すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

思いがけない残業

2017-08-31 21:20:25 | ひとりごと
 昨日は月末でもあるし、当然残業はあったのだが、それでもある程度で片づけて帰るつもりだった。しかし、急な新規の話もあり、とりあえず段取りしたりで時間を過ぎ、その後で通常業務を片づけていた。
 ある程度目途が立ったので、帰ろうかな・・・と思っていたら、職員より連絡。
 「面会に来ているご家族が、区分変更をしたいから相談にのってほしいって。」
と言う。実はその方は軽費老人ホームに入居している方のご家族だ。しかし、ご本人には違う担当ケアマネがいるのである。うちの事業所ならともかく、よその事業所だし、担当を飛ばして・・・というわけにもいかないので、
 「とりあえず担当ケアマネさんに相談してみてください。」
と回答した。しかし、ほどなく連絡がつかないと再度スタッフから。更に、急ぐようだ・・・とのことで、それなら私が手続きし、翌日にでも連絡すればいいか・・・と、事務所にお呼びした。
 現在要支援だが、状態も変わっており、なるべくサービスを増やしたいとの相談。引きこもりを心配し1日でも早く・・・との希望だった。
 だとすれば、
 「私が手続きすると、会社の伺いを回してから提出するので少し数日かかります。娘さん運転されるので、直接手続きに行かれるのが早いと思います。」
 「では直接行きます。」
と言う事で、書類を出して書き方など説明した。
 さてここまでは別に何という事は無いのだ。しかし、その後話を聞いてびっくりした。と言うのも、娘さんは6月から担当に区分変更をしたいと相談していたと言うのだ。しかし、ケアマネは、
 「更新時期まで待ちましょう。」
と回答。様子を観ていたが、どうしても心配で相談に来たと言う。
 介護認定は6カ月、1年、状態の変わらない場合2年と言う認定期間もある。そして、更新の申請書は例えば9月30日まで認定がある場合、8月1日頃手続きの書類が来る。なので、認定期間の差はあるものの、手続きの時期は変わらないので、よほど急ぎでない限りは待ってみては・・と言う場合もある。また、認定が下りたばかりの場合、よほど状態が急変したとか、あまりに認定に納得がいかないとかでない限りは、覆される事もなかなかないだろうし、その場合も少し待ってみたりもする。
 しかし、確認すると認定は1月から12月だ。つまり相談があった時点で半年たっているし、更新までまだ半年ある。そりゃ待てないだろう。
 結局その後連絡がついて説明しフォローを頼んだが、何だって人の仕事で20時過ぎまで・・・と一気に疲れた。そう、ご本人様やご家族様の為には全然苦ではないのだ。ただ、連絡ついて、
 「遅くまで御苦労さ~ん。いいよ~、お願いね~。」
に疲れたのだ。
 上司に言って、昨日ばかりは残業手当を請求した。

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とりあえず完治

2017-08-29 22:56:56 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんのデイだったのだが、先週膀胱炎の再発で受診していたので、今日が再検査となっていた。予約はしているが、尿検査やCT検査もあったので早めに出掛けた。
 受付をして採尿をしようとしても、なかなか出ないキヨちゃん。お茶を飲んでまずCT検査をしてから再チャレンジ。ようやく少し出た。
 待ち時間は結構あり、結局8時半に家を出たが診察室に入ったのは11時過ぎていた。しかし、診察の結果、数値はすべてクリアで、CTの画像にも異常なしと聞いてひとまず安心。
 それから私はお出掛けの予定だった。実は靴はいいのがあったのだが、服に合わせたボレロが無かったので、休みの度に探していた。とは言え、結婚式は2日。当然もう休みもないので、今日どうしても出掛けたかったのだ。
 キヨちゃんをバスターミナルまで送って、私は出掛けるつもりだった。というのも、キヨちゃんを家まで送ると1時間ほどロスしてしまうからだ。
 しかし、バスの時間まで1時間半あるというので、
 「どうする?一緒に行く?」
と聞くと、
 「帰っても日盛りは暑いけん寝るだけじゃし、車に乗るだけじゃし行こうか。」
と快諾。で、一緒にお昼を食べてから出掛けた。
 とは言え、16時から会議の予定があった私は、そんなに時間が無かった。片道40~50分の道を走り、キヨちゃんを涼しい場所で待ってもらい、買い物は大急ぎで。幸い20分で買い物終了。それから一緒に地元に戻って買い物し、家に帰る。洗濯物を放り込んだだけで、もう会議に行く時間になっていた。
 1時間ほどの会議を終えて、戻ってからキヨちゃんの炊いてくれたご飯を見ると4合・・・。多いよ。
 で、急きょカレーに変更した。
 しかし、疲れたがとりあえず買い物できて良かった。キヨちゃんも待ち時間が退屈ではと思ったが、ちょうど待っていたソファーはガチャガチャのコーナーだったので、ねだる子供、スルーする親、泣いて駄々をこねる子供、根負けする親・・・のドラマを一部始終観ていたので、
 「面白かった~。退屈せんかった。」
と話していた。
 と言いつつ、明日明後日で8月も終わり。重い身体を引きずって月末を乗り越えなくちゃ。
 でもまあ、キヨちゃん完治で何よりだ。

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リュウとくろべえの事情

2017-08-27 19:45:10 | ひとりごと
 くろべえは私がデイに勤務していた頃に捨て猫として出会った。だから、かれこれ18年くらいになるのではないだろうか??結構なお爺さんである。
 父がいた頃はずっと父に寄り添う猫で、私が出掛けても一緒に出たりしないのに、父が散歩に出た時は、当然私が付き添うのだが、くろべえもつかず離れず一緒に行動する猫だった。
 父が死んでからは私とキヨちゃんに、私が結婚してからはすっかりキヨちゃんの猫になった。
 リュウは父が死んでから家に来た子である。前の子(クリ)はガンで、父より先に逝ってしまったので、心配した父よりもキヨちゃんの方がロスとなった。なので、しばらくは犬を飼う事をキヨちゃんが嫌ったのだ。
 しかし縁あってリュウが来てから、リュウは私をお母さんと慕ってくれているようだ。メンタルの弱いリュウは、来た当初は1週間ほどハンスト状態で、本当に家の子になるのか心配したが、その反動でか、心を開くと本当に芯から甘えるようになった。
 さて、くろべえのスタイルはこうである。日中はとにかく気に入った場所を転々としながら、とにかく寝る。食事と水以外は本当に寝ている。夜はキヨちゃんに甘えたり、散歩に出たりの繰り返しだ。とにかくねだるのが上手で、ご飯やおやつはキヨちゃんに精一杯甘えて貰い、くりりんにはマッサージをねだる。首を掻いたり、コロコロで毛玉を取ってもらったりも私やキヨちゃんにねだる。
 一方リュウは基本くりりんが散歩する。私はお休み担当だ。ご飯は二人がいない時の方が多いので、基本キヨちゃんがあげる。
 暑さやメンタルのせいで、朝は食べない事が多いリュウである。夕飯はよほど何かあった時は口もつけない。くりりんが戻って「よしよし」してやると、食べ始めるが、私が戻った時用に一口は残す。そして、私が「よしよし」したら残りを食べる。
 しかし、現金なもんで、好物だったり空腹だったりすると「よしよし」なしでも完食して待っている。あとはおやつ待ちだ。
 そんなリュウとくろべえ。夕方居間で過ごしていると、リュウが甘えにやってきた。今日は大好物だったので、さっさと完食していたのだが、どっぷり甘えたかったのだ。
 私の膝に身体を預けて甘えるリュウを観てキヨちゃんが、
 「まあ、その甘え方。うちにはそんな事絶対せんなあ。」
と言う。するとその話を聞いていたくろべえが、私におやつでも貰おうかとそばにいたくせに、くるりと踵を返してキヨちゃんに近寄り、ことんと甘えて見せた。その見事さにキヨちゃんと私は大笑いである。
 リュウにしてもくろべえにしても、事情があるのだ。ご飯だったりおやつだったり、外に出たかったり、撫でてもらいたかったりなのだが、こちらは何でも勝手に「愛されてる」と解釈して癒されている。
 ま、それでいいのだ。

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8月も終わる・・・

2017-08-25 21:45:13 | うちのキヨちゃん
 子供なら夏休みが終わる!と、宿題に追われている頃だろうか。本当に早いもので、もう8月も後半だ。
 8月に限らず、月末は忙しい。今月は端から忙しいと分かっていたが、それでも段取り的には何とか余裕を持って出来る算段だった。
 ところが、やっぱり色々あるもので、調子の悪い人も出る、新規の相談、それも大急ぎの状態の相談が来る、まあ、そういうのもいつもの事ではあるが、何だかんだ忙しい。
 キヨちゃんがどくれても、日中無理をしていても、どうする事も出来ない。キヨちゃんの無理に至っては、注意したって聞かない。今日も訪問看護の看護師さんが来る時間になっても気がつかず草取り。看護師さんに叱られたと「自慢」していた。
 「看護師さんはな、洗濯物も部屋干しで、仕事から帰るまで戸も閉め切っとるんじゃって。帰って戸を開けたらムッとして、たまらんって言いよった。すずちゃんはお母さんがこうやって戸を開けておいてくれるけん、いいねえ~って言いよったぞ~。」
 遠まわしに・・・いや、ほとんどストレート?に感謝を催促されても、疲れた心と体が追いつかない。
 「ほんまじゃな~。母ちゃんありがとう。」
そう言ってあげるべきなんだが、疲れているとスルーしてしまう。
 何と言うか、キヨちゃんはアピールが下手すぎる。分かりやすいのだが、怒ったら神経を逆なでする怒り方をするし、ねだるタイミングが悪い。
 無理をしないとどうしようもない仕事だが、もう少し何とかしないと、キヨちゃんがどくれるどころの話ではなくなるかな。
 身体も心も余裕を持って、よそのお年寄りではなく、我が家の年寄りに優しく出来ればな・・・。


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再発しなきゃいいけど

2017-08-23 22:36:23 | うちのキヨちゃん
 10日ほど入院した後も、キヨちゃんは何となくすっきりはしていなかったようだ。それが数日前から、頻尿となり、ついに排尿痛が出始めた。
 看護師さんからも早めの受診を勧められ、昨日は時間休を取ってキヨちゃんを泌尿器科に連れて行った。まあ、連れて行ったと言っても、送って行って受付をしただけで、後は状態と家にあった抗生剤を飲ませたと言うメモだけを持たせた。
 午後キヨちゃんから留守電。とりあえず1週間内服が出て、もう一度再診の指示だったらしい。ちょうど良かったのか悪かったのかデイサービスと同じ日。
 「デイじゃけど、休まなしゃあないわなあ。」
と残念そうに留守電に入っていた。
 私的にはデイの日は休みを取っているので、ちょうど連れて行くにはいいのだが、やはりたまの楽しみだし可哀想な気もする。
 しかし、この前の入院を思えば、早め早めに手を打っておかないと。繰り返しますよと退院前に言われてもいるし。
 さて、仕事から帰って、留守電ではなく直に報告を聞く。泌尿器科の先生はキヨちゃんの担当医では無かったらしい。元々はY先生だったのだが、途中からこっちの都合で違う曜日に行ったために、N先生に変わっていた。なので、どっちかだろうと思っていたが、
 「先生変わっとった。」
と言う。二人の先生が転勤したと言う話は無いので、大学病院とかからの勤務医かもしれない。
 しかし、このDr.がすごくいい人だったようだ。とにかく物腰が柔らかく、声掛けが優しい。入院の経緯を聞いて、
 「それは本当に辛かったですね。」
と言われたらしい。
 「では、お薬を出しますので、来週また来てくださいね。」
 そう言われたキヨちゃん。
 「先生の話を聞いただけで、痛いの治った。医者って凄いなあ!」
・・・。多分、薬も効いたからだが、医者の言葉や態度が十分影響するのはあり得る。何にしてもいい医師で良かった。勤務医だから来週いるかどうか分からないが、違うDr,だったら、キヨちゃん痛んだりして・・・・。
 どうか、同じお医者様でありますように。

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夜にお出掛け 2

2017-08-21 21:21:24 | ひとりごと
 さて先日の続きである。本当は昨日アップしたかったのだが、昨日は何だか疲れが出て休んでしまったのだ。
 土曜日、くりりんの仕事が終わってから一緒に出掛けた。くりりんは普通の買い物なのだが、私は探し物があったのだ。
 実は親友ナースの娘さんが結婚する。お呼ばれしているので、さて何を着ようか悩んでいた。初めはせっかくなので和服を・・・とも思ったが、ブランクもあるし、遊びじゃない正式な場所へ着付けて行く自信が無い。友人も洋服だと言うし、色々考えた。
 若い頃、友達の結婚式には何度か行っている。それなりの服もあるが、ちょっと派手かな・・・と思う。で、服も一人で出掛けた時に探してみたが、どうもピンとこない。そもそも子供もいないので、
 「これだったら入学式とかにも・・・。」
なんて代物には用が無いのだ。
 結局は持っている服の中で選ぶことにした。しかし、靴はそうはいかなかったのだ。
 実は靴には縁が無い私である。初めて友人の結婚式に行った20代の頃。お金もないし、ワンピースは友人に習って手作りした。ベルベットの黒のワンピース・・・。あんな難しい作業はお裁縫嫌いの私は二度としないだろう。で、バッグはお友達に借りて。
 しかし靴だけは清水の舞台から飛び降りる気持ちで(当時の私のお金で考えたら・・・ってことで)、イタリア製の赤いパンプスを初めて買った。3500円程度の靴しか持ってない私が、2万円の靴って相当である。けれど、さすがにいい靴は初めて履いても全然疲れず、走っても靴ずれもせず。ただ、田舎の結婚式は土足禁止の式場で、緑色のスリッパに履き替えさせられた・・・という思い出がある。
 その靴は、それでも結構活躍した。最後に履いたのはくりりんの弟の結婚式。ところが、着くなり靴が壊れるアクシデント。大慌てで買ったので、間に合わせの安物の靴となった。
 今回普通にベージュのパンプスは(安物だけど)あったはず・・・と観てみたら、経年劣化でシミはあるし、色落ちもしている。
 それで、靴が欲しくて見て回ったのである。で、買ったのがこれである。(ヨリちゃん母さんのお祝いを使わせてもらった)

     

 本当は無難な色を買おうと思っていたのだ。しかし、とても履き心地が良い上に、デニムでも合う感じが良い。

 満足のいく買い物の後、くりりんと回転寿司に行った。お誕生のお祝いを遅れ馳せで・・・と、ウニを好きなだけ食べて良いよって(100円だけどね(笑))。
 実は映画も調べてくれたのだが、ナイトが無かったので諦めた。まあ、くりりんは書き入れ時で忙しいし、これで十分だ。
 というわけで、夜のお出掛けは、久しぶりのプチデートだった。

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夜にお出掛け 1

2017-08-19 23:20:24 | ひとりごと
 今日はお休み。前日にキヨちゃんが、
 「今日も畑の土を打っとったけど、まだまだ出来ん。〇〇さん(ご近所でよく仕事に雇う人)に頼んでもええけど、機械でするけん。母ちゃんはふか~く、鍬でせんと気が済まん。」
と言う。また、
 「下の草も多いけど、手が回らん。」
とも言っていた。
 力の落ちたキヨちゃんが鍬を振るのは大変だと思うのだが、私では上手にする自信が無い。なので、朝くりりんを送り出す前から草取りにかかった。
 草は結構な勢いで、取った量を見るとものすごく仕事をしたと言う感じがするし、実際頑張ったのだが、暑さにめげて10時にリタイヤした。

     

 しかし、残った草の多さを見るとがっかりだ。しかも休憩してから、とにかく集めた草を片づけていると、近所のご意見番おばちゃんに見つかって、
 「この暑い中、何をしよるんで!」
と叱られた。有難い話である。

     

 結局それでやめて、シャワーを浴びてお昼の後は少し仮眠を取った。14時から1時間の研修が入っていたので、ぼつぼつと身支度をして会社へ。
 戻って洗濯物を片づけたら、キヨちゃんの部屋で一緒に横になった。リュウは庭の木の下だが、くろべえは仏間で転がっている。

     

 夕方くりりんが戻ったら、一緒に出掛ける約束だった。元々くりりんは買い物に出るつもりだったのだが、私が一緒に行きたいと頼んだのだ。と言うのも、買いたいものがあったからなのだ。

  つづく

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暑い、暑いからなのだ、きっと。

2017-08-19 11:04:47 | ひとりごと
 昨日は午前中に来月の福祉祭りの打ち合わせと、午後から担当者会議が2件あった。
 14時予定の担当者会議10分前に、ご自宅を訪ねると、訪問看護の看護師さんが帰る所。
 「お先でした。お疲れ様です。」
サービス提供の責任者では無いので、特に違和感もなく、
 「お疲れ様です。えっと、カンファレンスにはどなたが来てくれるんですか?」
と聞いた。すると、その看護師さんの顔にあきらかにクエスチョンマークがいくつも浮かんだ。
 「え~!聞いてないけど・・・。ってことは、私が残るってことかな?でも、次の訪問に遅れるよ!」
 まあ、この時間に来てないと言う事は、申し送りを忘れたのか、もしくはカンファレンスそのものを責任者がすっかり忘れたのかのどっちかだろう。
 もしかして私が伝え忘れたのか・・・とも一瞬思ったが、いや、会話の中で、
 「お風呂が終わる時間を考えて14時頃なら。」
となったのである。
 と言うわけで、走り走りのカンファレンスとなった。
 さらに、デイサービスとのカンファレンス。担当様は利用日なので、送り届けた後で・・・と決めていた。一人を車で送るわけではないので、他の人たちもお見送りしてから出発しても大丈夫だな・・・とmお見送りに出た。そして何気なく配車表を観ると担当様の送迎が責任者でない。
 わざわざ別便で行く無駄は無いだろうと、
 「今日のカンファレンスは〇〇さんが来てくれるん?」
と聞いた。ほら、この人の顔にも・・・・・である。
 責任者に、
 「えっと、明日からご家族がいないので今日の内にって・・・。」
 「あ!!!」
 思い出してくれてよかった。と言うわけで2回もカンファレンスを逃がすところだった。きっと、暑さのせいなのだ。多分・・・。

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噛み合わない会話でも何故か成立する

2017-08-17 21:19:45 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんは耳が遠いので、なかなか話が通じない事が多い。そして、聞こえないでもそれなりに返事するので、妙に話が進んでしまったり、逆にとんでもない話になったりする。
 今日はキヨちゃんの通院日。今までは脳外科と整形外科が同じ日だったので、午前と午後で丸一日を2ヶ月に1回病院に費やしていた。それが脳外科の医師の曜日が変わったので、流石に2ヶ月に1回とは言え平日に二日連休は厳しいと思い、ずらして変わり番こに受診する事にした。つまりそれぞれは2ヶ月に1回だが、毎月受診日があると言う状態だ。
 今日は整形外科で午後の受診日。なので、朝はキヨちゃんも畑をして、私も草むしりして、お昼ご飯を済ませて、洗濯物の第一弾を取り込んでから出発した。
 その道中、前にバイクが走っていた。バイクの前には乗用車が一台。それを後部シートから観ていたキヨちゃん。
 「あの単車、前の車追い越すんかなあ?」
と聞く。見ると確かにウインカーが右に出ている。ただ、いつまでもそのままなので、追い越そうとしてるのか、つけたまま忘れてるのかは定かでない。
 「う~ん、指示器ついてはおるなあ・・・。」
 そう私が答えるとキヨちゃんの返しはこうだった。
 「ほうじゃのう。尻についとるなあ。」
あ・・・、なるほどそう聞こえたか。つまり前の車のお尻、ぴったり後ろについているという事だ。まあ、間違いではないので敢えて訂正はしなかった。すると、このフレーズがツボにはまったのか、
 「まだ尻についとる。」
 「最後まで尻についとったのう。」
とバイクと離れるまで時々コメントしていた。
 さて、病院に着いて先生に会うのは2ヶ月ぶりなので、
 「お変わりないですか?」
の問いには、入院の報告をした。
 「実は10日ほど入院してました。」
と私が言えば、キヨちゃんは、
 「膀胱炎をこじらせて、胃腸炎で入院してました。」
と言う。
 ここは当然訂正する。
 「いえ、腎盂腎炎で・・・。」
にしてもいつ胃腸炎の話が出たのだ?胃は壊してもないし、「じんうじんえん」「いちょうえん」・・・聞き間違えないよな?
 「それは大変でしたね。今はもう大丈夫ですか?症状は無いですか?」
 「はい、大丈夫です。でも足の痛いのは治りません。」
 「どんな感じですか?」
 「焼けた灰の中に両足を突っ込んだような感じです。」
 「痺れるんですか?」
 「痺れはしません。」
 「痛みどめとか飲んでますか?」
 「飲んでません。」
 「では、傷むと言うより・・・。」
 「じんじんするんです。」
 「う~ん。」
ここまでの会話で、とりあえず私が、
 「昼はまあまあ大丈夫なんですが、朝夕はすり足で歩行が危なっかしいんです。」
と回答。
 するとキヨちゃんが、
 「ほんでも、何か仕事しよったら気が紛れて忘れるんです。アハハ・・・。」
と答えた。
 「そうですか、じゃあ、大丈夫ですね。」
 こんな会話をして診察室を出たキヨちゃん。
 「あの先生も頼んないな~。」
・・・・。
 キヨちゃんワールド全開な受診日である。

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見つからない。

2017-08-15 20:29:53 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんはよく物を見失う。本人は、
 「母ちゃんはきちんと片づける。」
というのだが、どこに片づけたか分からないと何にもならない。
 一番困るのは補聴器だ。もちろん大事な物なので、「どこばり」には置かないと思うのだが、うっかりしたまま風呂に入りそうになって、慌ててその辺に置いたりもある。物が小さいし高価なものなので本当に困る。
 この前はエアコンのリモコンが無いと言う。それこそくりりんと3人で探すと、結局布団の中に紛れ込んでいた。
 そして、この前は薬である。薬は飲み忘れないように、ケースに毎日小分けしている。寝る前に安定剤を持って寝室に行くのだが、
 「母ちゃん安定剤飲んだか?」
と聞く。
 「いや、飲んでないと思うけど、さっき、テーブルに置いてあったでえ。」
 そう言うと、
 「ほうだろ。ここにあったのが無いんよ。」
そう言って探すものだから、あれも小さい錠剤だし、その辺りに落としてるんじゃないか・・・と、一緒に探した。
 しかし良く見ると、探しているキヨちゃん本人の右手はグーの状態だ。
 「母ちゃん、手に何握っとん?」
すると、手の中には安定剤とブドウの皮とが一緒に握られていた。危ない危ない。
 

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