すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

介護現場は慢性的な人手不足2

2014-08-30 20:48:58 | ひとりごと
 今日も研修だった。
 例によって、昨日から友人宅に泊めてもらいそこから行ったのだが、携帯に会社から着信。初めは同僚から、担当様の件で連絡だろうと思ったが、メールではないので、
 「これは、急ぎの事らしい。困ったな・・・。」
と思いながら電話に出た。
 すると、それは同僚からではなく上司からだった。担当様の異変ではなくほっとしたものの、逆に休みに携帯にとは嫌な予感がした。
 「電話で言いたくはなかったのだけど、お休みらしいし土日を挟んでもう来月になるので。」
と前置きして、
 「デイの管理者が辞めて、後任がいない。適任者はいるがその人もオーバーワークで兼任が無理。名前だけでいいから貸してくれ。」
との信じられない内容だった。名前だけって・・・。
 「たとえ名前だけでも責任持てません。」
と言いはしたものの、断れない。
 そう、人事は断れない。9月から、デイの手伝いをし、今の仕事をし、名前だけとはいえ管理者に名前を置く・・・。
 仕事は嫌いじゃないし、せっかく復職したけれど・・・。もたないかもしれない・・・。


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誕生日プレゼント

2014-08-29 15:49:21 | ひとりごと
くりりんと二人のお母さんに頂いたお祝いに、私もちょっと足して、年齢的に恥ずかしくない時計を買いました。
お母さんありがとうございます。
母さん、ありがとう。
くりりん、ありがとう。
これからも、頑張るから。
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介護現場は慢性的な人手不足

2014-08-28 22:48:54 | ひとりごと
 今までも、この業界は人手不足は慣れっこだった。しかし、今回はきつい。先日も書いたように、デイサービスのベテランが辞めるが、同時に若い職員も続いた。
 ヘルパーは私が入院中に減っていたのだが、そのしわ寄せからか残された諸君に無理が来て、また休職者が出た。
 どうしたものかと上司は苦肉の策。他の部署から兼任者を出してヘルパー業務を補ったら、その職員に無理が来て休職になった。
 今日上司に呼ばれ、私も手伝える時にデイの手伝いをするようにとの話があった。職員が足らず、入浴介助などしている間、見守る人がいないのだ。
 勿論、そんな状態では事故が起こる。
 「見ててくれたらいいから・・・。」
とは、どれほど仕事を分かっていないのだ。見てていい仕事なんてあるわけがない。ましてや高齢者を預かる現場である。
 「忙しくてみんな大変な時ですから、出来る事はお手伝いしますが、私も1時間早く来て1時間残業している有様です。お客様とのお約束もありますし、土日を出る分平日にお休みも頂いてますので、デイの役に立てるほどお手伝いできるとは思いません。」
と正直に言っておいた。
 こう言う事態だ。他の部署でも無理を通して頑張っている。私も手伝えることは手伝うが、本業務が回っていないのに出来ない事は出来ない。
 今日も早く出勤し、2時間半サービス残業だ。誰かが倒れるまでやるしかなく、倒れず頑張ってくれる物がわりを食う。


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検査入院終了

2014-08-27 21:08:46 | うちのキヨちゃん
 昨日入院したキヨちゃんは、今日腰のMRI検査を終えて退院予定だった。
 私もくりりんも今朝は早くから仕事だった。私は研修や病院で追いつかない仕事を少しでも仕上げるため、45分位早めに出勤し、18時にお約束が入っていたので帰りは最短でも18時半の予定だった。
 朝一のお約束は10時。それまでに出来るだけデスクワークをした。とにかく一日走り、最終の18時のお約束までお昼も10分で食べて頑張った。
 18時のお約束の家に知らない携帯から電話。担当様のご家族の可能性があり出ると、
 「すずさんですか?」
と知らない声。
 「はい・・・。」
 「入院している方に代わりますね。」
・・・。
 私はキヨちゃんに迷子札を持たせている。勿論まだそういう事態ではないのだが、緊急連絡先を書いたものを携帯している方が年寄りには便利だからだ。だから、それを見せて電話して貰ったようだった。てっきり看護師さんかと思ったら、同室の患者さんだったと後からくりりんに聞いてびっくりである。
 「くりちゃん、いつ迎えに来るの?」
 キヨちゃんは心細そうに言った。
 「もう着くと思うよ。出る前に電話あったけん。」
そう言うとキヨちゃんは、
 「母ちゃん病室におるけん、病室に来てな。ほんで、夕飯が出るけん食べる。」
と言った。へ?退院前に夕飯出るんだ。一応作ってはきたが助かる・・・。
 ほどなく今度はくりりんから電話。
 「今着いたら、電話したけどくりちゃんからも電話しろって。」
・・・だから・・・。仕事中ってば・・・。
 「夕飯食べるように言ってたから確認してあるなら食べて戻ってね。」
そうお願いして電話を切った。
 訪問先を出るとくりりんからメール。
~お母さん夕飯食べてるので、終わったら帰るね~
 それなら、何とかキヨちゃんが戻るまでには何とか帰って電気をつけて待たなきゃと、大急ぎで記録して、間に合わない分は明日に回して家に戻った。
 薄暗くなっても外にいた不憫なリュウを入れて、洗濯物を大急ぎで取りこんで畳む。換気したりしているうちにキヨちゃんは戻ってきた。
 せっかくの夕飯は(今日のは)味がなかったらしくほとんど食べていないらしい。
 「母ちゃん何も欲しないけん、スイカ食べる。」
とスイカを食べた。しかし、その後結局揚げびたしのナスや豚肉を少し食べられたのでほっとした。
 今夜は良く寝むれるかな。


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腰部の脊柱管狭窄症

2014-08-26 21:03:10 | うちのキヨちゃん
 長い一日だった。いや、長いここ数日である。24日仕事を計画通り終わらせて、市内の友人宅に向かうつもりが、イレギュラー発生。
 まずは予想外の雨で、担当様の家へのアクセスにまた落石。様子を見に行ったがヒヤヒヤものだった。家自体は大丈夫だし、周辺近くも大丈夫だから家でいると言う。
 更に週末に会った時は変わりなかった担当様が急に立てなくなったと言う。急いで様子を見に行く。一過性のものなのか何か新しい病気のサインなのか分からない。月曜日に受診予定と言うが、様子がおかしければ早めに受診をと勧めて戻る。急ぎ福祉用具とか必要であるが、日曜で業者は休み。25日は私は出張で、26日今日はキヨちゃんの入院で休みである。
 忙しい時期に申し訳なかったが、同僚に調整を依頼する。他、ファックスで要件を伝えられるところは送った。
 仕事は予想外に時間がかかり、思った半分も出来なかったが、とりあえず定時で終えて徳島へ。友人宅で泊めてもらい、翌日そこから研修先へ。
 研修はつつがなく終わり、自宅に戻ったのが19時頃。最近の疲れが溜まっていたので、宿題は後回しにした。9月の研修までに何とかするしかない。とにかく暫く本業務優先。
 そんなわけで、今朝キヨちゃんの病院の前に会社に顔を出した。調整を頼んだものの、情報提供書を出し忘れていたのだ。急いで書類を出し、電話をかけてカンファレンスの段取りをして、ギリギリで自宅に戻った。
 キヨちゃんを乗せて何とか時間内に病院に着いた。すぐに病室に入って、今日は消毒などで汚す恐れがあるからと、パジャマで無く病衣に着替える。担当の看護師くんは背の高い若い忍成くんのようなハンサムボーイだったが、新人さんなのかちょっぴり不器用そうな子である。点滴のラインを取る手元にドキドキした。
 それから造影剤を入れての検査をして、点滴。2時間は安静。2時近くになってようやくお昼だったので、流石のキヨちゃんもお腹が空いたとほとんど食べられた。しかも、2時間もすると退屈したのか、
 「お腹すいた。」
と言いだす。その内、心エコー検査が入る。夕飯まで我慢出来ないなら何か主治医の許可を貰って買おうかと思っていたら回診。医師の説明があった。
 今回胸椎後縦靭帯骨化症の手術をするための検査入院だったが、新たに検査で腰部の脊柱管狭窄症が見つかった。そこで、キヨちゃんの症状がどちらから来てるのか再度確認となった。
 長く立ち仕事をしていて疲れるとか足がしびれるとか掃除機で腰が痛いとかはこれが原因だろうとの話。しかし、キヨちゃんは長く立ち仕事がきついのと腰痛が出る事はあっても痺れは出ないと言う。それよりもふらつきや、膝に力が入らない事や左足が上がりにくかったり両下肢が締め付けられるような感じがするという症状である。
 だから、症状のほとんどは前の病気のせいであり、今回の病気も作用しているのだろうと言う事になった。で、どちらを手術するか・・・である。
 医師は腰の方は比較的簡単な手術だと言った。しかし、胸椎~の方はあまり放ってはおけない状態であり、どちらかなら胸椎をした方がいいようである。いずれ腰もしなくてはならないのであれば、何度もオペするよりは一回でしてしまった方が負担が少ないのでは・・・とも医師は考えているが、80過ぎの年寄りであり、医師たちとカンファレンスして十分検討したいとの事。
 いずれにしても手術は来月となった。父の法事の事も相談したが、そこまでゆっくりと待っていたら症状が進む恐れがある。リハビリを頑張れば、父の法事には外泊できる可能性もあると言ってくれた。
 何だか一度に何もかもが来て、ちょっぴり身体がついていけていない。踏ん張りどころだぞ!


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眉毛

2014-08-24 20:42:15 | ひとりごと
友人の愛犬。
甘えたがために、眉毛を書かれる(^_^;)
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入院準備

2014-08-23 20:33:36 | うちのキヨちゃん
 キヨちゃんの今回の入院は検査入院なので僅か二日の事であるが、それでも書類だなんだと色々ある。合わせて特定疾患の申請準備もしているが、肝心の医師の書類がまだなので、今回の入院には間に合わないかもしれない。まあ、仕方ないが安くは無いのでちょっと痛い(ってキヨちゃんの年金で払うわけだが)。
 とにかく書類は大事なのだろうが同意書だなんだとやたら多い。しかも同居家族以外の連帯保証人の署名・捺印も必要だ。まあ、友人の子供の入学や退学の時も必要で書いた覚えがあるし、私が就職した時も親戚に書いてもらったので、必要なものなのだろう。
 明日私は仕事で、仕事が終わったら徳島へ走る予定である。今回も更新研修なのだが、朝早く運転する自信がまだないので前日入りだ。そして明後日研修後帰ってきて、翌日キヨちゃんが入院。27日の退院は私は仕事が遅いのでくりりんにお願いしている。
 キヨちゃんは自分が入院した後の事が心配でたまらない。草一本あっても我慢ならない性格なので、留守中私やくりりんでは家が朽ちてしまうのではないか位の勢いで心配している。だから、無理するなと言っても、
 「母ちゃんの性分やから無理。」
と言って動きまわってはしんどいと言う。
 おそらく慣れない注射の副作用もあるのではないかと考えている。かと言って、今自分たちがしている以上の事は今の私たちには出来ない。特に仕事が忙しい今は尚更である。
 キヨちゃんがもし手術できると判断されて、入院するとなれば、当然様子を観ながら草なども刈らなくてはと思っているが、やった事のない事はキヨちゃんの思い描くようにはならないはずだ。
 時間がある時にくりりんに手伝ってほしいと思っていても言いだせない。言えばくりりんはしてくれるのだが、やった事のない事を先回りして・・・は無理である。
 言いだせないくせに、ため込んでから「して欲しかったのに」と訴えるから困るのである。また耳が遠い事もあり、生活圏の違うくりりんの言葉は、キヨちゃんには聞き取りづらいようで、これも行き違いの原因になる。
 「出来るだけ大きな声でゆっくりしゃべってあげて。」
と言うと、
 「ゆっくり話すと喋りにくい。だからつい話せなくなる。」
とくりりんなりの言い分もある。
 「だから、お互いにそこは歩み寄ってくれないと・・・。」
 これから色々忙しくなるのに、こんな調子で大丈夫だろうか。


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くりりん、お休みだったから・・・

2014-08-22 21:04:16 | ひとりごと
 吉野川の水位もかなり下がって、後数十センチで船が出せる~と言っていたくりりん。昨日は久しぶりに仕事だったが、今日は天気予報を裏切って結構な雨。しかも早目浦ダムが放流したものだから一気に水位が上がって元の木阿弥・・・。
 キヨちゃんの申請のための書類を取ったり、かかりつけ医に紹介状を渡したりする必要があったので、今日は早めに仕事に出て、上司に言って2時間くらい早退するつもりでいた。
 ところが幸か不幸か、この雨でくりりんは今日も仕事にならなかった。そこで、手続きやらはくりりんにお任せして、私は19時過ぎまで残業した。
 くりりんはキヨちゃんの手続きに、仕事に持っていくはずだったお弁当を持参し、雨の降る体育館のそばでランチしたらしい。
 キヨちゃんはキヨちゃんで、もし手術になった場合の事を考えて、留守中の畑の事を親戚に頼んだらしい。
 何にしても検査してからだ。お腹への注射もまだ一人では不安なので、私かくりりんが一緒に確認している。日曜は私がいないので、今日はくりりんが見守った。
 何とか・・・乗り切らなきゃ。


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キヨちゃんの決断

2014-08-21 20:58:56 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんのMRI検査だった。午後からの診察だったので、午前中に出来ていない拭き掃除をして、リュウを洗った。庭の草がまた生えていて、気になるな~と思いつつ、流石に出来ず。
 くりりんもようやく仕事になった。それでも1時間に10分しか通れない道なので、観光バスもその時間にしか通れないという現状だ。
 手術はしないと決めていたので、とにかく今日は今後の治療について相談し、帰りにはかかりつけ医に支払いをして帰ろうなどと考えていた。ただ、時間が読めないので念のためにカレーは作っておいた。
 検査を終えて診察。医師はやはり手術した方がいいという。ただ手術の方法はこの前聞いた大手術ではなく、違う方法を提案している。
 大手術の方は胸を開いて骨化した靭帯のある骨を取り出し、そこに人工骨を入れるというものだが、これは若くても大変な手術であり、80過ぎの年寄りには向かない。
 今回の手術は、靭帯が圧迫している神経を解放してやるように、背中から蓋している部分を一部取り除き、ボルトで骨に固定するのだという。
 これでも十分大手術と思われ、
 「手術で廃用で動けなくなったりする方が怖いので、手術しない方法は無いですか?」
と聞いた。すると、
 「確かに大変ですが、順調なら1カ月の入院ですし、4日目から歩くリハビリを始めます。このままでは確実に歩けなくなりますが、手には問題がないので手術より車いすで生活するという方法もあります。また、手術しても傷ついた中枢神経は末梢神経と違って再生しないので、手術しても症状は残ります。でも、これ以上悪くならないためには手術をお勧めします。歩けなくなってからでは手術する意味無いですから。」
というような説明だった。
 キヨちゃんはしばらく悩んだが、
 「歩けなくなるのは嫌だ。手術する。」
と決断した。リスクもあるし心配もあるが、本人の歩きたいという気持ちがあるなら応援するしかない。
 特定疾患の申請をしていないので大急ぎでする必要がある。私は次の受診は来月くらいに思っていたので、それまでにすればいいと思っていた。それが思いがけず、来週検査入院となった。そして検査入院のための検査が今日あって、本当に長い一日だった。
 医療費の負担が変わってくるので、くりりんに電話して仕事が終わり次第保健所に行ってもらった。そしてその足で病院へ来てもらう。すぐに医師に書類を渡した。
 ただ、申請に必要な書類は他にもあり、その書類と今日渡した医師の書類がないと申請できない。来週の入院には間に合わないかもしれないが、それは仕方がない。
 キヨちゃんはくりりんにお願いして先に帰ってもらい、買い物して戻った。
 今日から骨を強くする注射をインスリン注射のノボペンみたいなもので、毎日自分でしなくてはならない。
 今月久しぶりの月末に、イレギュラーもありバタバタの私。しかも研修も9月頭までにあと3回ある。
心身共にちょっと疲労している。頑張らなきゃ・・・。


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残業とキヨちゃんへのお知らせと

2014-08-20 22:27:47 | ひとりごと
 18日にキヨちゃんの通院があって、翌日の昨日は書いたとおりの忙しさで、明日はまたキヨちゃんの通院だから、今日は何とか仕事を詰めておきたかった。
 朝30分早く出勤。何とか書類を間に合わせる。自分で立てた予定の半分もこなせないまま時間は過ぎた。
 昨日出張で会議に出てなかったので、同僚から資料をもらった。
 「見ました?」
と聞かれる。朝来てからざっと目は通したが、まだ1枚目の半分しか見てなかったので、
 「うん、ざっくり。」
と言いつつ良く見ると、デイの職員2名が退職と書いてある。しかも、一人は上司である。会社の中でも最初からいた古いベテランである。
 「え?マジで?」
 「みたいですよ。だから異動があるみたいです。」
 多分辞める人がいきなり辞表を出すはずもなく、お得意の会社の秘密事項なのだろうが、一体どう考えているのだろう。
 仕事が追いつかなかったので、残業した。その途中で上司を訪ねた。
 「昨日会議にいなかったので…驚きました。本気ですか?」
 「嘘言うてどうするんや。」
ま、そうじゃわな・・・。
 何故なのか、これからどうするのか・・・などは聞けなかった。当然早くから会社には言っていて、自分が辞めた後の心配をして何度もお願いしたらしいが、やはり会社側は簡単に考えているようだ。
 「9月って書いてましたけど、9月いっぱいですか?」
 「いや、今月いっぱい。」
!!!って、もう20日ですが?本当に会社は何を考えているのだろう。
 「あの・・・、デイ利用者には言いますよね。母が多分泣くと思うので、心づもりで先に話してもいいですか?」
 帰りがけの上司にそう聞いた。そうなのだ。キヨちゃんはこの上司が好きなので、きっと泣いてしまう。
 「ちゃんと言うけど、いいよ。」
そう言ってくれたので、帰って食事も終わってからキヨちゃんに報告した。
 「え?辞める?何で?どうするん?どこ行くん?デイはどうなるん?」
 矢継ぎ早のキヨちゃんの質問が動揺を表している。泣かないだけ良かったが、絶対最後の日は泣くだろうな・・・。
 出来るだけ残業はしないと決めた翌日に早出して2時間残業してる私。ベテランの退職は色んな意味で考えさせられる。

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