いつもなら、切るにしてもある程度長さを残して、まとめられるようにするのだが、今回は思い切ってショートカットにした。落とした髪の多い事!かなり軽くなった。
 キヨちゃんを迎えに行くと、結局時間が無いのでカラーはやめてパーマだけにしたらしい。キヨちゃんもすっきりしたが、
 「誰か分からん。」
と私を観てキヨちゃんが言った。
 そういえば、リュウも皮膚炎が治まってきたので、ようやくカラーを外し、リュウもさっぱりした。だから今日はキヨちゃんも私もリュウもさっぱりである。
 家に帰るとくりりんがちょうど仕事から戻って戸を開けているところだった。思い切って切ったので、くりりんもびっくり。
 キヨちゃんが、
 「くりちゃん、気ついたか?何も言うてくれんのか?」
と聞く。
 「似合ってるよ~と言うてくれたよ。」
と報告すると、
 「ほうだろう?母ちゃんも髪を変えると、父ちゃんが必ず、『お、綺麗になったな。』ってニタ~ってして言いよったんよ。年に何遍も笑わん人が。」
と自慢していた。
 せっかくなので、義妹(あっちゃん)にラインしたら、みんなに見せたらしい。ヨリちゃん母さんが写真を撫でながら、
 「頑張ってる~。」
と言ってくれたらしい。有難い・・・。ちょっと恥ずかしい。
 さあ、明日はキヨちゃんと草刈りかな??

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また人が辞める・・・

2015-06-25 21:39:46 | ひとりごと
 残業だけどもしんどいのに、色々と問題も発生し、無茶なクレームなども入ってくる。
 昨夜はストレスのせいか、たま駅長が死んだと聞いたからか、くろべえが老衰で死んだ夢を観た。更に、リュウが何かに襲われたように、血を吐いてカラカラに干からびて死んでいる姿を夢に見た。夢の中で地鳴りがするような慟哭の私。その胸苦しさで目が覚めた。
 目覚めても動悸と息苦しさが治まらず、いつまでも眠れない。呼吸も乱れた。くりりんが起きて背中をさすってくれたが改善しない。
 そんなこんなでほとんど眠れず。
 「月末は弁当は良いよ。」
と言ってくれたので、甘えて何も作らず。掃除もろくに出来てないので、大急ぎで掃除機だけかけた。
 ドリンク剤を飲んで仕事して、夕方会議に出た。
 また・・・職員が辞めると聞いた。人の入ってくる予定はない。募集はしているが反応は無い。
 訪問入浴は人がいないので、デイサービスの手のあく時間に一人スタッフが派遣されている。特養は、早朝勤務の職員が、勤務時間後に残って夕飯介助をしている。一体何時間勤務だ。
 そんな事をしていたら、誰かが倒れるからと、デイサービスの職員やヘルパーなどに、何とか勤務時間後に30分でも手伝えないかと上司から話があった。どこも人がおらず、どこも大変だ。私とて手伝いたいが、自分の業務ですら残業しても追いつかない。
 みんな限界だ。や~めたというのは簡単だが、それでも辞められないのは責任感だけである。今辞めればお年寄りが困る。そして一緒に働いている仲間が困る。その気持ちだけで無理に無理を重ねている。
 20時過ぎまで残業して戻ると、キヨちゃんがわんわん泣きながら出迎えた。
 「こんな時間まで女が働くなんて情けない。父ちゃんおったら泣く!母ちゃん辛い!お前が倒れたら、この家はどうなるんぞ・・・。」
 心配もしているのだろう。心細くもあるのだろう。分かってはいるが、泣きたいのは私の方だ。ただ、私が忙しいだけなら、いっそ辞める。しかし、今この職場を去る事は、やはり無責任だ。
 けれど・・・、持つかなあ・・・私。

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パンダ、コパンダ、キヨパンダ

2015-06-24 22:14:59 | うちのキヨちゃん
 先日の一日がかりの作業の翌朝、つまり一昨日の朝だが、キヨちゃんは目じり辺りに僅かな内出血を見つけた。触ると痛い。
 「どしたんだろう?母ちゃん打った覚えない。」
そうキヨちゃんは言う。初めは、草刈りに夢中で小さな枝で弾いたとか、何かが飛んできて当たったとかではと考えた。しかし、後者は機械も使って無いのであり得ないし、草にしても鎌を持った作業はしてなかったので考えにくい。
 そうこうしているうちに、左のおでこにタンコブを発見した。となると間違いなくどこかにぶつけた訳で、山の中でタンコブを作るなど考えられない。第一前の晩は何ともなかったのだ。
 で、考えられるのは、夜トイレにでも行っていて壁などにコツンとやったと言う事だ。何故ならキヨちゃんは安定剤を常用しているので、ふらふらしながら歩いていたのだろうと言う事になった。キヨちゃんが言うには、その晩は疲れて早く寝たせいもあり、いつもより薬も早かったようだ。
 さて、その日はデイサービス。なのだが、デイについたらみんながびっくり。
 「キヨちゃん!どしたん?その顔!」
そうである。内出血が広がって、着いた頃には軽く殴られたような顔になっていた。当然どんどん広がるので、帰る頃にはパンダに。
 そして今朝はさらに酷くなっていた。
 「1週間で治るかなあ?残るかなあ?」
キヨちゃんは心配そうに鏡を観る。何故なら1週間後は病院なのだ。大ファンのドクターに叱られないかと心配らしい。ま、84歳の乙女心である。
 今夜20時過ぎまで残業だったので、今夜のパンダは観ていない。当日までにちょっとでも治ると良いのだけど。

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おさるの話

2015-06-22 21:25:33 | ひとりごと
 田舎にいると鳥獣被害が結構ある。小さいものではモグラに始まり、カラス、ハクビシン、イノシシ、鹿、そして猿。畑をしていない私ですら、何とかならないものかな~と思うほどである。
 中でもよく出会うのが猿である。まあ、イノシシに出会った日には、怪我する恐れもあるので会いたくはないが。
 これが、被害という事を頭に置かなければ、それはもう、その賢さややることのこ憎たらしいまでのかわいらしいユニークな姿にやられてしまうのだが、やっぱり困るのである。
 うちのキヨちゃんでも、丹精した野菜を何度もやられた。知人の家は大根を抜いて両脇と両手にはさんで運んでいたというが、そんな何本も盗られるのも悔しいが、美味しい所だけかじっては残して行かれるのも、
 「どうせなら1本食ってしまえ!」
と言いたくなる。
 先日担当様の家で猿の話になり、去年丹精した野菜をさんざんやられたので、今年は作らなかったという話になった。そこは群れで襲撃されたようで、数えたら18匹いたそうだ。
 しかし、今日はさらに衝撃的な話を聞いた。違う担当様の家で同じデイに通う祖谷の人の話が出たのだ。可哀想にその方は、出掛けて買い物して卵やパンなどが入った袋を玄関先に置いて、鍵を開けている瞬間に強奪されたのだと言う。
 さらに、ある日は家に帰ってみると、台所で冷蔵庫を開けてビールを飲んでいたと言う。つまり戸を開けて、冷蔵庫を開けて、缶ビールのプルトップを開けて飲んでいたと言う事だ。
 恐るべし、おさる・・・・。

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3人で一日仕事

2015-06-21 22:15:19 | ひとりごと
 今日は三人で茶畑の仕事をする事になっていた。
 朝7時半に自宅を出発。途中まで車で行き、山道は少し歩いて茶畑に。今まではキヨちゃんが元気で、畑の手入れに余念がなかったのだが、最近はなかなかそうもいかない。かと言って私たちも出来ないので、あっという間に荒れてしまう。

  

 とりあえず、私とキヨちゃんは茶の木の周囲、茶の木の中の草むしり。くりりんはカヤの中の他の草を、草刈り機で。
 「どれがカヤかそうじゃないか分からないよ。カヤを切らないように他の草を切るのも難しい。」
くりりんがそう困っていると、
 「ちょっとくらいカヤ切ってもええけん。」
とキヨちゃんは言った。
 それから、しばらくそれぞれの作業に取り掛かった。くりりんの草刈り機の音も軽快だったが、ふと見ると結構な量のカヤも切られていた。
 「ありゃ、カヤ切ってしもうとる・・・。」
キヨちゃんがぼそりと言った。
 と言うのも、カヤは成長を待って肥料にするからだ。
 「切り方も浅いなあ。まあ、初めてじゃけんなあ、仕方ないか・・・。」
くりりんはと言うと、
 「草は切ってても手ごたえ無いんだよな~。カヤ切ると手ごたえあって、調子にのっちゃった。」
・・・・ってダメやん。
 
 
 
 10時にメロンやパンで休憩。昼は私とくりりんは一旦家に帰って食事した。キヨちゃんは何度も行き来するのがしんどいからと、小屋で休憩する事に。お弁当は持参していた。
 お昼から少し休憩して、続きをした。そうそう、この花は食べられるって、子供の頃食べたりしたなあ。

 
 
 更に梅の実が生っていたので収穫。

  

 結局朝から夕方16時までの作業だった。夜は調理する気力が無くなったので、とりあえずみんなお風呂を済ませたら、賞味期限をちょっぴり過ぎてしまった中華丼のレトルトを使った。
 明日からは長い、そのくせ時間のない月末だ・・・。

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劇団344~蔵の中~

2015-06-20 20:21:13 | ひとりごと
 今日は劇団344(みよし)の公演日だった(正確には先週の土日と今週の土日の4回公演だ)。暫く前にポスターを見ていたが、自分の休みがどうなるか分からなかったので、直前まで行ける気がしていなかった。
 と言うのも、休みは休みでキヨちゃんの用事や、普段出来ない草むしりなんかが待っている。たまの休みなんだから、くりりんと休みでも合えばお出掛けだってしたい。しかし、今は二人揃えば二人でキヨちゃんのサポートをする日が多い。
 今日についてはくりりんは仕事だった。私は連休にしている。明日くりりんが休みと決まったので、3人で家の事をすると約束した。だから、もしキヨちゃんがOKなら観に行こうと考えた。
 朝キヨちゃんに相談すると出掛けていいと言う。なので早めにキヨちゃんと墓参りして買い物に。せっかくなので、舞台のお祝いのお花を購入。

   

 お昼を済ませて、とにあえず1時間だけ草むしりして着替えて出掛けた。
 場所は百年蔵。本当に蔵の中なので、若い頃観ていたアングラ(アンダーグラウンド)の世界観がある。
    
     

 年に数回舞台を見ているが、この距離感が懐かしく、ノスタルジックで何だかドキドキした。数十年前の記憶(笑)。
 普通の舞台ではないので、照明は僅かなライトと役者の持つランプやろうそくが頼りだった。なので、ずっと暗い蔵の中に、観客もいるわけだ。
 

 *ここからはネタばれ注意。

 懐かしい昭和歌謡の客入れ。オープニングは美空ひばり。暗転の中キャストが板付きになる。その気配を観客は分かるが、そこから焦れるほどの長いプロローグ。
 曲の終わりとともに灯されるランプ。マッチをする音や光に、一瞬驚いて声を出す人も。
 「蔵。蔵の中。」
沈黙を破る第一声。いい入りだと思った。朗読劇かな~と思いきや、台詞だったので、後でもう一回言い回しを聞きたかったな~と気になった。
 蔵のかなに闇に続く縄梯子。ここに何故か迷い込んでくる色んな人々。主婦、漫画家、中学生、医師と看護師不倫カップル、占い師・・・。入れ替わりながら登場しては出口を探してはけていく。そして結局戻ってくる。
 結局実はみんな死んでいるのだが、その事は徐々に分かってくる。その中でカップルが、
 「志ん生の芝浜」
を観たと言うくだりがあった。落語に詳しいわけではないが、5代目古今亭志ん生亡きあと空席となっている名前のようで、ただ単に映像としてデートで観たという事なのか、もしくは「死んだからこそ」こちら側で彼のライブを観る事が出来たとしたものか、もしそうならそれも伏線となっている。
 それぞれが自分が死んだいきさつを思い出し、受け入れて行くのだが、正直テーマが「死について考える」事だったのか、また違うのか、分からない。
 また、役者のやり取りもあるが、長い独白もあった。ただでさえ独白は難しい。しかも、暗がりで動きや表情に助けられない。声だけで表現する事は更に難しい。ここはちょっと辛い時間だった。
 舞台が終わり、本来カーテンコールで花を渡したかったが出来ず、客だしの時にようやく渡せた。
 「観たらしたくなるでしょ。」
主演女優にそう言われて、素直に頷いた。正直、本当に舞台に立ちたい。
 ほじゃなの先輩からも地元にあるなら入れてもらえば?とラインがあった。
 そうなんだけどね~。
 まあ、地元と言っても遠い場所であり、何より仕事の忙しさ、そしてそれ以上にキヨちゃん・・・。当分舞台は観る専門かな?

*夕飯はチキン南蛮。
     

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あるおばあちゃんのはなし

2015-06-19 20:30:08 | ひとりごと
 担当様で98歳の方がいる。ご病気もあるので、ちょっと動くと息が苦しい様子だが、物忘れも全くない上に、ご自分の事は概ね出来る。
 昨年はスライスしたりんごしか食べられない時期があったが、今は少ないながらも食事が出来る。
 流石にお風呂は介助なしでは厳しいし、着替えなども時間をかけないと無理だ。
 けれど、本当に年齢の割にとてもしっかりしていて、しかも髪なんかほとんど白髪もないのだ。
 さて、そのおばあちゃんだが、一時期事情があって家での入浴介助が出来なくなり、急場しのぎでデイサービスを計画した。まあ、もし元気になってそのままデイサービスに移行するのもありかな・・・との思いも少しはあった。
 初めは体力に自信のなかったおばあちゃんも、行けば楽しかったようだ。そして、何より他の方の刺激になった。
 「98歳であんなにしっかりして、お元気なの。」
と目標の様な存在になったのだ。
 だから、是非是非デイに来て欲しい・・・と、スタッフも熱望したが、今の所真央ちゃんじゃないが、ハーフ ハーフである。行きたいけれどやっぱりしんどい。勿論高齢だし、お身体第一で、無理なく来られる時期でいいのだ。
 そんなおばあちゃん、実はカルチャーショックを受けていた。家で療養していたのであまり出掛ける事もなかった。高齢なので町に知り合いも多い。だが、会うことは稀だ。
 そしてデイサービスで久しぶりにちょっとだけ若い知り合いに会った。しかし、その方は所謂認知症で、おばあちゃんの事は全く覚えていなかった。
 「あんなになっとるなんて・・・。」
 ご自分がしっかりしているので、自分より若い人が物忘れをするという事に違和感があったようだ。
 「98歳でこんなにしっかりされている人の方が珍しいんですよ。」
そう言うと、
 「そんなもんかなあ・・・。」
としみじみ言った。
 それから思い出したように、
 「そう言えばデイサービスに行った時に、職員さんがせんでええのに2枚も写真撮ったんよ。ふう悪い(恰好悪い)。」
と言う。
 「ふう悪い事なかろう?」
と言うと、
 「見てみるかえ?」
と嬉しそうに写真を持ってきた。そこには素晴らしくいい笑顔のおばあちゃんがいた。
 「すごいいい顔!」
 そういうと照れくさそうに笑いながら、
 「ふう悪いわ~。」
と言う。
 うん、やっぱりもう少し体力に自信がついたら、デイに行こうね。

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キヨちゃん、胃カメラ検査

2015-06-17 20:09:47 | うちのキヨちゃん
 今日は胃カメラの日だった。朝、10時半までに入るように言われていたので、くりりんを送り出して、掃除をしたら出発した。
 今回の胃カメラは、念のために何箇所か組織検査をする。苦痛が無いように鎮静剤の点滴を使う事にしたので、その辺は安心だが、その分ゆっくり時間をかけて安静をとるので、診察室に戻ったのは12時半だった。
 検査結果は2週間後だが、幸い悪いものではない事だけは確かなようだった。会計を出すだけ出しておいて、お昼ごはんに。キヨちゃんは昨日夕飯を軽く食べただけだから当然空腹である。ただ、胃の組織を採っているので刺激物、コーヒー、アルコール、消化の悪い繊維質の野菜や肉は明日まで禁止である。だからうどんとおにぎりを2個、ぺろりと食べた。
 その病院の食堂で食事していると、整形外科の主治医と遭遇。
 「あれ?何で来てるの?」
ドクターがそう言うのも無理はない。元々は土曜日に胃カメラの予定で、それに合わせて整形外科も受診となったのだ。ところが、土曜日の医師は胃カメラの組織検査が出来ないとか何とかで今日になったのだ。当然、その時、整形外科も今日に変えてもらえないか聞いたのだが、先生の手術日だった。
 そのいきさつを話すと、腕時計を見て、
 「じゃあ、今30分だから45分に診察室に来て。」
と今日診てくれると言った。・・・って、手術と手術の合間の大事な昼食を、15分で済ませてって・・・。気の毒な・・・。
 結局お言葉に甘えて整形外科も診てもらったので、土曜日は行かなくて良くなった。
 そんなこんなで、今日も一日仕事だった。買い物も近所の店で済ませ、夜はキヨちゃんはおにぎりを食べたいと言うので、おにぎり2個とトマトだけ。私たちは昨日の残念な春雨を、とりあえずごま油で野菜とミンチで炒めて食べた。
 疲れたキヨちゃんは19時に就寝。お疲れさまでした。

*出掛けに行かないで~と甘えるくろべえ。

     

*只今、療養中のリュウだが、食欲はしっかり。

     

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