すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

久しぶりの整体

2008-06-30 22:06:51 | ひとりごと
 支援センターに異動になって、身体介護をすることがなくなり、腰痛はなりを潜めていた。慣れない運転とパソコン相手の仕事で、肩こりと頭痛は増えたがメンテナンスが必要とは思っていなかった。
 ところが、昨日の朝目覚めると背中と腰に痛みがあった。激痛というのではない。嫌な感じの違和感である。このまま普通に起きあがったら腰が抜けてしまうと感じる違和感だ。少し動くとシャープな痛みが走った。
 ゆっくりと横になってから、ベッドを降りた。歩き始めるとこれは歩けなくなるかも・・・と感じるほど、足に力が入らなかった。
 けれど、少しすると普通に歩けるようになったので、そのまま仕事に出た。
 日曜日、整体は予約がいっぱいのはずだと思いながら昼休みに電話してみた。幸い空きが結構あった。天気予報で大雨とあったので、敬遠したみたいだ。
 仕事を終えてシャワーを浴び、久しぶりの整体へ。
 「ちゃんと教えた体操しよらなんだな。」
施術を始めるなり先生に言われた。
 「だって、最近痛くなかったんやもん。」
 「だってじゃないわ。」
 先生に叱られながら、治療を続けた。どうやら首や肩から来ていて、ねじれがあるらしかった。特に右が痛い。
 でも、お陰で今朝は爽快に目覚めることができた。いつまでもつかなあ??今日も体操してないし・・・。ちょっとしとこうかな。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大銭・小銭

2008-06-28 19:00:43 | うちのキヨちゃん
 我が家で買い物をするときは、大概は父が大蔵省である。私が私物を買うのは私のお金だし、キヨちゃんが自分で買い物することもあるが、生活で必要な物は父の財布から預かっていく。
 以前にも書いたが、父はあまり小銭を財布に入れない。集金などで小銭が必要なことがあるので、それように居間に別の小銭入れを置き、几帳面に銀貨銅貨1円玉と分けて入れてある。だから、買い物のおつりはお札は父の財布に戻すが、小銭はキヨちゃんのものである。通院介助の時などは私がいただくこともある。
 今日はキヨちゃんが久しぶりにパーマに出掛けた。父の調子が良く私が休みだからだ。キヨちゃんを美容院まで送って、私は頼まれた買い物を済ませて戻った。それから夕方戻ったキヨちゃんに買い物のお釣りを渡した。千円札数枚と小銭が少々。
 いつもならお札は父で小銭はキヨちゃんなのだが、今日はこんな事を言う。
 「小銭は父ちゃんの小銭入れに入れないかんわ。」
まさか、小銭は父ちゃんで大銭は母ちゃんなどと構図が変わったのではあるまいな?と一瞬思ったが、さすがにそこまでがめつくはなかった。
 するとキヨちゃんはこんな事を言う。
 「父ちゃんの小銭入れ、見るたんび(度)に無くなっとって寂しい。かわいそう。」
ん?見る度に減る?そんなバカな。
 「母ちゃん、減るのはおかしいやろう。私も父ちゃんの小銭は使わんし、集金の時出すったってそんなに集金ないでえ。」
 するとキヨちゃんは笑いながらこう言った。
 「母ちゃんがバス代とか色々使いよる。」
・・・・・。
 「無くなったと言うなよ。使ったんなら返せよ。」
私の突っ込みに一層声を上げて笑うキヨちゃんである。


にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福祉関係者の犯罪

2008-06-27 20:52:14 | ひとりごと
 新聞に福祉関係者の犯罪が取り上げられる。その度にいたたまれない気分になる。施設関係者にあっても、入所者や家族との信頼関係づくりは簡単ではない。ましてや在宅に到ってはもっと大変である。
 自分の事として考えてみても、見ず知らずのケアマネージャーにどこまで任せられるのだろう。そして、計画を立てた後ヘルパーであったり、通所の介護士だったり、訪問入浴のスタッフだったりをどこまで信頼できるのだろう。
 だから、スタッフは誠心誠意努めて、やがて信頼を得るのだ。それが分かっているからこそ、私たちもスタッフを信頼して仕事を依頼するのだ。
 ほんの一握りの不心得者が、そのすべてを台無しにしてしまう。自分で出掛けられないお年寄りが、買い物などにお金を預ける。貯金などの貴重品を頼むこともあるだろう。きちんと収支を合わせて見せていても、物忘れが始まった方などは「無くなった。取られた。」と言うこともある。そんな中で、ご本人や家族に信頼を得ていくということを考えて欲しい。それをそのお年寄りが「分からない」からと、搾取する・・・。考えられないことだ。思いつく方がおかしいのだ。
 信頼していた人に裏切られたご本人の心を思うと辛い。家族の憤りを思うとやるせない。スタッフを信頼していた同僚や上司の事を思うとたまらない。
 私は日々懸命に仕事をしているスタッフを信頼している。守秘義務があって書けないが、とんでもない現場もある。その中で頑張っているヘルパーさんには頭が下がる。だからこそ、関係者の犯罪は許せない。


にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虫もつかないが、虫はかみつく・・・

2008-06-25 23:02:09 | ひとりごと
 私の仕事は常にジャージが仕事着である。出勤してジャージに着替えて、事務所の掃除をしていたら大腿部に「チクリ」とかすかな痛みがした。
 「ゲッ!」
これは、ジャージの中に虫がいるに違いない!と慌ててジャージをゆすってみる。何か虫が入っているような違和感はまるでない。ゆすっても落ちてくる気配もない。おそるおそる更衣室でひっくり返してみたが分からなかった。
 ところが家に帰ってから見ると、なんと大腿部は7カ所の虫さされの痕。しかも足首にもあるところをみると、やはりゆすった時に落ちて最終足首を噛んだってことではないのか?一体何者だろう?かなり小さい虫なのだろうが。しばらくはかゆみがひかないだろうから、鬱陶しい。
 仕事柄車で山間部を走り回る。最近はとにかく暑いので、窓は全開である。山道などそこに木の枝や葉っぱがあるのだから、森林浴もいいところだ。でも、国道は暑くて日焼け止めを塗っていても、悲しいくらいに日焼けしてしまう。
 先日もさんざん山の中を走った後、公用車のガソリンが減っているので給油に立ち寄った。全開の窓から
 「すいません、レギュラー満タン。」
そうすましてお願いしたが、ふと違和感を覚えて頭を振った。そこにはヘアアクセのように、かめ虫がいた。
 ああ、虫も付かない女の、悲しい虫の話である。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今更・・・韓流

2008-06-24 22:26:09 | ひとりごと
 韓流ブームはいつだっただろう?とにかく会社でも、すごい人気でDVDが職員の間を行き来していた。
 実は私は「流行物」が苦手である。あまのじゃくなのか、単にマニアックなのか、やたら流行っていると近づけない。子供の頃から流行歌にはついていけなかったし・・・。今でもカラオケ何かに行くと、歌に困ってしまう。
 だから、「韓流物」はほとんど見ていない。恥ずかしながら「冬ソナ」ですら見ていない。ヨンさまを宣伝で見ては、イケメン好きのキヨちゃんと「綺麗な人じゃなあ。」と話てはいたのに。
 初めて韓流にはまったのは「チャングム」である。途中から観た上に週末の遅い時間だったにも関わらず、すっかりはまってしまった。なんのことはない、時代劇が好きなのである。
 他にも時代劇「韓流」には魅力があるのだが、遅い時間についていけず見逃している物がほとんどだ。そんな中、今夢中なのが「ファン・ジニ」である。我が家には衛星放送がなかったので、ケーブルテレビが入ってからいい時間に観られるようになり、普通にはまってしまった。全24話で、今12話まで来ている。10話前後は毎週大泣きして、疲れるほどだった。
 そう書くとすごく悲しいだけの物語のようだが、ヒロインが逞しくていい。そして、ライバルや悪役が主役に劣らず魅力的である。
 今更・・・ではあるが、日曜の夜が待ち遠しい私である。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

味付け

2008-06-23 22:27:41 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんは料理上手な方だと思う。決してご馳走が作れるとか、店が出せる腕前だとかではない。我が家の「おふくろの味」だから、美味しいと感じるだけかも知れない。子供としての欲目はあるが、味付けは上手だと思う。
 ところが、最近は年のせいもあるのか時々びっくりするほど濃い味付けの日がある。キヨちゃんはもともと鹿児島なので、味付けは「しっかり」している方だ。ただ私も父も「薄味」なので、合わせて薄味の味付けにしているのだ。
 そこへ持ってきて、キヨちゃん独自の天然がマックスになると、料理上手味付け上手の母はなりを潜める。
 うっかり私の鰻丼だけうなぎのたれと間違えて「焼き肉のたれ」を塗る。うっかりカレーのルーにクリームシチューのルーを混ぜる。うっかり・・・。
 そんなキヨちゃんだが、私が料理を作ると必ず味見をしてもらう。その少しのアドバイスで味が決まるからである。しかし、今朝ちょっと信念を揺るがす事があった。
 食後のコーヒーを飲もうとした私だが、カフェオレにしたくなった。よりあっさりと「豆乳」を使うのが私流だ。そこへ「食いしん坊」のキヨちゃんが現れて
 「何飲んみょん?」
と欲しそうにした。
 「飲む?」
と私は飲みかけのカップを手渡す。
 「おいしい?」
そう聞いた私に、味付け上手のキヨちゃんは少し考えてからこう答えた。
 「う・・・ん。塩が効いてない。」


にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水入らず

2008-06-21 15:22:17 | ひとりごと
 どこにも出掛けることのないお休みは久しぶりだ。だいたい休みは父の通院か母の買い物と相場は決まっている。でなくても私自身のお出かけもある。だから、一日まったりと自宅でいることは珍しい。
 せっかくだから早起きして、ずっとさぼっていた衣替えを(え?今更?と言わないで)ようやくした。それから餃子を作る準備を始めた。ふと冷蔵庫をみるといただきものの「おから」がある。
 実は私は好き嫌いがほとんどないが、おからは苦手である。キヨちゃんが大好きなので貰ったのだが、今回は飽きたらしく手をつけようとしない。仕方ないので、餃子に混ぜることにした。合い挽き肉が少ないので、おからもあまり使えない。ぽそぽそするだろうから、水餃子にした。残ったおからはハンバーグに。これも肉がないのでほとんどおからだけに卵とツナである。焼いてみたが予想通りめちゃめちゃぽそぽそなので、煮込みハンバーグに変更した。
 婆ちゃんの家に差し入れに行くと、案外好評でほっとした。戻ると父が
 「お好み焼き、小判くらいの大きさのが食べたい。」
とリクエストしてきた。おかずは用意していたのだが、父が食べたいのなら是非もない。さっそく準備した。
 父が大きさまで言うのには訳がある。うちのキヨちゃんは小さいお好み焼きが作れない。材料が多いのも原因だが、それでも小さく焼けばいいのだが、どういうわけかフライパンの大きさにしか作れない。だからいつも顔が隠れるくらいのでかいお好み焼きが、一人1枚出来上がるのだ。当然だれ一人食べきれないから、しばらく続く。だめだと分かっているのに毎回そうなのだ。
 昼食はリクエストの大きさより若干大きく手のひらサイズにした。それと水餃子を父はしっかり食べて、デザートのフルーツも食べた。何より、自分で離床して母屋まで歩いてきて昼食にしたのだ。
 父が起きてきたので、くろべえははしゃいで走り回る。食後はうたた寝する父とキヨちゃんの間を行き来してくろべえもうたた寝。その後雨が降り始めるよ・・という意見は無視して父は縁側へ。気になったのかくろべえも縁側へ。
 いよいよ雨が本降りになってから、ようやく父は寝室に向かった。今は友人のくれたCDを聞きながらご満悦である。
 久しぶりの水入らず。よい休日だった。
 (写真は友人の育てたバラ。) 

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミニミニ同窓会??

2008-06-20 01:25:47 | ひとりごと
 今日は久しぶりに幼なじみ数人と飲んだ。気の置けない仲間との飲み会はいいものだ。先日何年かぶりに劇団の仲間と飲んだが、同じ時代を同じ空間で過ごした仲間もいいが、幼なじみはま違った良さがある。
 気楽だった。気負いもなく、自分でいられる。気持だけは子供でいられる。話す内容は大人なのに、それでも気持は中学生だ。
 たまにはいいな・・・。また、気楽に飲めたらいいな。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ああ、勘違い。

2008-06-17 23:55:02 | ひとりごと
 先日家族で鮎を食べにいった話を紹介したが、その日の事だ。食事が出来て3人とも満足していた。お会計をしようと席を立つ準備をしていると、うちのキヨちゃんは何だか一所懸命に床を掻いている。一体何をしているのだと思うと
 「ありゃ、10円かと思うたら違うた。」
などという。よく見ると床の木目の「節」が10円に見えたらしく、一心に拾おうとしていたらしい。見れば「節」はそこここにある。さぞや「タカラの山」に見えたことだろう。
 「母ちゃん、欲なけん、10円に見えたって。」
と3人で大笑いした。
 夕方たまたま食事中にテレビに「久石 譲」さんが出ていた。実は私は彼の大ファンで、毎年コンサートに行っていた。もっとも最近は父の調子が安定してなかったので、何ヶ月も前からチケットを押さえることが出来ず、見送っている。
 大阪に行くのはコンサートか観劇と決まっているので
 「この人よ。私この人のピアノ聴きに行っきょったんよ。」
と説明した。するとキヨちゃんが
 「まあ、おっさんでえ!」
などと失礼な事を言う。続いて父までもが
 「おっさんじゃないか。」
と言い放った。・・・芸術におっさんは関係ないやろと思いつつ聞いていると
 「お前の大阪の友だちは同い年の女の子じゃなかったか?」
と聞いてきた。
 「うん。友だちはそうじゃよ。」
 「これ、おっさんじゃわやあ!」
・・・・。あの、久石譲さんは「友だち」ではありませんから。
 「えっと、大阪の友だちは女の子で、この人は友だちじゃなくてピアノ弾く人。」
 どうやら「女友達に会う」と言って「おっさん」に会いに行っていると勘違いしたらしい。大いなる誤解だが私の説明で両親が納得したかどうかは定かでない。
 ああ、天下の久石譲様!両親の勘違いをお許しください。(友だちになれるもんなら、なりたいわい!)

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの外食

2008-06-16 16:53:55 | ひとりごと
 今日は父の通院日。透析液が何日か濁っていたので、念のために検査に出した。家の場合は直接パックに溜まるタイプではなく、タンクに廃液が溜まるのでタンクの汚れ具合から濁ることもあるので、取って調べないと分からない。チューブの途中に専用の採取パックを取り付けるのだ。見た目からして綺麗だったが、念のために検査に出した。結果は問題なし・・・で一件落着。
 帰りに簡単に買い物をして、ほとんど家に帰り着く頃
 「鮎が食べたい。」
と父が言い出した。
 父が「食べたい。」と言うことは稀なので、是非ともリクエストに応えたい。そのまま小歩危の専門店へ向かったが「定休日」だった。手前にも専門にしているところはあるのだが、そこはたぶん「コース」で予約がいるはずなので、近くの温泉に行った。
 問い合わせるとあるとの返事で、さっそく展望レストランへ。
 「鮎、解禁ですから・・・」
と受付で言っていたが、まあ、天然物の今日捕れましたってものではなかろう。でも、冷凍でも十分に美味しかった。(ちなみにこの辺りの吉野川は鮎が捕れるので有名)
 父は鮎を半分、唐揚げ1個、ご飯半分、みそ汁1杯を食べた。父にしては上出来である。よい傾向である。続いてくれますように。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする