すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

真夏日の調理

2012-07-30 22:30:14 | うちのキヨちゃん
 毎日暑いので、調理をする主婦は偉いと思う。家の場合、キヨちゃんがしてくれるので、私は本当にありがたく「いただいて」いるだけである。
 昨日は私の当番だったが、ぶり鎌が安かったので塩焼きにした。魚を焼く事もあんまりないので、ちゃんと火が通ったか不安で仕方がない。後は野菜や、汁物程度。
 今日は残業して戻ると、テーブルには鍋が登っていた。
 「白菜が傷みかけだったけん、鍋にした。」
という理由である。白菜は昨日私が買ったものだが、綺麗に見えたが、剝いで見ると中は古かったらしい。あ、落第点。
 しかしまあ、得意の煮物でも良かった気はするのだが、真夏の鍋も悪くはないか。そう思って、
 「いいよ。何でも母ちゃんのは美味しいよ。」
と言うと、
 「あんまり暑いけん、作ってから扇風機で冷やしておいた。」
と言う。
 これ・・・、鍋の本質に背くような気がするのだが・・・。でもまあ、生ぬるい鍋も悪くはなかった。
 そこへ、大工さんから電話。キヨちゃんが裏の土地を自分でセメントしようとして諦めたのだが、そこを頼んでいた業者さんが明日急に都合がついたという電話だった。
 セメントを自分でしようとした時には、セメントがくっついてしまったひしゃくに水を張って、
 「このまま置いておいたら、落ちる?」
と聞いたキヨちゃんである。
 「もしそうなら、プールとか大変じゃよなあ。」
と答えた私である。
 さて、そんなこんなで明日急に来客となったので、茶菓子がないという話になった。ジュースよりはお茶がいいだろうと、新茶のじん粉で茶を出してペットボトルに冷やした。
 さて茶菓子のほうだが、いつもの蒸しパンにかぼちゃを入れて作った。かぼちゃが入るともっちりして、しかもかぼちゃの甘さがいい感じだ。しかし、真夏の蒸し器も暑い・・・。
 つくづく主婦って偉いなあ。




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キヨちゃん、健康診断~お通じの話~

2012-07-29 20:32:30 | うちのキヨちゃん
 昨夜、ウトウトしながらも結局オリンピックを観てしまった。今日はキヨちゃんの健康診断の日。何故か、夜更かししていないキヨちゃんまで、いつもより遅く起きて来た。
 まあ、今日はレントゲンがあるので、何も食べられないのでゆっくりしていたには違いないが、いつもと違う状態だと、お通じが出なかったようだ。
 キヨちゃんは、とにかくお通じがいい。朝起きて、動いて、朝食を食べて8時までにはきちんとお通じがある。しかもキヨちゃんが言うには
 「すきっと、お腹が空っぽになる。」
らしい。何とも羨ましい。
 私はキヨちゃん曰く
 「オムツを汚した事がない。」
ほどの便秘だったらしい。だから、野菜、水分その他、十分気を配って便秘せずに暮らしている。
 健康診断では前日と二日分採便する。前日はいつものようにきっちり出た。容器の扱いが分からないキヨちゃんに、私がトイレで教えてあげた。
 ところが、今日起きた時間が遅かったからか、朝食を食べなかったからか二日目の採便は無理だった。
 それから、キヨちゃんを会場まで送って、私はリュウと頼まれたお買い物に。ただ、健康診断の時間が早かったので、まだ店が開いていない。そこで、地下駐車場の涼しいところで時間を少し潰してから買い物した。
 買い物を終えて戻ってみると、キヨちゃんの方が早く済んだようで、親戚の人と一緒に帰っていた。車で息子さんが迎えにきてくれたらしく、ラッキーだった。
 「お母さん、ちゃんと下剤飲んだ?」
と聞くと
 「ほれがなあ、母ちゃん貰ってそのまま忘れて帰るところやったん。男の人が忘れとるって持ってきてくれた。」
と言う。さらに
 「下剤って飲まないかんの?」
と言う。おいおいいくらお通じが良くても、バリウムは無理だろう。
 「あのな、お腹でセメントみたいになったら困るやろ。」
と説明。
 「うん、みんなも飲まないかんと言うけん、2錠は飲んだ。」
らしい・・・。
 その後、たった1回で無事にバリウムを出し切ったというキヨちゃん。やっぱり凄いなあ。

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心臓バクバク、ロンドン五輪

2012-07-28 20:59:21 | ひとりごと
 いよいよ、ロンドンオリンピックが始まった。朝は早くから、と言っても仕事もあったのでちょっぴり早めに起きて、開会式を見た。勿論最後までは見られなかったが、やはりワクワクする。
 仕事では、予定外の仕事が3本入っていた。自分で予定していた仕事は、半分も出来ず、それでも何とか19時までには家路に着いた。
 今夜は大好きな柔道と体操の予選がある。なでしこは途中途中でチラチラ見。バレーは仕事中に終わったのかな?勝った事だけはネットで知った。
 今、柔道を観ながら、もうドッキドキである。お家芸と言いながら、今は世界も柔道が強いので、しかもルール改正もあったりで、なかなか厳しい。
 そういえば、水泳の予選も今日??
 しばらくは寝不足の日々になりそうである。明日は休みだから、朝まで見ても平気だが、明日はキヨちゃんの健康診断の日なので、朝から送っていかなきゃならない。それに・・・、オリンピックは始まったばかりなのだ。ペース配分を考えなきゃ。

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元気なのは誰だ?

2012-07-27 19:28:06 | うちのキヨちゃん
 毎日暑い日が続いている。今日はキヨちゃんはデイサービスの日だった。私は、寝苦しく夕べは全く寝ていないが、どうやら多くのお年よりもそうだったらしい。
 キヨちゃんがデイで聞いたところによると、みんなそう言っていたらしい。ところが、キヨちゃんは、
 「うちは最近は21時に寝たら、朝6時までぐっすりじゃ。」
という。まあ、元気でよろしい。
 そんなキヨちゃんが、知り合いのおばあちゃんの訃報を聞いてきた。99歳の大往生ではある。それが、同じ親戚で同じく99歳の方が、ほとんど日も変わらず続けて亡くなったらしい。
 「ほんなこんなでなあ、3人続いたんじゃって。」
という。
 「え?三人目の人も親戚なん?」
・・・。
 「知らん。」
 それでは親戚に不幸が3人続いたのか、100歳前後の人が続いたのか分からない。
 そして、その知り合いのおばあちゃんについて
 「あんな事は珍しいんじゃって。99歳に何分と変わらんかったって。」
・・・・?????
 「何が?」
それは、99歳になって数分で亡くなったとか、100歳まであと数分だったのに亡くなったとか、他の亡くなった方と数分違いだったとか?
 「・・・さあ、さっぱり分からん。」
・・・。ほな、何で感心してきて話しているのだ?
 キヨちゃんの情報網は、全く持って当てにならない。ま、元気でよろしい。


*親戚の豆。ジャックと豆の木かいな?元気一杯だが、どうやって収穫??



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介護疲れの不幸

2012-07-26 21:12:27 | ひとりごと
 他の方のブログで、悲しい事件の動画を発見。
 色々考えさせられます。
 もしよければ、こちらからどうぞ。
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暑い・・・

2012-07-26 20:51:38 | ひとりごと
 毎日この暑さである。さすがのキヨちゃんも、昼は食欲がなくトマトやきゅうりしか食べないようである。まあ、朝しっかりとジュース(冷凍バナナ半分+牛乳+青汁2本+ヨーグルト+黒ゴマ)の上に、米飯と何かしらを食べているので、まあ安心。夜はビールのあてになってしまうので、これもあまり食べない。
 私は私で食欲はあるが、とにかく朝何かを作るのが面倒でたまらない。結局、昼は野菜がほとんどで、結果キヨちゃんと同じになる。まあ、空腹を知らず常に満腹よりは、夕方
 「お腹すいたなあ。」
と感じるほうが健康ではあろう。大体、肉も魚も米も私には無しの生活は考えられないし。
 それにしても、快適にエアコンを入れたこの部屋でも、まだ30度ある。一体さっきまで何度あったのだ・・・?電気代を気にするキヨちゃんではあるが、夜は寝る前には戸も窓も閉めてしまうので、私の部屋のエアコンをつけて、キヨちゃんの寝室に風を送っている。
 キヨちゃんの部屋は、構造上エアコン設置が出来なかったのだ。でも、元々あまりエアコンが好きではないキヨちゃんにしてみれば、こちらから柔らかく流れる風の方が快適かもしれない。
 しかし、この暑さ、年寄りには堪えるだろう。キヨちゃんの姉も目眩がして昨日は動けなかったと電話があった。どうか、無理をせずにこの夏を乗り切って欲しい。

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介護の現場は色々あります・・・

2012-07-24 19:18:15 | ひとりごと
 今月、元々は仕事が少ない予定だった。何しろ担当様が減っている上に、定期的な計画更新の予定が少なかった。
 そして、いつもなら介護認定調査が結構来るのだが、同じ人が調査してはいけないとの事で、自分の担当、担当でないに関わらず他の事務所に回ったのである。
 それが、月末を前にして一気に色んな事が起きて来た。まず、滑り込みで新規の担当様が増えた。これは有り難いのだが、急にであり仕事が間に合わない。その上、増えた分施設に入所したりで減った人もあり、実質プラスマイナスゼロである。そして、定期以外の計画変更が、月中を過ぎてから幾つか増えた。
 電話での相談。これも、自分の仕事に関係あろうがなかろうが、とりあえず対応するのであるが、何故か時期が重なる。
 そして、いろいろあったこと。
 ①老々介護の、介護者のほうが倒れる。担当様は緊急ショートステイに入ったが、その後の受け皿がない。そもそも、ご本人が緊急以外の入所を納得していない。介護者の回復を待つ間どうするか、ご家族と相談。でも、奥様はどうしても自宅で看たいと言う。
 家族は協力したくても、それぞれ家庭が県外であったり、それぞれ病人を抱えていたりする。せめて、介護ベッドを入れるとか、介護しやすい環境を整えるとか、サービスを増やすとか・・・と色々検討。奥様は自分の思いと担当様への思いと家族への思いで、行き詰まり「貝」になってしまう。とにかく、今までどおりでいきたい。だめなら二人とも何処かへ放ってくれ・・・と言う。
 「倒れるまで頑張る。」
という奥様に当然子供たちから
 「今倒れたからこうして集まって・・・。」
と突込みが入る。
 ・・・・結局、家族が時間をかけて説得し、介護しやすい環境を整えるまでにはいたる。
 ②心配性の担当様。夜中の22時半。私の家の電話がなる。田舎の事で、こんな時間に家の電話が鳴る事はない。あるとすれば、親類か近所の不幸ごとである。一気に緊張が走って電話を取る。
 「もしもし、老人ホームにお勤めのすずしろさん?」
・・・、担当様である。当然個人の携帯番号は知らず、家の電話も知るはずがなく、おそらくこの時間同じ地区の同じ名字に何軒かかけての事であろう。
 「どうしました?」
 「酸素の機械が壊れた。帝○に電話して。」
 ・・・・。
 「ごめんなさい、今家だし、電話番号分かりません。(そもそも、帝○と私の会社は無関係であるが、たまたま会社には書いてはある)。奥さんと代わってくれますか?」
 奥様に代わってもらう。幸い調子が悪いのは携帯酸素のほうで、据え置き型は動いているという。それならば呼吸に問題はなく、そちらでしのいでもらうように言うが、本人が不安がって言っても聞かないという。
 「帝○の電話番号は分かったんじゃけど、土日は緊急でも電話するなと書いてあるんよ。」
 ・・・。わざわざ、そんなひどい注意書きをするとは思えなかったが、とりあえず据え置き型でしのいでもらうことにした。
 翌朝、6時半電話。
 「酸素の機械壊れたんじゃ。来て。」
 「分かるかどうか自信ないですけど、とにかく出勤したら伺いますから。(断っておくが、私が携帯酸素を修理できるはずも無い)。」
 出勤の準備をしていると、7時半、携帯にデイサービスのスタッフから電話。
 「電話あったで?今呼ばれて来とる。」
・・・あ、先客あり。待てなかったのね私を。どうやら、彼の家にも夜と朝に電話があり、行って見たら何故か直っていたらしい。
 「ほんでも、息せこいんかもしれんけん、もし行くんなら、デイにパルスオキシメーターあるけん、計ってあげたら。」
 優しい彼は早朝呼び出されたにも関わらず、私にそう提案した。
 それから訪問。奥様の言うひどい注意書きは
 「緊急時は土日に関わらずお電話ください。」
であった。さもありなん。カレンダーの裏に、でかでかと転記する。とうの担当様はお疲れで眠っていた。幸い血中酸素は98%あったので、心配ないですと伝えた。

 他にもこんなそんなで、ものすごく仕事をしているという実感があるのだが、その実、通常業務が全くこなせていない。
 今日休みだった私は、不安なので昨日は21時まで残業した。しかし・・・間に合うのか?今月。

*うっすらと出ていた虹。見えるかな?


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ストレスマネジメント

2012-07-22 20:41:36 | ひとりごと
 楽しい大阪小旅行の後、心配したとおり仕事が手薬煉引いて待っていた。問題のほうは、まだ途中なので、後日改めてアップする。
 休み明けの3日め、19日はストレスマネジメントの研修だった。つまり、ストレスの回避の仕方というか、付き合い方と言うか、自分だけでなく、周りのストレスを取り除いてあげるための研修である。
 興味があって自主的に参加を希望した研修だが、「基礎編」という響きもあってか、上司からは
 「出来て当たり前の研修やぞ。」
と言われながら行ってきた。はい、あなたのその態度が既に「ストレス」です。とか、言いつつ結構気にしない私である。
 その研修の中のワークに、2種類のカードを使ったものがあった。一つはたくさんの熊さんの絵のカード。色んな背景色に色んな表情、形の熊さんがある。
 その中で、「今の私」にぴったりな1枚を選ぶ。そして、グループのみんなにそのカードを使って、自分について語るのだ。つまり自己紹介。みんなのお約束はざっくり言えば
 「相手を尊重し、批判せず、その人の強み、いいところを探しながら聞くこと。」
である。
 そして、今度は「理想の自分」に近いカードを選んで、何故そのカードなのか説明する。
 私は1枚目に、しゃんと立って「グ~」と親指を立ててニヒルに笑っている熊にした。それは大阪での楽しい思い出と、戻ってからの山積みの問題での痛みわけで、もろ手を挙げてバンザイではなかったから。
 そして2枚目は、舌を出して耳に親指を入れておちゃらけている熊のカード。これは私にとってのキヨちゃんである。しんどいことがあっても、笑っていて
 「へっちゃら、屁のカッパ。」
と言ってしまえそうな、そんなキヨちゃんが理想だからだ。
 そのワークの次は、画に言葉が添えられたカード。これは、一人に対し他の全員が「その人のイメージするカード」を選ぶのだ。そして、なぜそのカードを選んだか、説明する。そして、その人は選ばれたカードを受け止め、書き止め、感想をいう。そして、そのカードを目に付くところに置く。意識する必要はなく、しんどい時に観るようにという。
 これだけ観ればよく分からないだろう。ちなみに私の選ばれたカードを紹介しよう。
①自分は人を楽しませます。

 
 なるほど、私らしいカードを選んでくれたと思った。熊のカードで「芝居が好き」「自分もしていた」という私の「強み」を感じてくれたのだ。

②自分は他の人の世話が出来ます。


 仕事柄、また研修中残してきた担当様を心配する私を感じてくれてのカード。出来ているかは分からないが、この仕事だから選ばれて嬉しい。

③自分は冷静で落ち着いています。


 あっちゃ~。これは私には一番必要なカードである。そうであればいいのだけど。

④自分は何が起こるか考えて行動します。


 あちゃ~あちゃ~。これも、絶対に必要な私である。それが出来れば失敗しないのだが。

 そんなわけで、照れたり、恥じ入ったりしながら感想をいう。そして、このカードを飾る意味が分かった気がする。これは私の姿であり、そして他人から見た評価であるようで、実は私の「理想の姿」である。
 このカードを、時々見る。自分への励ましと戒めになるかな。いつか理想の自分になれる日がくるといいな。

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大阪てんやわんや⑤~モンガトウ~

2012-07-21 21:29:49 | ひとりごと
 16日午後、大阪の幼馴染を訪ねた。以前、ブログでも紹介し、ブックマークもしている。モンガトウというケーキ屋さんである。


 連絡は取り合うようになったが、実際に会うのは実に30年ぶりくらいである。分かって訪ねても、お互いに
 「もしかして・・・」
というレベルだった。
 彼は大阪で店を構えて来年で20年だという。よく頑張ったものだと思う。昔は痩せて背の高い男の子だった。今はソフトな語り口の彼だが、逆に子供の頃は子供の割に大人びた声をしていたイメージがある(セクシーボイスってわけではない。所謂おっさん声のイメージだった)。すっかり貫禄の出た同級生。



 そこで彼は遠くから来てくれたのだからと、自慢のソフトクリームを出してくれた。



 私はベリーベリーを選んだ。季節限定の白桃もものすごく美味しそうだった。ご馳走になるつもりはなかったのだが、
 「まあ、みんなに紹介してよ。味見して。」
と言ってくれた。しかも、奥様が
 「せっかくだから、ケーキも食べてください。」
と勧めてくれた。それはあまりに厚かましいと思いつつ、せっかくなので頂戴する事にした。







悩んだ末に選んだケーキ。


 お陰ですっかりお腹一杯になってしまった。お土産のお菓子を買って店を後にした。さっそく、幼馴染たちに彼の写真をメールした。
 「頑張ってるなあ・・・。でも、会うても分からんやろうな。」
とみんな言っていた。
 是非、機会があればモンガトウでケーキやソフトクリームを食べて欲しい。地方発送もあるので、自慢のマカロンも是非。    




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大阪てんやわんや④~老人ホーム~

2012-07-20 15:52:11 | ひとりごと
 16日早朝、モーニングバイキングを堪能した後、老人ホームに入所している叔父様を訪ねた。おじ様はピンクの義理の弟に当たり、齢94歳である。
 本当ならおじ様の家族に連絡すべきだろうが、気を遣わせてもいけないし、アポなしで訪問しておじ様の顔だけ見て帰るつもりだった。
 それでも、入所前のおじ様しか知らないので、施設には事前に電話して状況は聞いてから訪問した。
 お部屋を訪ねると、おじ様は一瞬きょとんとする。
 「おっちゃん、分かる?」
 「分かるが・・・、お前は誰の子だった?」
 「清とキヨ子の子。」
甥っ子や姪っ子、その子供が沢山いるおじ様。私と姉妹たちも見分けがつかない。
 「おお、すずじゃ。すずが来てくれたんか。」
 私と分かって、おじ様は涙ぐみながら私の頭を撫でてくれた。
 「お前は清とキヨ子の子になって、大学まで出させてもらって、賢い子になってよかったのう。」
と優しく言う。
 「つーネエも元気でよ。」
と、私はピンクの娘、つまり私の実の母の写メや動画を見せた。
 「おうおう、ええ顔しとる。幸せなんじゃなあ。」
とおじ様は喜んでくれた。
 おじ様は自宅に長男がいるが、迷惑をかけてはいけないので黙って訪問した。ところが、スタッフに持ってきた差し入れなどの事について確認しているうちに、おじ様は息子さんに電話して呼び出してしまった。そして
 「すずが来たけん、家に帰って婆さんの仏壇を拝んでもらいたい。」
と言い出したのだ。
 それから家事の途中だったお兄さんは、慌ててホームにやってきて、おじ様と私を乗せて自宅に。車椅子で生活しているおじ様だが、家に帰ると杖なしで歩けてしまう。危なっかしいのでひやひやものではある。
 おば様の仏壇を拝ませていただくと、
 「すず、田舎ではこんなものは食えんだろう。」
とガリガリ君を出してくれた。
 「うん、食べられない。」
という事にしておく。
 それから火のついたおじ様は、家中を見せたくて私を連れて歩いた。元々自転車などを作っていたおじ様。自分の働いていた自慢の工場も見せたがった。鉄板や機材のある足場の悪い工場を、私もドキドキしながら着いて行った。
 本当はそれから、西宮のおじさんの家にも一緒に行きたそうなおじ様だったが、私も予定があったので11時にはホテルに戻った。
 おじ様、また会いに行くから、お元気で長生きしてね。


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