すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

半ドン

2016-06-30 07:28:18 | うちのキヨちゃん
 昨日の雨は途中怖いほどだった。山を中心に(というか、町内どこもほとんど山だけど)回っていたので、山肌から泥水がどんどん降ってきていて、崩れるんじゃないかとドキドキした。
 今日は月末最後の秀、明日明後日も仕事だが、今日は午前中休みを貰った。お約束はあるし、デスクワークも沢山あるが、何とかなるだろう。
 と言うのも、先日キヨちゃんは婦人科を受診したのだ。この前は泌尿器科も膀胱炎の兆候があり受診し、予感的中だったが、今度も何となく違和感があるようで、
 「一回行ってくるわ。」
と、仕事の前にくりりんが病院まで送ってくれていた。
 帰りは大雨でタクシーで帰るつもりが、近所の親切なご夫婦に遭遇し連れて帰ってもらったと言う。
 さて、その受診時に29日に検査しましょうと言われたと言うのだ。
 「検診はしてないのかな?」
とドクター。
 「いや、いつもするんですが(市内の補助がある婦人科検診など)、今年は回りじゃないんで(つまりみんなに行きわたるように、2年に1回なので、今年は対象者で無かったので、自己負担では)受けてません。」
 とキヨちゃん。それで検査らしい。
 キヨちゃんの話なので、どこがどうなのか、どういう検査なのか分からない。とりあえず、私が休みを貰って付いていくことにした。

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一億総活躍社会、介護離職ゼロ・・・。理想と現実。

2016-06-28 20:45:31 | ひとりごと
 自宅に要介護者がいると、状態の違いはあれど家族の介護負担は必ずある。そして、介護が必須となれば、なかなか就労しながらの介護は大変で、離職する場合も多い。
 今まで関わってきた担当様たちの中でも、仕事を辞めざるを得なかったご家族もいれば、サービスを精一杯使って、仕事もこなすご家族もいた。しかし、どれほどサービスを入れても、その大半はご家族にかかるわけで、本当に大変だと感じる。
 実際、父を介護していた時、父に認知症は無かったし、状態から言えばまだ楽な方だったと思うが、それでも透析をしている夜の間は、少しのアラームでも起きて確認をしていたし、食事から排便コントロール、血糖値に至るまで気をつける事も多かった。
 ただ、うちにはキヨちゃんがいて、日中は安心して仕事に出られたが、もし私が一人で介護をしていたとしたら、サービスを使っていたとしても今の仕事を出来ていたかは疑問だ。
 自分がケアマネという仕事をしている以上、そのためにサービスを組んだり、相談しなくてはならないのだが、実際はジレンマに陥る。
 仮に十分な資源があったとすれば、仕事をバリバリこなしながら親の介護が出来るだろうか?昔知人が子育ての時に、
 「私がすると同じ事を保育所には求められない。」
と、育児休暇を選択した。同じように、自分の親を自分が看ると同じように看て欲しいと考えれば、理想通りにはいかないかもしれない。
 そして、現実的には資源は不足している。介護現場が人手不足なのだから、サービスが組めない。ニーズがあっても提供出来ないのだ。
 介護離職しないために、施設を作る事が解決策だと書かれてある記事を観た。施設が不足しているのが原因だろうか?施設があっても働き手がいないのでは解決出来ないではないだろうか?そもそも施設に預ければ本当に解決だろうか?
 ケアマネでありながら、理想と現実の狭間で悩まされるこの頃である。

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腰、フリーズ。お年寄りより腰を曲げて歩く・・・。

2016-06-26 20:03:03 | ひとりごと
 昨日、午後から買い物に行きたかったが、ひどく疲れが出て億劫になった。遠出は止めて、車で10分ほどの店で買い物。間に合うもので夕飯作り。キヨちゃんの丹精したピーマンが収穫されたので、肉詰めにしたが、何たってピーマンが大きいのでハンバーグか?というサイズになった。

     

 合うかどうかはこの際無視して茶碗蒸しも。具材が揃わずシイタケと鶏肉だけ。出汁だけはしっかりとったので、味は好評だった。
 今日は朝から茶畑の草むしりに行った。この前行ったのがお茶摘み前だから、この雨続ききっと大草になっているとキヨちゃんの心配適中。

     

 どこから手をつけたらいいのだと言う状態で、とにかく朝から頑張ってひたすら草を抜いた。雨のお陰で幾分抜きやすいが、とにかく根が凄くはっているので「ほぜり」が、最後には壊れてしまいそうなほどだった。
 10時半にちょっと水分を取って、12時過ぎにおにぎりを食べて少し休憩したら、再開。結局ふたりして16時過ぎまでかかったが、半分も出来なかった。
 その間に、何度かシャープな痛みが腰に走り、途中リバースしそうな吐き気も。水分はちゃんと摂っていたので、熱中症ではないだろうが、どうせ今日中には無理だから、止めることにした。
 作業の終わり、キヨちゃんはしみじみと、
 「もう、止めようか、お茶。」
と言った。
 「みんな近所の人も止めてしもうた(雇ってしている人はいる)。母ちゃんだけじゃ・・・。昔は仕事から帰っても畑出来よった。こんなんなるんじゃなあ・・・。」
 私は返事できない。お茶は子供の頃から自分の家のお茶だ。出来るなら続けたい。けれど、お茶摘みだけでない、この草むしりでさえ、休みの日だけでは追いつかない。ましてや私一人では到底無理だ。しかも、たった一日で腰がフリーズしている。
 時間的に遅くなってしまったので、戻って夕飯は簡単なものにして、くりりんにおにぎりを買ってきてもらった。
 明日から6連勤。そして次の休みは区域の道つくりだ。と言う事は、その次の休みまで「身体を休める休み」はないのだな。月末休んでる場合じゃないし、もっと日が欲しいくらいだが、身体は休みたいと言っている。

*リハビリ用のマットレス。キヨちゃんは小さいので横に寝ても間に合う。

     

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雨か風の影響で?

2016-06-25 11:14:26 | ひとりごと
 昨日は残業も続いているので、朝早めに出勤した。と言うよりも、続いているのでキヨちゃんが機嫌悪いだろうな・・・と一昨日、残業を切り上げて帰ったので、その仕事が残っていたのだ。昨日は昨日で仕事があるわけで、朝のうちに帳尻を合わせたかった。
 一日バタバタと仕事をこなし、出来れば残業せずに帰りたかったがそうもいかず、それでも何とか1時間くらいでまとめて、後は来週早めに出て何とかしよう・・・と思っていた。
 ところが、定時を18時前に他の事業所に電話をしている途中でいきなりバスンと電源が落ちた。何故か電話も落ちる。当然パソコンも何もである。
 昨日雨は酷く降った時間もあったが、その時間は雨もなく雷の音もしていなかった。くりりんに電話すると家も停電。と言う事は、ちょっと広い範囲かもしれないと思った。
 会社は自家発電で共有部分は復旧。ケアハウスのエレベーターや階段は点くが、部屋や食堂は点かない。特養はその辺りはカバーできているようだった。当然事務所などはライフラインに関係ないので、ひたすら復旧を待つしかない。
 しかし、いつ復旧するとも分からないので、また自分がどこまで仕事していたかも分からないくなっていたが、ペーパーに段取りだけメモして、休日にちょっとだけ出て確認しようかと段取りをしていた。
 すると18時半くらいだったか、何とか停電は解消した。家では停電した後、
 「(暗くてすることないし)何ちゃ分からんけん、ご飯食べて寝る。」
とキヨちゃんは寝たとの事だったので、どうせなら出来る所まで仕事してしまおうと、結局20時過ぎまで残業した。
 家に帰ると、停電騒ぎもあったからか、後から起きてきたキヨちゃんも「普通」だった(まあ、飲んでないしね)。
 そんなこんなの疲れが出たのか、くりりんといつもカーペットでうたた寝してしまうが、昨夜は朝まで寝てしまった。体中が痛いので、延ばすつもりでベッドの上に転がったら、これが二人とも二度寝。今までなかったことだ。
 大慌てで起きて、卵焼き程度のお弁当を作ってくりりんを送り出した。
 ただ、昨日頑張って置いたので、今日は出勤せず。朝から気になっていた拭き掃除。台所の換気扇の油汚れも、冷蔵庫の上の汚れも拭けたので、大汗をかいた。
 キヨちゃんは小雨の中草刈り。途中トックリバチの巣を見つけて中止。

   

 さて昼からはどうするかな?

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悪い酒

2016-06-23 21:34:25 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんは焼酎を飲む。ずっと飲んでいたと言うわけでもないが、元々鹿児島で姉妹はみんな酒豪だ。キヨちゃんも焼酎は結構濃い。だが、むらがあって飲む時は晩酌が続くが、
 「飲まない。」
と決めたら当分飲まない。まあ、例えば医師などに言われたりするとだ。
 さて、濃い酒を飲むので、減りも早い。この前買ったと思ってもすぐ無くなる。それでも、悪い酒ではないので、無くなる前に私が気付いても買ったりもする。
 しかし、時々キヨちゃんは悪い酒になる事もある。父がいた頃も、メンタルの弱いキヨちゃんは、父の出稼ぎの間(私は大学で寮生活)、一人が寂しくて飲んでは泣いていた過去がある。また、介護疲れでちょっと悪い酒になった時期もあった。
 さて、これが最近は私の残業や自分の身体が思うように動かないことへのイライラから、飲んだら日によって悪い酒になる。
 昨日は20時まで残業だったので、これは絶対に怒っていると思いきや、普通に起きてきて、それからくりりんと3人でわいわいとテレビを楽しんだ。
 ところが、今夜は、
 「流石に続いたら切れるだろう。」
と、本当は全然仕事が追いついていないのだが、明日に記録を回して、とりあえず19時過ぎで終えて戻ったのだ。
 くりりんが言うには、早めに戻ったくりりんが一緒にトマトを収穫したり、お風呂を準備して先に入ってもらったりした頃は、普通と言うか上機嫌だったようだ。しかも「VS嵐」の日だ。
 それが飲みながら待つうちに悪い酒になった。私の、
 「ただいま」
をきっかけに、どっから出るんだと言うような声で慟哭した(小芝居は入っているが、号泣と言うか慟哭と言うかとにかく、ものすごい声だ)。
 「あああ、母ちゃんは足が痛い。こんな体で這いずりまわって、ようやっと炊事して。」
 後色々ぐずぐず言っていたが耳に入らない。見ると湯呑の底に焼酎がちょっぴり残っている。
 「あのな、飲んでグズグズ言うんなら飲まれん!私やって遊んでもんたんちゃうけん。」
 「母ちゃん、酒や飲まん・・・、ちっとしか飲まん。グズグズや言うたことない。ずっと辛抱しよる。」
半分以上焼酎の水割りはちょっとではないと思う。湯のみだし・・・。で、愚痴聞かない日の方が無いじゃないか。
 まあ、それでも、ベースには、
 「わかっとる。お前も仕事じゃけん、可哀想なと思うけん、しよるんじゃ。」
がある。
 「だから、出来る時はしたらええし、無理な時はせんといて。」
と言うも、
 「すぐにするなするな言うけど、母ちゃんがせなんだら事足らん。」
と言う。まあ、性分だわな。
 しかし、それこそ酒が切れるように、くりりんが離れから食事に来た頃にはすっかり機嫌は直っていて、VS嵐の続きを存分に楽しみ、世間話をして眠った。
 何のこっちゃの酒である。

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やっぱり、不安なマイナンバー

2016-06-21 20:41:27 | ひとりごと
 マイナンバーが届いて久しい。今の所、使う事もない上に、逆に鬱陶しい感じもする。無くしても困るし、保管も面倒だ。
 そして、いよいよ色々な所で個人番号を記入・・・という書類が出始めた。まだ任意で・・・と言う所もあるが、必須の所もある。
 そのくせ、扱いについてはまちまちだ。基本、扱わない所。扱うが、厳重に中の見えない封筒に入れ、金庫保管する所。かと思えば、ごく普通にお年寄りに、「書いてね~。」などと書類を持ち込む所。
 まだ危機感もないが、やはりもっと丁重に扱うべきものだと思うので、それぞれの扱いにいちいち疑問を感じる。
 さて、キヨちゃんの特定疾患の手続きの時期が来た。こちらにも、書類の一つに「個人番号の書かれた住民票」とある。
 キヨちゃんが行けるわけではないので、代わりに市役所に取りに行くわけだが、これが個人番号が関わると、委任状が必要。それもかくかくしかじか~という文章付きで、本人の署名がいる。文章はパソコンで作ったとしても、住所や氏名は直筆だ。最近電話番号も書き損じるキヨちゃんにはハードルが高い。
 で、保健所に確認。個人番号なしの住民票であれば、当日キヨちゃんの個人番号を確認出来ればいいとのことで、とりあえず個人番号なしの住民票を取得した。
 しかし・・・。個人情報の取り扱いが面倒な事が多すぎる。マイナンバーも不安だが、まだうちの事業所は取り扱わないとしているので安心だ。ただ、今までお手伝い出来ていた負担限度額認定申請なども、申請書だけだったのが通帳コピー(しかも配偶者分も)いるようになってからは、ご家族やご本人にお願いしている。
 それでも独居の方などはそうもいかず、デイに持参して貰ってコピーをするお手伝いをしている。ご家族が準備したものを遠方で保健センターに持ち込めない時は、代わりに持ち込むがその時も封をして観ないようにしている。
 だから、これ以上取り扱いの面倒なものは欲しくないのだけれどなあ・・・。本当に委任状のサイン一つですら高齢者は大変だ。何とかならないものかなあ・・・。

*前の記事の写真がおかしい。gooにもコメントしたが、直らない。まだ不具合が続いているようだ。

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キヨちゃんお出掛け

2016-06-19 21:24:01 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんは、長い時間座って過ごす事が苦手だ。元々舞台や映画などは興味もない。ごくごく稀に、
 「これ観たい。」
と言う事があっても、長い時間固定された椅子でじっとしているのは苦痛だ。
 映画は娘時代に観て以来(所謂活動写真時代)観ていないし、テレビでロードショーをしていても、21時以降なんて寝てしまう。
 舞台は娘の私がやっていた芝居も「これで最後」という舞台だけ初めて観てくれたのと(ボディーガード参照)、「おしん」が観たいと言うので連れていった1回だけだ。
 さて、今日は地元の公民館で映画があった。お誘いがかかった時、無理だろうな・・・とキヨちゃんに伝えなかった。元々長丁場はしんどいと言うのに、ましてや今は特定疾患の事もあり、昔以上にきついだろうからだ。
 しかし、ご近所に誘われ自分でチケットを頼んでいた。それは主演が吉永小百合さんであること、内容が良さそうな事、そして、嵐の二宮君が出る事が理由のようだった。やはり嵐は鉄板だ。
 私も休みなので、送り迎えくらいはしようと思っていたが、一緒に行ってくれると言うご近所に甘えてお願いした。
 今日は午前中はバケツをひっくり返したような雨。大きな石も転がってくる。リュウの散歩も、転がる石を追いかけるので、ちょっと注意が必要だった。
 こんな雨じゃ出掛けるのも困るなあ・・・と思っていたが、午後は雨も上がり少し晴れ間も出たので良かった。
 キヨちゃんを送り出してから、撮り溜めていたテレビ番組を観て消去。映画は2時からだから移動時間を入れても4時半には戻るかな…と段取りしていた。
 しかし、戻ってきたのは17時半を過ぎていた。映画が押したわけではなく、女同士のお喋りに時間を費やしていたらしい。
 何にしても、映画もおしゃべりも存分に楽しんだキヨちゃんだった。

*ナスとトマトのチーズ焼き。

     


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暑い~。

2016-06-18 22:04:19 | ひとりごと
 今日は暑い一日だった。朝くりりんを送り出してから、キヨちゃんと買い物に。その足でお墓参りと親戚を訪ねるつもりだったのだが、時間が押したのと、あまりに暑いので保冷バッグに入れたとはいえ食料品が心配なのと、自分たちもバテそうだったので一旦帰った。
 お昼を済ませてキヨちゃんはしばし休憩。その間私はリュウを洗った。それから洗濯物を畳んでちょっと休憩していたら、つい昼寝してしまった。
 逆にその間にキヨちゃんは外で作業していたがあまりに暑いので断念。少し時間をおいて、二人で親戚を訪ねた後、墓参りに行った。
 マメに行っているようでも、草も生えれば汚れもする。お墓の掃除しながら水をかけると、
 「父ちゃん、水浴び気持ち良かろう。すずが水浴びさせてくれよるけんなあ。」
と語りかける。
 「父ちゃんも剥げやったけん、頭暑いわな~。」
と娘は軽口である。
 それから戻り、キヨちゃんは草刈りに。私は夕飯準備。茄子やピーマンはキヨちゃんの物があるし、玉ねぎもある。芋も箱買いしているので、暑いけど天ぷらを。主食は冷やし中華。
 天ぷら大好きキヨちゃんは、冷やし中華もさっぱりして気に入ったらしく、珍しく完食した。
 明日からは雨らしい。まあ、実際は梅雨なのだから、それが当り前なのだが・・・。
 にしても・・・、暑い。

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読めそうで読めないキヨちゃん

2016-06-17 21:51:34 | うちのキヨちゃん
 長く娘をしているので、キヨちゃんの大体のパターンは読める。しかし、それでもネタの宝庫になり得るのは、娘の私でも読み切れない所にある。
 今日は、ちょっと私もイライラしていた。仕事は一人じゃなくなった分、気持ちにゆとりが出来たし、誰かと話す時も、誰かとちょっと軋轢があったとしても、彼女と言うクッションがありがたい。
 しかし、この業界の人手不足は全く解消せず、ヨリ悪くなる一方だ。一億総活躍時代、介護離職ゼロなんて、どうしても素直な気持ちで聞けない。
 少ない資源で、出来る範囲支援できる方向性を探るのが私の仕事だし、嫌な事も苦手な事もやっていかなくてはならないことも分かっているが、それにしたって人がいないからどこも開店休業だし、出来る所は目いっぱいだし、そんななかで折り合いをつけていかなくてはならない。
 上司の意見はもっともだし、しかし、ついついイラッとしてやってしまった・・・。口は災いのもと、覆水盆に返らず。自分のまいた種だから仕方ない。
 そんなこんなで残業もして、戻ってみたらキヨちゃんはお風呂上がり。ただいま・・・の「ま」が聞こえるかどうか位で、
 「あ~!足が痛い!今日も一日しんどかった!何ちゃしとらんぞ!早う飯作れ。」
と言う。とは言え、途中まで準備はしてくれている。にしても、「クゼツ」が多い。
 医師によれば変化は無いらしいが、痛みやしびれは本当だろうから、やはり症状が進んでいるとしか思えない。それでも好きな畑は止められない。止めようとも思わないが、好きが疲れるとこっちにとばっちりが来るからたまらない。
 「母ちゃんはなるべくクゼツも言わずに毎日頑張んりょる。」
って十分言うてますがな。
 台所を見るとそれぞれの皿には、ほうれん草、焼きなすびが乗っかっており、まな板には豆腐が、ボールにはささがきしたごぼうが、ざるにはレタスが入っていた。
 「ごぼう、どうしようと思うたん?」
 「天ぷらしようと思うたけど、しんどいけんやめた。何ぞおかず作れ。」
 さて、どうしたものか。キヨちゃんはいいかもしれないが、さすがにこのラインナップではくりりんは不足だろう。そこで、ささがきごぼうと牛肉を少しすき焼き煮にした。
 すると居間からキヨちゃんが、
 「皿に豆腐入れたら終わりじゃ。」
と言う。えええ?ほうれん草、焼きなすび、冷ややっこのプレートって、まあ何てヘルシー。最近太っている私は本当はその方がいいのだろうが、やっぱりこれではちょっと寂しい。
 で、冷ややっこは別にして、すき焼き煮を乗せた。
 「母ちゃんは肉要らん!」
と本当は嫌いでは無い肉を敢えて拒否する。
 「あ~、母ちゃんが作ったなすび、採れたてを焼いたけん、うまい。」
と連呼する。確かに美味しいのだが、
 「ちっとは肉も食べたら。」
と言うとあからさまに嫌な顔をする。
 それから、足が痛いの、畑が大変だったのと色々クゼツを並べていたキヨちゃんが、くりりんに、
 「くりちゃん、あんたの準備してくれる風呂はな。」
と同じテンションで話し始めた。思わず身構えると、
 「お湯の温度がちょうど良くて気持ちええ。感謝してます。」
へえええ??そのテンションでまさかのお褒めの言葉。
 何だか肩すかしな感じだが、全く読めない今日のキヨちゃんだった。

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新しいアイドル

2016-06-15 21:32:03 | うちのキヨちゃん
 メンテナンスは終わったのか、何とかアップできそうだ。ただ、何だか文字の感じとかがいつもと違って気持ち悪い。ちゃんと直るのかなあ??
 さて本題。
 キヨちゃんは嵐のファンで、特に松潤のファンである事は何度も書いた。つまり可愛い顔、綺麗なイケメンが好きである。そして、クールな感じよりも感じのいい優しそうな笑顔の人が好きだ。
 最近、キヨちゃんはちょっと気に入っている人がいる。それは郵便局のお兄さんだ。いや、実は初めキヨちゃんは、彼が「彼」なのか「彼女」なのか分からなかった。所謂抽象的な人なのである。
 初めて彼と会った日は、キヨちゃんから報告があった。
 「今日会った郵便さんな、髪は長いし(ストレートのボブ)、声は高いし、色白。でもな、『うちの嫁が、嫁が』って言うんよ。よう観たら喉仏あるんよな。あの人男と思う?女と思う?」
・・・って言うか、「うちの嫁」の時点で男性だろう普通。しかもとどめの喉仏である。
 まあ、とにかくそんな抽象的な可愛らしい郵便さんが今のお気に入りである。後ろ姿で(華奢でもある)くりりんも女性と思ったらしいから、本当にそんな感じの人だ。
 私も会ってみると、物腰も柔らかで、ちょっと仕草も「おねえ」っぽい。そりゃ、キヨちゃんも悩むわな。
 さて、そんなキヨちゃん。アイドルへの質問は容赦が無い。仕事を一生懸命している彼に突然、
 「その髪はどこで切んりょん?」
と来た。おいおい、何を唐突に。しかし優しい彼は戸惑いながらも、
 「え~?普通に〇〇とか(隣町)とかでも切りますよ。普段は△(近場の県外)ですけど。」
と答えた。
 するとキヨちゃん、
 「ほうだろう!ここら辺の店で切ったんではないと思いよった。パーマも当てるん?」
と攻撃の手を緩めない。
 「え・・・、ストパーを・・・。」
とは言ったものの、キヨちゃんストパーは分からない。
 そして、最後に、
 「これからは、用事が無くても、お茶飲みに寄ってよ~。」
と締めくくった。笑いながら彼も、
 「じゃあ、休憩しに寄ろうかな~。」
とキラースマイルを投げた。優しいくりりんは、
 「そうしてやってください。」
と返した。
 まあ、ローカルルールと言う事で。

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