餃子

　今日は朝からキヨちゃんが
　「餃子が食べたい。」
と言っていたので、夕飯は餃子と決めていた。告別式で美容院へ行けてなかったので、午前中に美容院へ行った。本当はリュウも洗いたかったが、雨降りで寒かったのでスルーした。
　日曜なので少し混んでいて、カラーしている間にうとうと・・・。週刊誌が床に落ちそうになって目が覚めた。買い物はほとんどがペット関連。神仏関係。
　夕飯に餃子の用意をしていたら
　「今晩何にする？カレーするかえ？」
ときた。おいおい、餃子が食べたい言うてたやろう。
　「母さん餃子いうけん用意しよるよ。焼く？蒸す？煮る？」
　家は餃子は作り置きして冷凍してある場合は、蒸し餃子にする。味がしっかりしていて好きだ。そうでない場合は焼くか、水餃子にするがワンタンのようにスープ餃子にするのが最近のお気に入りである。
　「そうやったなあ、汁に炊こうや。温まるし美味しいけん。」
　キヨちゃんもそういうので、しょうがを利かせてスープ餃子にした。具はざっくり切ってしゃっきり食感のあるようにした。
　寒い夜お勧めの一品である。お試しあれ。

＊写真はこの前クーデターで破ってしまった布団をキヨちゃんがリメイクしたもの。申し訳なさそうに座ってると思いません？？？

嵐のあと？

オリンピックまで、あとわずか。オリンピック大好き人間の私には眠れない日が始まる。
オリンピック前の最後のフィギュアの試合が終わった。ハラハラながらも、真央ちゃんも鈴木明子さんもいい練習になったようだ。益々楽しみになってきた。
キヨちゃんと二人でまたワイワイ応援しなくては。勿論リュウも何となくテンションの高い私に刺激される。
ちなみに写真は、先日婆ちゃんの告別式の日に、まだ暗いうちから出掛けて、夜に戻ったので、説明しても意味が分かるはずもないリュウがクーデターを起こした跡である。
やれやれ…。

ばあちゃんのこと

　先日亡くなった婆ちゃんは、父の義理の姉に当たる。父の兄はもうずいぶん昔に亡くなっている。ばあちゃんは若い頃は病弱だったらしいが、歳をとってからはとても元気で、デイサービスやゲートボールを楽しんでいた。
　去年自宅の庭から転落し、大怪我をして入院したが、それでも骨が丈夫で骨折してなかったほどだ。頚椎を捻挫していたので長くかかってしまい、病院を出てからは施設にショートステイしていた。暖かくなったら迎えに行こう・・・、そう家族は話していた。
　前の日面会に行くと珍しく寝ている。前日から少し熱があって食欲がない。左手に浮腫がある。施設はすぐに内科と整形外科を受診させてくれた。検査結果には何も悪いところはなかった。食欲もないので、点滴をするというところまでは私も見ていた。
　「ばあちゃん、また来るわな」
そう言うと
　「大丈夫じゃけん、そう度々こんでええよ。」
そう言って笑った。
　翌日おばちゃんから電話を貰ったときはぴんとこなかった。田舎では誰かが亡くなった時いきなり「死んだ」とは言わない。仏様になるまでは病人やけが人として扱うので「怪我して戻った」など言うことさえある。大体は「良くなかった」という遠まわしの言い方をする。だから「良くなかった」は「亡くなった」なのだが、それでも昨日の今日なので本当にぴんとこなかった。
　「ばあちゃん、ようなかって、今行きょるんよ」
その言葉を聴いたとき
　「どこに入院したん？」
と聞いていた。
　「・・・。いや・・・。もう迎えに行きょるん・・・。」
　絶句した。

　ばあちゃんは点滴の後気分も良くなり、夕飯には自分で歩いて行ったらしい。しかし、早朝心筋梗塞・・・。
　ばあちゃんの顔は本当に安らかで美しかった。きっと夕飯をみんなと楽しんだ後、穏やかな眠りについたのだろう。告別式にはたくさんの孫やひ孫が集まった。雲ひとつない見事な青空と暖かな日差しの中で、ばあちゃんは空へと旅立った。

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お誕生日

婆ちゃんの急逝で、バタバタしていて忘れていたが、今日はキヨちゃんの誕生日だ。
仕事を出来るだけ早く切り上げて、店へ急いだ。目星は付けていたが、店が閉まってしまう。
ギリギリセーフでプレゼントを購入し、コンビニで小さいケーキも買った。
ちょっと凹んでいたので、キヨちゃんはとても喜んでくれた。プレゼントはダウンのコート。背が低いので膝長けサイズが足首近くまである。
「ありがとう。すずだけが覚えてくれとるなあ。早うお風呂入ってきな、ぬるうなったらいかんけん。」
キヨちゃんの優しい声につい油断した私は、うっかり真に受けて湯船に入った。
見事にセパレートになっていたお湯の下半分は、飛び上がるほどの水だった。
しかし今夜は誕生日だ。許してやろう。

突然・・・

　親戚のお婆ちゃんが急逝しました。昨日顔を見たばかりだったのに、いきなりすぎて家族はもちろん、私たちもまだ信じられないくらいです。聞いた時は、キヨちゃんの狼狽振りもひどく・・・。
　もう受け止めたので、キヨちゃんも大丈夫です。コメントへのお返事、来週しますのでごめんなさい。

いいお天気

　ここ数日は日中は春なみの暖かさだ。しかし、朝は霜が降りていて洗濯物を干すのにも手がかじかむ。
　先日は朝洗濯を干して、仕事に出ようと思ったら風であおられた洗濯物が竿ごと落ちていた。せっかく洗ったのに汚れたかな・・・と拾いに行くと、幸い汚れはなかった。というより、洗濯物が凍っていたのだ。朝干したのに・・・。風呂の残り湯で洗ったのに。
　今日は朝からさわやかに晴れていたので、掃除も少しだけ頑張った。リュウとくろべえのお陰で掃除はかかせない。朝仕事の前に私が簡単に掃除機をかける。私が出てからキヨちゃんが布団類を干したりして、もう１回掃除する。私が戻ってから夜寝るまでに２回は専用のローラーなどで毛の掃除をする。
　それでも、普段行き届かないところに「お土産」が潜んでいる。だから今日は掃除機かけて、雑巾掛けして、また掃除機掛けて。トイレ掃除して、玄関も重曹を振って水洗いした。リュウの布団は綿を抜いて洗っていたが、今日は綿も一緒に洗った。
　熱湯につけて汚れを浮かしていたらキヨちゃんが
　「長靴履いて踏み洗いしたほうがええんちゃう？」
とやってきた。
　「気をつけな破れるんちゃう？」
そう心配したが、自分の長靴を水洗いしてキヨちゃんがやってくれた。みるみる真っ黒い水になる。
　「見てみな、よう落ちる。」
　「ほんまじゃなあ」
　そう感心して、一度水を替えたら、底から泥がいっぱい・・・。そう、これは布団の汚れだけではなく、キヨちゃんの長靴の底の土である。やれやれ・・・。
　「洗いよるやら、汚しよるやら」
そう言うと、キヨちゃんも笑っていた。
　リュウは外でご機嫌に遊んでいる。昼からはばあやん家まで一緒に行こうかな。



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郷里大輔さんの訃報・・・

　郷里大輔さんの訃報をたった今、ネット上で知った。詳細は分からないが自殺らしい。郷里さんはアニメの声優さんで有名な方だが、私が彼を初めて知ったのは舞台だった。
　当時東京の役者さんと一緒に舞台をすることがあり、同じ作品を東京でも上演した。主役や主要キャストは同じ人だが、それ以外は東京ではプロの役者が、こちらではアマチュアが演じた。
　勉強のために、東京までフェリーで上演を観に行った。同じ芝居をするという緊張感の中で、プロの底力を見せ付けられてかなりショックを受けて帰ったのを記憶している。
　彼の役は盗賊だった。脱獄し刑務官の娘と逃亡する。刑務官と盗賊の長い因縁の物語。彼の凄みのある声と演技を今でも覚えている。
　声優としても確固たる地位を築いていた。なぜ・・・自殺なんて・・・。残念でならない。
　ご冥福をお祈りします。

山ん中のばあやん

　雪深い山奥で　たった一人で暮らしてる
　抜け落ちた歯を見せて　いつでも笑顔でいてくれる
　手は真っ赤にあかぎれて　
　節々みんなぱっくり割れて
　
　気が向いたら
　また　デイサービスでも　遊びにきてよ
　
　ほんなん　一緒にいく連れおらんしなあ
　草とるのも　忙しい
　
　手　大丈夫？
　薬　あるん？

　あるけんど　薬や塗って水仕事できん
　ねぶって（舐めて）治しよる

　痛々しいような　逞しいような・・・
　山ん中の　ばあやんは
　みんな似たような暮らしぶり・・・

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お寝む

最近やたらと眠い。今日はコタツ落ちだった。それはキヨちゃんが得意なパターンで私が注意するのだが、最近は私の方が早くから睡魔に襲われる。
先日はキヨちゃんのテレビへのコメントに、それでも無意識にちゃんと返事していたが、今日はだめだった。
と言う事で、今夜はごめんなさい。

初湯

　昨日は雪の降る寒い日だった。午前中キヨちゃんと父の墓参りに行った。キヨちゃんがきれいな菊を用意していたからだ。
　ところが墓への坂道はつるつるに凍っていて、ふたりとも上がるのにびくびくものだった。しかも花は花器ごと凍結し、水を差すことも花を抜くことも出来ない。何とか少しずつ水を差して、花を差し替えた。
　午後リュウははじめてのトリミングに。家に来てからずっと私が洗っていたのだが、さすがに寒くなって風お呂で洗っても大変である。寒いので閉めてすれば抜け毛がそこらじゅうに飛ぶので、掃除も大変。クリのときは獣医さんの所でトリマーさんにお願いすることもあったが、リュウは病院が大の苦手で腰が抜けてしまう。幸い最近近所にペットサロンが出来たので電話してみた。
　少し不安そうだったが、美人で優しそうなトリマーさんにすぐに懐いたリュウは、すごくいい子だったようだ。
　リュウのお迎え後、私とキヨちゃんは今年初めての温泉へGO。寒がりのキヨちゃんをサウナ初体験させ、その勢いで露天風呂に誘った。雪が舞い込む中、雪山を見ながらの温泉は格別だった。
　温泉のあと、結局はリュウも待っているのでさっさと家路に着いたが、キヨちゃんは行く前にこういっていた。
　「帰りにうどんでも食べようか。」
・・・。どんだけうどん好きなんだ。



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