あ～あ、な、日

　担当様のご家族との連絡や何やで、思いがけず残業。明日はキヨちゃんの通院だし、とりあえず明日の仕事を事務所にお願いして帰った。
　家に帰るとすでにキヨちゃんは食事を済ませ、明日に備えていた。明日の事で気持ちがどっかに行っていたのか、珍しくキヨちゃんの失敗。
　「ちょっと作るつもりだったのに、こんなになった。」

　　　　　

　お分かりだろうか。きゅうりと春雨の酢の物であるが、春雨がこんなに増えると思わなかったようだ。きゅうりに対して恐ろしいほどの春雨。大鉢いっぱいある。
　それでも味は悪くないのだが、きゅうりをあんまり好まないくりりんは、春雨もあんまりらしく、私一人ではさすがに・・・であり、明日は何かに作り換えるか・・・。
　残業やキヨちゃんの事など、こういう色々ある時は、この前もそうだったのだが、何とリュウがまた首に傷を作っていた。それもハーネスに沿ってかなりの擦り傷である。
　しかし、ハーネスがきついわけでもないし、今までそれで擦れた事もない。何よりつい先日の休みも首に傷などないか確認した所なのだ。
　だから、気にして舐めたり噛んだりを繰り返すリュウなので、一気に酷くしたようだ。今回はエリザベスカラーを探して、薬を塗ってハーネスから首輪に変えた。
　参ったなあ・・・。キヨちゃんの病院が続くのでリュウはすぐには連れて行けない。何とか傷薬とカラーで治ればいいけど。
　あ～あ・・・。

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出前介護教室～地元～

　今日は出前介護教室の日だった。昨年度は私も事故などでスタートが遅く、ついつい準備も怠ったので結局出来ず仕舞いだった。
　今年に入って準備していたのだが、なんだかんだ事情で今年度にずれ込んだ。それでも何とか今日出来る事に。
　いつもは単独での行事なのだが、今回は地元の消防署の方がＡＥＤの講習をしてくれるというので、その後から続いて教室をすることにした。
　実は今回開催したのは私の地元である。だから、実は私よりキヨちゃんの方が緊張していたらしい。朝から、
　「ええか、言葉ははっきりと、ゆっくりと。お前は早口じゃけん。」
と念押しされた。
　キヨちゃんはくりりんが仕事の前に送り届けることになっていた。私は先発隊で荷物を運んで、そのまま消防の研修も見学した。
　消防士さんの話はとても上手で、みんな真剣かつ和やかに笑い声も出て、とてもいい研修だった。途中人形を心臓マッサージやＡＥＤを装着する練習では、地元のお酒好きの人を引き合いに出して（その人が倒れていると想定して）、
　「酒飲んで倒れとんじゃないか？ほおっておけ。」
なんてやじが飛んでいた。
　私たちの講習は、介護保険に概要についてＤＶＤや口頭で説明。後は施設の説明や事業の説明。そして看護師による口腔ケアの講習。介護士による介護技術の実演。デイサービススタッフと一緒に阿波踊り体操などを行った。
　私はその進行と介護保険の簡単な説明を行ったのだが、緊張していたキヨちゃんから、
　「今日は１００点満点じゃ。はっきりよう聞こえてよう分かった。」
と合格点をもらった。
　時間を少し超過したが、何とか無事に終了。体操もみんなノリノリでやってくれたので良かった。
　午後からは通常の仕事に戻ったが、とても疲労感がある。実際各事業所に講習はお願いしていたが、準備から何から、今は事務所も一人なので孤独な作業だった。頼めばデイのスタッフなどもみんな手伝ってくれたのだが、タイミングが合わないなどもあり、それぞれ忙しい事もあってなかなかそうもいかない。
　この行事が終わるまで心理的にも動けない事があったが、いよいよ明日から後半戦だ。ほらまたね。大丈夫かよ月末・・・。

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肩と腰に来た～２

　今日はお休み。前々からキヨちゃんとジャガイモを掘る約束だった。キヨちゃんが今無理が出来ないので（・・・って、十分してるが）、親戚のお姉ちゃんを頼んで二人で鍬をふるい、キヨちゃんが後片付けすると言うパターン。
　慣れない作業なので、最初ジャガイモをヒットしてしまい、キヨちゃんに叱られた。それからはまずまず加減も分かって、何とか収穫。500グラムの種イモからこれだけの量。

　　　　　

　買い物に出るというお姉ちゃんを誘って、一緒に出掛けた。卵の日なので、２回レジに並んで２パックゲット。くりりんは卵が無いとダメなのだ。
　家に帰りついたのが１時前。それからちゃちゃっとお昼を食べて、キヨちゃんはジャガイモの片付けと、畑の後始末。私は手の届く所の草刈りをしていたが、登る事が出来ず、キヨちゃんのいる畑の横を刈る事にした。
　ところが、ほんの数センチ刈っただけなのに、マムシと遭遇。
　「母ちゃん、ハミ出た！」
　「どこ！」
　「いや、母ちゃん危ないけん。」
　「おいといたらもっと危ない。」
　「ほなけど、母ちゃんいつまでも若いわけでないんで。８４でよ。」
こんなやりとりしつつ、一応殺虫剤をまくなどして探してみたが見つからず。
　「もう、ここの草刈りは無理。」
と断念。
　仕方ないので、道の上から届く範囲を草刈り。その時石を噛んだ覚えもないのに、小さな刃毀れがして、ハサミが閉まらなくなった。
　ろくな仕事もしないのに、道具だけ壊してしまう体たらく・・・。あ～あ。
　それでも肩と腰はパンパンだ。
　今夜は鍬を入れてしまったジャガイモで・・・。

＊コンビーフと新じゃがの煮物。
　　　　　

＊ヒイカと大根の煮物。
　　　　

＊ついでに・・・。子猫とバームクーヘンの箱と。（くりりんの弟さんの猫）
　　　　　

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キヨちゃん通院日

　今日はキヨちゃんの通院日だった。本当なら２カ月に１回で良くなっていたのだが、最近のふらつきや痺れの事もあり、念のために脳のＭＲＩを撮る事になったのだ。そして、整形外科でも脊柱管狭窄症の症状が酷くなっているので、受診日を合わせて状態を診る事になったのだ。
　朝早くからの検査だったので、７時４０分には家を出た。くりりんがお休みだったので、買い物とお留守番をお願いする。おそらく一日がかりのお出掛けになるだろうから。
　ついでと言っては何だが、ここ数日咳が出たり、しばらく状態が良かった喉の方が、また痰がらみしたりするので、待ち時間にそれも診てもらう事にした。
　まず脳外科。ＭＲＩを待つ間、キヨちゃんがこんな事を言いだした。
　「母ちゃん最近目薬がひどく沁みる。」
乾燥等で目薬をもらっているが、沁みるというのは初めてだ。今までそう言う事が無かったのだから、傷でもあるのかもしれないと心配した。
　「沁（しゅ）むんだったら入れられんわ。」
　「初めはな、しみなんだんよ。ちょっと前から痛い痛い。」
　そんな事を言うので、まさか目薬と間違えてうがい薬でも入れているのではと懸念した。ちょうど持っていると言うので見せてもらうと、何と２年も前のステロイド剤（点眼）である。おそらく手術した時のものだろうが、一体どこから出てきて、どうして間違えたのだろう？即効没収。
　ＭＲＩの結果は幸い全く問題なし。それから総合診療科で喉を診てもらったが異常なし。ただ、以前出ていた症状は胃粘膜が食道にあると言われていて、症状が改善しないなら組織検査をと前に言われていた。なので、結局来週胃カメラと言う話になった。
　そんなこんなでお昼近くになり、これでお昼ごはん食べて午後一番の整形外科を受ければ終わり・・・と思っていたが、先に胃カメラの説明と同意書を書く事になった。
　サポートセンターに行くと、朝早くから来ているキヨちゃんを気遣って、整形外科の先生が本当は午後からの診察を今からしてくれると言うので、そちらに回った。
　そして相談の結果、狭窄症の治療もするという話になり、そのために心エコーと血液検査をすることになった。身長を測ったら、131.8センチでキヨちゃんもびっくり。
　で、なんだかんだで、お昼にありつけたのが１３時半。それからお薬待ちで、１５時近くになっていた。お昼はシシリアンライスと言うものを食べたが、空腹も手伝ってキヨちゃんも完食出来た。買い物はくりりんに頼んでおいたので、ホームセンターにだけよって戻る。
　今日は大雨だったので、キヨちゃんは車の中で待機して貰った。帰りにガソリンスタンドに立ち寄ると、
　「お、小雨になったなあ。」
とキヨちゃん。
　「母ちゃん、ここ屋根の下じゃけん。」
こんなおバカなやり取りをしながら、大笑いしつつの道中だった。
　夕飯は大急ぎで作った親子丼と大根の味噌汁。これから仕事も忙しくなるが、キヨちゃんの病院も続く。さっそく来週は２回も通院だ。頑張らなくちゃ・・・。

　　　　　

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計算が合わない

　今日仕事中に区長さんから電話があった。運転中で出られず、折り返したがしばらく話中。とりあえず、目的地まで行ってからもう一度電話した。
　ようやく連絡がついた時には問題は解決していたのだが、ご近所のお年寄りが朝から戸もカーテンも開かないと、近所の人たちが心配し所在を確認していたらしい。
　幸いヘルパーさんが入っている家で、法事で早くから出ていると分かったらしいが、独居なのだから隣へでも一言伝えといたら良かったね～という話だった。
　さて、家に帰りキヨちゃんにその事を話した。と言うのも、そのおばさまはキヨちゃんのお友達である。すると、
　「まあ、母ちゃんも今日２回も電話したんよ。電話に出んけん、畑にでも行っとるのかと思いよった。」
と言う。そう思ってくれていて良かった。心配して探す中にキヨちゃんがいたら、ドキドキして大変だったろう。
　そのキヨちゃんだが、今日は電話の日だった。そのおばさまに連絡がつかなかった後、親戚２軒に電話している。一軒はこの前九州でお世話になった従兄。連絡がつかなかったので、
　「これは姉さん（キヨちゃんの姉）の所に行ったんだろう。」
と今度は福岡の伯母様に電話。すると予想通りそこに従兄はいた。
　従兄たちは、先日高野山に行ってきたので、その話をしてもらったらしい。というのも、伯父は高知県に住んでいた頃、繁藤災害の２次災害で亡くなっている。つまり地元の消防団の悲劇である。繁藤には合同慰霊碑があるが、墓は高野山にあり、何でもその土地が借地で返さなくてはならないので、遺族が慰霊祭に呼ばれたようだった。土地を返してお墓をどうするのか、その辺りはよく聞いていない。
　その話をしていたら、キヨちゃんが、
　「早いなあ・・・。あれからもう６０年じゃって。」
と言った。おいおい、計算が合わない。
　「あのなあ、おっちゃんが死んだ時、私記憶にあるよ。私まだ５０歳になっとらん。」
　そう言うと、
　「ほんなら、47～8年前か。」
　「あのな、私が幼稚園の時、交通事故で入院した時はおっちゃん生きとったろ？私が小学生の時じゃわ。」
　そうなのだ。いつかははっきりしなかったが、その事で父が高知県に行った事も覚えているので、十分小学生にはなっていたはずだ。すると、
　「ほんまじゃ。お前の事故の時、義兄さんびっくりして車飛ばして来よって、警察に捕まったんじゃ。スピード違反までして病院に来たおっちゃんに、お前は『おっちゃん、何しに来たん？』って言うたんじゃ。」
そう言って笑った。なんてやつだ私。と言うか、それほど飛ばしてきたという事は、直後だと思うが、私は意識不明の重体だったはずだが・・・、いつその暴言を？？
　何にしろ、６０年ではない事は分かってもらえたかな・・・。

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腰と肩に来た～！

　今日はお休み。なので、昨夜は久しぶりに夜くりりんと晩酌し、今朝は寝過ごしてしまった。
　幸いくりりんの出勤が遅いので、何とかお弁当も間に合った。そして、休みの日なので慌てず準備できたので、久しぶりにお弁当に一口トンカツを揚げてあげられた。朝早起きしないと、粉やパン粉を使うのが後片付けもいれて面倒だ。怪我する前は朝から色々作っていたのだが、入院以来甘えて、最近手抜きが多い。だから、たまには・・・である。
　さて、くりりんを送り出してからキヨちゃんの畑の手伝いをした。干肥を運び、ほんの少しだが畑を耕した。慣れない鍬の扱いにキヨちゃんが笑う。
　「どうぞ、えらかろうが（きついだろう。）。」
　「うん。」
　慣れないとはいえ、キヨちゃんよりはるかに若い私である。だから、慣れているとはいえ、８４歳のキヨちゃんには、しかも病後であるのだから、きつい仕事である。
　その後、キヨちゃんは自分なりの畑仕事。私は庭の草むしりをした。リュウがテンションが上がって、甘えたり遠目に見たりしながら一緒に過ごした。お陰ではかどったのかどうなのか、キヨちゃんに、
　「１２時過ぎとる。」
と呼ばれるまで集中していた。
　お昼は育ち過ぎたレタスを入れて塩ラーメン。雲行きが怪しくなってきたので、食後に布団や第一弾の洗濯物を取り込んで、残りは軒の下に入れた。
　それから、キヨちゃんも私も１時間くらい休憩。それからキヨちゃんを手伝って玉ねぎを（キヨちゃんが束にしたのを）、軒にぶらさげる。そこからまた草むしり再開。１６時半まで頑張ったが、腰と肩に来て、ちょうどキヨちゃんも、
　「しんどい。もうやめんか。」
と言ってきたので今日は止めにした。割れてしまったキャベツが沢山あるので、今夜はお好み焼きと決めていた。下ごしらえをしてお風呂の準備をしてから、リュウの散歩に。
　くりりんが戻るのを待って一緒に買い物に出た。戻ってから夕飯。キヨちゃんは疲れたので、食後はすぐに寝室へ。
　お風呂に入ってからくりりんと「天皇の料理番」を観る。くりりんがお風呂からあがったら、お風呂掃除だ。
　うん、それでも普通の掃除は出来なかったし、草もまだまだ残っている。主婦まだまだ半人前である。

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死刑宣告？

　今日は何とか仕事の段取りがついて、気になっていた事務所の掃除も出来、定時で終わる事が出来た。明日は休みなので、私がキヨちゃんの代わりに教えてもらって畑を打つ約束だが、雨の予報でもあり、今日夕方は晴れていたのでくりりんにライン。
　「仕事終わってから畑耕すの無理？もし出来そうなら母さんに声掛けて。無理なら私が明日する。」
　「今朝トマトの手（支え）を打っといてって頼まれたから、帰ったら聞いてみるね。」
　そんなやり取りの後、家に戻るとくりりんはトマトの手をしに畑に。耕すのをどうするかキヨちゃんに聞くと、
　「くりちゃんも疲れとるのに、明日でええわ。」
と言う。
　「ほんなら予定通り私がするけん、教えてな。」
と言う事になった。
　さて、そんなやり取りの間も何となく上の空。そして意を決したようにキヨちゃんが封書を手渡す。
　「死刑宣告が来た。」
へ？
　「子宮がんと乳がんと両方引っかかった・・・。」
！！！！！マジで？
　そうなのだ、先日市の検診で子宮がんと乳がんを調べた。その結果が届いたと言うのだ。勿論、検査で引っかかっても、ガンと決まった訳ではない。しかし両方って・・・。
　恐る恐る私は封筒から書類を引っ張り出した。
　「乳がん検診・・・・今回の検査で異常は認められませんでした。」
　「子宮がん検診・・・今回の検査で異常は認められませんでした。」
おいおい！正常じゃないか。
　「母ちゃん、異常なしって書いとる。」
　「え？異常ないん？ほなってちゃんと調べえって書いとろう？」
　よく見ると念のために乳がんは１月ごとに自己診断を勧めるような記述がある。それと、１番から異常なしから異常ありまで全部記述があって、該当する番号に丸がついているのであるが、全部読んだのかもしれない。
　「母ちゃん、余命を切られたと思うて、こんなんじゃいかん、生きとるうちは頑張らな。ちゃんと病院行って調べてもろうて、命のあるうちはお前らに迷惑かけんように、出来る事を頑張ろうって、思うたら涙が出て・・・。」
　そんな事を言いながらウルウルするキヨちゃん。どれほど心細かっただろう。怖かっただろうと思うと可哀想なのと、ドジさに笑えるのとで、物凄く愛しくなった。
　ほっぺたを両手で包んだら、涙が出た。
　「怖かったよな。慌てん棒じゃなあ。」
そう言って背中をさすった。
　後でくりりんに報告したら大笑い。
　「いや～、ただいまって言った時、いつもと全然違って暗かったと思った。」
でも、本当に笑い話で良かった。
　お風呂の後体重計に乗ったキヨちゃんから、
　「ちょっと太った！」
と嬉しそうな声がした。

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優しくしなきゃとは思うのだけど・・・

　うちのキヨちゃんは、少し調子が良いと無理をする。最近は食事も少し良く、時々「しない」はずの間食もしている。
　つい最近まで朝起こすまで起きられなかったのだが、最近は私が母屋に行くとすでに活動している。
　それはそれでいいのだが、その分後からきつくなる。きつくなって愚痴を言う。まあ、愚痴までは良いのだ。しかし、愚痴のはけ口は結局私たちへの不満になるので、
　「しんどいんだろうな。」
とは分かっていても、こっちに余裕が無いとつい怒ってしまう。
　今日は会議もあって、明日締め切りの書類もあって、新規の相談業務もあって、それでも明日の朝に回せるものは回して大急ぎで帰ったのだ。
　ところが、帰るなり泣きながら訴える。
　「しんどい。母ちゃんは朝６時から働っきょる。お所帯しいかねる。つらい。するな言うけんど、せんかったら事足らん。母ちゃんはお前が可哀想じゃけん、黙って辛抱してしよる・・・etc.」
　冷静になれば、いたわりの言葉でもかけて、ちょっと笑ってしまってもいような事だが、こちらに余裕が無いので一々頭にくる。
　喧嘩してしまってから、いかんな～とは思うのだ。
　この生活、何とかしなくては。当分人も入りそうにない。どんだけ段取りしても残業なしは無理だ。余程人相手でなければ、職場を変えるとか辞めるとかの選択肢もないわけではない。ただ、それほど無責任な事も出来ない。
　どうしたもんかなあ・・・。

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梅雨入り、息抜き

　今日は雨降りのお休み。しかもくりりんもお休みだった。
　朝から結構降っていたので、特に作業もせず買い物に出た。キヨちゃんの頼まれごともあり、リハビリの訪問看護ステーションがサテライトとなったので、名前の変更など特定疾患の書類を持って保健所にも行った。
　家に戻ったのがお昼過ぎ。雨降りだから昼から雨が止んだら、雨で流れてきている枯葉の掃除をしようとくりりんと話していたが、帰ってみると雨の中キヨちゃんが済ませていた。あらら～である。
　しかし、結局梅雨入りしたらしいとニュースで知る。と言う事は午後からも雨で、いずれにしても雨の中の作業になったと言う事か。
　昼からキヨちゃんはリハビリ。私は少し休憩してリュウのブラッシング。雨降りだけど、畑から新じゃがと新玉ねぎをキヨちゃんが収穫してくれたので（これも、私も取りに行ったのだが、一歩手前にキヨちゃんが収穫していた。だから、どちらもいっぱいだ）、夕飯はじゃがいも中心メニューに。

＊しんじゃがの小さいのを素揚げにして塩だけで。
　　

＊手羽先と玉子を酢や紹興酒で甘辛煮に。
　　

＊新じゃが新玉ねぎ、コンビーフをチーズ焼きに（ジャガイモがちょっと火の通りが甘く残念）
　

　夜はキヨちゃんとカラオケ番組を楽しんだ。くりりんは離れで撮り溜めた番組を観ていた。それぞれ、のんびりまったりした時間。
　まあ、こんな日もいいか。

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テレビで観る家庭の医学

　うちのくりりんは苦手だが、私もキヨちゃんもテレビでする家庭の医学だの、健康番組などが結構好きである。自分がかかりそうもない病気から、身近な病気まで、心配したり感心したりしながら観るのである。
　ただキヨちゃんの場合、何でも、
　「母ちゃん、ガンじゃなかろうか？」
　「母ちゃん白血病じゃなかろうか？」
とすぐ感化されてしまうので、ちょっと困るのだが・・・。
　さて、今夜は睡眠についてやっていた。血糖値も睡眠不足と関係しているらしい。その辺りは、血糖値に心配のない三人は流してみていたのだが、次に来たのが腰痛である。
　キヨちゃんは後縦靭帯骨化症だが、腰部の脊柱管狭窄症もある。だから、
　「これが、母ちゃんの病気ね。」
と説明した。
　ただキヨちゃんの場合腰痛ではなく、それによって足腰に痺れが出ているので腰痛とはちょっと違う。だから、キヨちゃんは身体をさすりながらこう言った。
　「母ちゃん、腰は痛うないんよな～。足がしびれるんよ。腰がどこかも知らんもん。腰ってどこ？」
・・・流石である。
　その番組で、寝返りがちゃんと出来るベッド（布団）かどうかのチェックをしていた。すぐ影響されるキヨちゃんは、テレビを観ながら居間でゴロゴロ寝がえりをしていた。
　「あのな、布団の上でせな意味無いけん。」
そう説明しても意に介さない。そして、腰痛を知らなかったキヨちゃんは、その体操の後起き上がって、
　「あいたた・・・。」
と腰をさすっていた。はい、そこが腰ですキヨちゃん。

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